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【小説家になろう】書籍化が目標と言ってるけど、僕はナゼ「異世界」ではなく「歴史」を書くのか?

どうも、久保カズヤです。

先日、こちらのnoteで取り上げた自作「三国志の英雄にタイマン叩きこむ」という作品ですが、あれから結構順位も落ちて、日間30位あたりをうろうろする様になりました。

https://ncode.syosetu.com/n1153fo/

一時期は日間・週間で1位をとった作品でした。
ただ、書籍化をスタートラインにしたい自分としては、これではそのラインにまだ立てないなと。
そこで打ち切りという形で完結させようと思いました。

書籍化に届くには、15万字書くあたりで、10000ptは必要。
歴史ジャンルに限った話では、ですね。

とりあえずは、ストーリー最大の敵である「董卓」との決着で、一区切りを打とうという構想です。

打ち切りを考え始めて、大体、残り十話分ですかね?
それくらいのパートで最終回へ向け、物語をまとめていく作業に入りました。

ただ、読者様も多く、期待を裏切る形になるのも本当に申し訳ないと感じ、「残り数話の更新で、日間ランキングが3位以内に復帰したら、作品をまだ続けたいと思います」という公約を掲げました。

そこで、ありがたいことにランキングも1位に再浮上し、「董卓」死後のストーリーを現在ねるねるねるね中です。



さて、そうした「打ち切り」を、「なろう」のほうで告知しました。
その告知に対して返ってきた反応が、まとめると次の2点。

① 書籍化するには「歴史」ジャンルは不利ではないか?

② ライトノベルの主流「異世界」でもなく、「歴史」の主流である「戦国時代」でもない作品が、売れるのはとても難しいのではないか?


簡単にまとめると、「異世界」でも「戦国時代」でもない作品では、「三国志」の作品では、書籍化しても売れないんじゃない? って話ですね。

今回はこの話について、自分の見解を話していきたいと思います。


まぁ、最初に結構バッサリと言ってしまうと、
「出版業界が不振である現状で、本が売れるだなんて思ってないぞ!」
っていう意見を自分は持っています。

そりゃあ売れる本や、読まれる本を書く為でしたら、自分も本気で「異世界」の分析、執筆を行います。どうしても「歴史」で推したいなら、戦国時代の物語を書きます。

来年の大河は明智光秀ですし、そのあたりを絡めた物語を、別に今からでも書く事は出来ます。


じゃあ、久保は何を考えているのかというと、「本を売る」というよりは「コンテンツを売る」という方向に持っていく事が、これからの時代は大切なのかなと思ってます。

その「コンテンツ」に選んだのが、自分の場合は「三国志」でした。

「異世界」をコンテンツにするのは、難しいでしょう。
あれは作者の創造に大きく依る要素であり、その作品のみでしか展開が期待できません。

「戦国時代」は逆に、あまりに解釈や展開が多岐にわたりすぎて、レッドオーシャンなのかなーと。
「なろう」を見ても、作品の八割九割が戦国時代なので、ポジション取りが難しい。

じゃあ「三国志」はどうか。

三国志作品の巨頭といえば「横山三国志」ですが、それ以外の主だった作品が無いのが現状。

だからこそ、そこに入り込む要素はある。
ゲームなんかをみると三国志モノってめちゃくちゃ多いですし、その土壌に大いな可能性はあるのかなと。


つまり「小説を売る」よりも「三国志の面白さを伝える」という方向性が、自分の目指す道です。小説はあくまで、手段の一つだと思ってください。
本気で「三国志」の面白さを伝える、それが今の自分がやっていることです。


最終的には、その「三国志」を「歴史」にシフトしていくつもりですが。

理想は「オリエンタルラジオ」の「あっちゃん」がやっている、「しくじり偉人伝」や「中田敦彦のYoutube大学」みたいなコンテンツが、一番スマートな形ですよね。

https://www.youtube.com/channel/UCFo4kqllbcQ4nV83WCyraiw

ていうか、あれを最初は目指していた、ってのは秘密(ぇ
先にやられてしまったので、今は試行錯誤中(;´∀`)


なので極論としては、小説が大売れしなくても良いのです。
売れた方が良いのは間違いないですが、そこにあまり重きを置いていない。

まずは「三国志の小説家」という肩書を持つことが大事かなと。
大人数に届けるよりも、狭い層に深く突き刺す事が、自分にとっての最上です。


それからは、その狭い層の方々がお金を払っていただけるような作品やコンテンツ作りをやっていくつもりなので、書籍化に対する姿勢が、そもそも他の方と違うのかなとは思います。

作家が作家として生きていくには、こういう道を進むしかないんじゃないかなぁ。これからはさ。


うん、だらだらと長くなってしまいましたが、以上が自分の考えていることです。


書籍化もしてなくて、別に「なろう」でも大した人気がある訳でもないくせに、と思っている方にはお詫び申し上げます。

最後まで読んでくれてありがとね☆(ぇ


ではでは。

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久保カズヤ@作家/ゆっくり解説者
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