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爪もみ健康法と井穴と薬指

会社の喫煙所で、先輩2人と雑談をしていたときのことです。
A先輩「昨日、全然眠れなかったんですよねー」
B先輩「なんか指の爪の付け根を20秒ずつ押すと眠れるようになりますよ!薬指以外」
私「なんで薬指だめなんですか?」
B先輩「なんでだろ?」
という会話がありました。

無駄な雑学が好きな私としては、「◯◯らしいよ〜」ではなく、「◯◯は△△によって□□となるらしいよ〜」と伝えたいので、調べてみました。

まず、「爪もみ健康法」とか「爪もみ療法」というものがあるそうです。
それは井穴(せいけつ)と言われる両足の爪付近にあるツボを、揉んだり、爪楊枝の背の方で押したりすることで、様々な症状を良くしたり免疫力を向上させるという健康法です。

井穴には(特に内臓系の)自律神経を整える効果があるのに加え、それぞれの指でどんな症状を改善できるかといったものがあるようです。
細かい症状については、興味のある方は調べて貰うとして、ざっくりと親指が呼吸器系、人差し指が消化器官系、中指が耳、小指が循環器系とのことです。薬指はかるい鬱や、眠い、だるいなどの症状に効くらしいのですが、他の4本の指は副交感神経を刺激するのに対し、薬指は交感神経を刺激するらしいのです。
ざっくりと言えば、交感神経が活発な際は興奮状態、副交感神経が活発な状態はリラックス状態です。
最初の話題である「不眠を改善する」という目的においては、薬指を刺激しないほうが良いという理由に繋がるようです。

「爪もみ健康法」などで検索すると薬指は刺激しないほうが良いという情報も散見されていますが、自律神経である交感神経と副交感神経はどちらが優位であれば良いというものではなく、バランスよく時間帯や身体の状況に応じて活発になることが望ましいようですので、昼間等に爪もみ健康法をするのであれば、全部の指を刺激しても良いと思われます。

爪もみ健康法と井穴という情報に加えて、なぜ薬指は刺激してはいけないと言われるのか?までセットで覚えられると素敵な雑学となりますね!

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