控えめツナメルトなホットサンドと葡萄のサラダ

今朝のこれはなんというか、本人的にはちょっと残念な仕上がり。
でも食べるとなると多分、これがベスト、という気持ちもあってぐるぐるしちゃうヤツです。

先日焼いたカンパーニュ、スライスしたらこんな感じでした。

やっぱり前回よりも高さが出なかったという結果なのですが、全体の面積としては広がったので、気泡もまあまあ均等に入り、軽い仕上がりのよう。
今回はカンパーニュを焼いたらやってみたかった「フライパンで焼くホットサンド」を実現させることにしたんです。
中に挟むのは、ツナとチーズ。
焼き上がって、ザクッとナイフを入れたらその断面からとろーりとチーズが流れて溢れてくるアレ、ツナメルトを作りたい！

作っている最中の写真がないんですけど、、、
（朝ごはんの時というのはなかなかそこまでの余裕がなくって）
スライスしたカンパーニュにシュレッドチーズ、そして軽くマヨネーズで和えたツナ、クレソン、そうしてまた最後、１番上にドーンとシュレッドチーズをのせて、もう１枚のカンパーニュでサンドしました。
なかなかの量のチーズを使ったつもりなんです。サンドする時に横からパラッと溢れてきちゃうのを、箸でギュッと押し込むくらいには入れました。

それを薄くオリーブオイルをひいたフライパンで両面じっくりこんがりと焼き色がつくまで焼き付けます。
カンパーニュがカリッとバリッと焼けてくる感じが見ていても楽しい。
美味しそうな焼き目が嬉しいホットサンド。

だったんだけど、、、
いざ、ナイフを入れてみたら、あらら、チーズが溢れてこないんですよね。

この「やや」チーズ入ってます感。
なんとも残念！！
辛うじてほんのちょっぴりのとろり、そして、照り。
しっかりとカンパーニュは焼けているし、チーズも火が通って柔らかくなってそれぞれの具材にもカンパーニュにも一体感をもたらしているし、ツナだってあったまってるんだけれども。

あのカットした断面を離そうとするとチーズが糸ひいたり、上下に重ねたらチーズが流れ落ちてくるようなボリュームは出ませんでした。
実に残念。

でも。
これ、食べてみたら味のバランスとしてはとても良かったんです。
ライ麦の軽い酸味、全粒粉のざっくり感、そんなパンの味わいと食感に、程よいチーズとツナの分量でした。
クレソンはあまり味わいにも食感にも影響はなくって、これは彩りだけのようなものでしたが、まあそれはいいです。

たらーりとろーりというビジュアルは叶わなかったけれど、食べた感じはとても好み。
すごく難しいところになってしまった。
ビジュアル優先にしたら、多分これ全部食べたら重いんだろうなぁ、そしてカロリー爆弾になる一品。
ああ、でもせっかくならば、あのシズル感溢れるビジュアルも叶えたいという気持ちも捨てられない。
そんなことをうんうん考えながらの「朝ごパン」になっちゃいました。

モッツァレラチーズとかのもっとあっさりしたチーズで試してみたらいいのかな？
チェダーやゴーダだと、濃厚な仕上がりですもんねぇ。

色々考えるところはありましたが、ホットサンドメーカーでプレスするスタイルではない、このフライパンで焼くホットサンド。
念願は叶って良かった。
次はどうしてみようかな、なんてことも想像膨らまそう！

そして、そんなツナメルトとパパッと合わせたのは、葡萄をたくさん入れたサラダです。

しっかりと写っている写真が本日はない。
それというのも、このホットサンドを「フライパンで焼いた」感を出したくて、背景にフライパンが写り込むような写真にしてるから。
自己満足。

食べやすい大きさにカットしたグリーンレタス、ワイルドルッコラ、チャイナ、エンダイブに、種無しで皮ごと食べられる半割りにした赤い葡萄をたっぷりと混ぜ込んで、オリーブオイルと塩胡椒、ライムをギュッと絞り、カッテージチーズを散らしました。
葡萄の甘い果汁が口の中で、じゅわーっといい感じに全体をまとめてくれるドレッシングのようになります。
フルーツを入れたサラダの中でも、葡萄は本当に使いやすい。
何にでも合わせやすくて、便利です。

ウッドボードには、カットしたミディトマトにレモンオイルとイタリアンパセリ。
葉取らず林檎、オレンジジュース、ホットコーヒー、というラインナップでした。

しつこいようだけれど、どうも地味な仕上がりになっちゃった今朝のホットサンド。
これ、カンパーニュの色合いとフィリングにしたツナの色味が似過ぎているところも敗因ですよね。
もっとくっきりとコントラストが出るような組み合わせにしたらいいのかも。
カンパーニュ、、、今度はミートソースとかも挟んでみようかな？
ツナメルトの時はレッドチェダーにするとか。
美味しく出来る、美味しく食べられる、というのは満足だけれど、見た目にやっぱりトキメキたい。
「わ！美味しそう！！」というビジュアルは、それだけで “美味しさ３割り増し” だと思うんだよなぁ。
ツナメルトも、修行だなぁ。
（課題が多い）