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元不登校の夏休み

~生きる意欲とは~


1学期休まず登校しました。👏👏👏
それでいよいよ夏休みに突入したのですが、
…なんもしねえ。

宿題もあるけど、まあやりたきゃやるだろう。
(やりたいわけないからやらないのか?)

バイトしたい!
と言ったと思ったら
働きたくない!
と言ってみたり。

そして音楽をひたすら聴いて歌って(これが本当に一日中歌う)
なんも、というのは言い過ぎで音楽を聴いて歌を歌ってはいます。エエ。
食事もしています。エエ。

宿題は、どうするのか。
明日宿題やってみて、いけそうならバイト応募しようかな
などと言っていたが、やっていない。

なんもやる気ねぇ。

イライラしたら負けだ。

はい、負け~ヽ(* ヘ *)ノ

そしてお盆がきて台風が過ぎ去り、、、なんもしねえ。

ううむ。
困ったなと思っていたところ、先に手をつけた友達からかなり大変で早めに着手した方がいいとアドバイスを受け、ちょうどそこにやってきた受験生のいとこと一緒に宿題をすることになりやっとやっっっっっとちょっぴり進めることができました。

我が身を振り返り、夏休みは確かに宿題ためたし苦労したし、しかし親に宿題どうこう言われたことないですし
本人に任せるしかないだろうと思います。


近所に大学生のお姉さんがいまして、どうも最近(夏休み前から)大学に行っていないらしいなどと耳にして、その身内からはどうもその子の親が生ぬるい、というか、自分ならそんな風に放置しない(説教するとか、辞めさせるとか)などと話していたのですが、

私から見るとその親御さんはたぶん、甘やかすわけでもただ単に放置しているわけでもなく、心を砕いて精一杯対処しているように感じるのです。

叱るとか、話し合いとか、それでなんとかなるならみんな苦労しないです。

Q:どうしたいんだよ?!
A:どうしたらいいかわからないよ!

生きる意欲はどこから生まれるのでしょうか。

私が子供が生まれてからずっと大切にしてきたのは
「ワクワク」することです。
夜の散歩
犬とキャンプ
新しいくつ
爪に貼るネイルシール
一緒に料理だとか
屋上で寝転んで星を見るだとか
寝袋で寝るだとか
木登りだとか
お絵描きだとか工作だとか
音楽を聴くとか
歌を歌うとか
なんでもいいんです。
たくさんとれたトウモロコシをゆでて食べるとか
虫が庭に大発生してうひゃーってなることとか
たくさん本を読んで
たくさん映画を見て
時に舞台を観に行って

一緒に笑って
一緒に泣いて

そして私が、人生を楽しむ。
子育てを楽しむ。
なんてことのない日常を楽しむ。
ままならないことを楽しむ。
視点を変えて、苦難も乗り越える。

それで私はいいと思っていたんです。

子供たちが不登校になるまでは。

今となっては、さきまわりが良くなかったのか
親がもっと努力して何かを勝ち取る背中を見せることが出来なかったからなのか
断固たる信念がなかったからなのか

なかったわけじゃないんだけど、、、
という
この”ゆらぐ”ところがだめなのか。

で、
ここでこのままでいいんですよ
今の状態でちっともダメじゃないですよ

っていう人も出てくるんです。

この夏休み、息子は何人かに
バイトなんてやってないでちゃんと就職しろ!
あるいは学校へいけ!
と言われました。

中学校を卒業しすぐ家を出て就職し、働いて家庭を持ち
今もなお働いている(!)団塊の世代からすると
何やってるんだと思うのは当然かもしれません。

本人もなぜそう言われるのか
そうすべきなのか、いや時代が違うのだ、
自分は自分の道を行くのだと貫くのか、
とりあえず時間が欲しいのか
色々考えているでしょうか。


結局死ぬまでわからないんだなぁ。
死ぬときもよくわからないかもなぁ。


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