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異世界魔王ライフ、第18話。魔王城、地下迷宮探索(前編)
(前回までのあらすじ)
女神の策略により、異世界転生魔王な俺。
色々あって、(1話~17話参照)
無事、エーベ村の、町おこしは、成功した。
俺達、キール(以下俺)、アルファ(以下α)、
ベータ(以下β)、ガンマ(以下γ)、
レディ(以下女神)、シグマ(以下∑)は、
故郷。魔王国家の、魔王城に、一時帰還してた。
まぁ、ここなら、何も、起きないだろう(フラグ)
………………魔王城、幹部の間………………
コピーガンマ(以下コピーγ)「おっ。お帰り。
どうだ?外の世界は、楽しかったか?」
コイツは、俺が造った。ガンマの人体複製。
簡単に言うと、コピーロボットだ。
今は、魔王城の、維持管理を、任されてる。
∑「フォフォフォ。
外の世界も、中々良かったぞ。ほれ。土産じゃ。」
コピーγ「ヒァッホーイィ!早速、食うぜぇ!。」
そう言うと、コピーガンマは、
嬉しそうに、去っていった。
俺『…なんだかんだで、色んな所、行ったなぁ。』
β「……思い返せば、長い、旅でしたね……。」
α「……そうね。色々、あったわ……。」
γ「そうか?俺様は、まだ、もの足んねぇぜ。」
∑「そうじゃのう……。
ワシは、まだ、旅を、しとらんぞ。」
女神『そうね。私も、夏祭りと、町おこしで、
まだ、冒険を、して無かったわ。』
α「……なんか、疲れたわね……。」
β「……そうですn……_( 」∠)_バタッ」
ベータは、いきなり倒れた。
俺達『おい!ベータ、大丈夫か!!』
俺達は、ベータの元に向かった。
∑「これは……。少々、厄介じゃぞ。」
シグマは、ベータの容態を見て、言った。
∑「これは、度重なるストレスと、疲労。
そして、長い間、女神の加護の土地で、
カルマが、枯渇して起こる。魔王病じゃ!。」
女神「アルファにも、似た症状が、でてるわ。
二人とも、医務室へ!!」
俺達は、二人を抱き抱え、
魔王城の医務室へ、行った。
…………魔王城、医務室…………
β「……すみません。皆さん。( >д<)、;'.・ ゲホゴホ」
α「……ごめんね。みんな。(⁄-⁄_⁄-⁄).。oஇ」
俺達は、医務室のベッドに、二人を休ませた。
見るからに、かなり重症のようだ。
γ「魔王病か……。寄りにもよって、
一番厄介な病気に、かかるとはなぁ……。」
俺と、アルファ、ベータ以外の三人は、
かなり渋そうな顔をしていた。
俺『そんなに厄介なのか?』
俺は、まだ元気な、三人に聞いた。
γ「……ああ。今じゃあ、発病したら最後、
余命宣告を受けて、そのままアウトさ。」
俺『今じゃあ。
ってことは、昔は、治ったって事だよな。』
γ「ああ、昔は、伝説の野草、マンドラゴラが、
魔王国家に、自生してたが、
相次ぐ乱獲と、密猟で、
今じゃあ、絶滅したと、言われてるからな。」
絶滅してるって事は、マンドラゴラで治すのは、
無理かぁ~。
俺『じゃあ、レディの「創造者」で……。』
女神『無理よ。
見たことも、触った事も無い物を、
作るのは無理だし。
仮に、作っても、効果があるか、分からないわ。』
俺『だとすると、俺の「発案者」でも、無理か。』
俺達四人は、深いため息を吐いた。
しばらくして、シグマは、重い口を開けた。
∑「ふむ……。マンドラゴラか。
見つかる方法が、ひとつだけ、あるぞ。」
俺は、藁(わら)にもすがる思いで聞いた。
俺『なんだ。その方法とは?。』
シグマは、ゆっくり話し出した。
∑「以前、ワシが、魔王城の地下迷宮の、
話しをしたのは、憶えてるかのう?」
俺『ああ、憶えてるよ。(16話参照)』
∑「そこなら、まだ手付かずだから、
マンドラゴラが、
自生している可能性があるんじゃ。」
γ「それじゃあ、みんなで行って……」
∑「ダメじゃ。」
シグマは、即答した。
γ「何でだよ。クソジジイ」
∑「地下迷宮は、ワシひとりで創った物。
一人しか入れん。それに、そこは、
代々魔王様しか、立ち入れる事が出来ない、
聖域なんじゃよ。」
俺『魔王しか入れない……。
つまり、適任者は俺か。』
∑「かなり危険じゃが、
それでも、部下の為に、行きますかな?」
俺『アルファと、ベータは、部下じゃない。
共に、助けあった、仲間たちだ。行くよ。俺は。』
この言葉に、シグマは、しばらく考えた後。
∑「分かりました。
入口の封印は、ワシが解いておこう。
準備が出来たら。迷宮探索しなされ。」
俺『分かった。
マンドラゴラの情報と、準備が出来たら行くよ。』
こうして俺は、魔王城の地下迷宮に、ひとりで行く事になった。
俺一人って、今回が、初めてなんだよな。
でも大丈夫。俺は、以前よりも強くなった。
過去の自分とも、仲良くなった。
それに、仲間には、いつも助けられてるからな。
今回は、俺が、みんなを助ける。
絶対、マンドラゴラを、見つけてくるからな!!
…………追伸…………
……………………魔王城、露天風呂………………
コピーγ「……色々と考えたけど、暇だから、
露天風呂を、作っちまった。」
∑「貴様〜!!(ワナワナプルプル)」
γ「こりゃぁ、ジジイの説教か?」
∑「でかした!。よく作ってくれた!!。」
γ、コピーγ「_(┐「ε:)_ズコー_(┐「ε:)_ズコー」
コピーγ「で、作ってて、分かったんだけど……、
理想は、空の、全面開放なんだが。魔王城って、立地上、天井が、邪魔なんだよなぁ〜。
壊す訳には、行かなかったんだ。」
∑「なんじゃ、そんな事か。ワシに任せろ。
特殊能力「消え去る者」。」
シグマの力で、天井が、無くなった。
∑「これで、良いじゃろう。
天井は、後で、何とかすればいいじゃろて。」
コピーγ「……なぁ、シグマって。」
γ「目の前の、目的の為なら、手段を選ばない。そんな気がするぜ。味方で良かったよ……。」
改めて、シグマの恐ろしさを、
知った、シグマと、コピーシグマだった……。
18話 前編 終 制作・著作 ━━━━━ きぃえぁ