外伝。4話。異世界魔王転生ライフ。俺がマネージャーになった話。
(前回までのあらすじ)
俺は、キール。(以下俺)
前世は、異世界魔王を、やっていた。
俺は、一条院ヒカル(以下先生)と出会い、
秘密を共有する事で、
正式に、俺は、マネージャーになった。
問題は、どうやって、きぃえぁ先生を、
売り出すか……だな。(´-ω-)ウム
…………ボロボロ荘。先生の部屋…………
俺『とりあえず、作戦会議をします!!』
先生「作戦会議?」
俺は、
きぃえぁ先生の部屋で、作戦を練る事にした。
俺『まずは、おのれを知る事!!
きぃえぁ先生。今の知名度は?』
先生「小さな賞なら、かなり取ったわ。
知る人ぞ知る。って感じかしら?」
俺『次!知名度を、上げるための予算!!』
俺は、電卓を取り出し、きぃえぁ先生に渡した。
先生「えっと……。これぐらいでどう?」
きぃえぁ先生は、電卓を返した。
俺『一、十、百、千、万……。
……これ、打ち間違いか?桁が少ないぞ。』
俺は、電卓を返した。
先生「合ってるわよ。これ以上は、難しいわね。」
先生は、電卓を返した。
どう見ても、桁は増えなかった。
俺『マジか……。』
俺は、膝から、崩れ落ちた。
先生「マジっす(๑•̀ㅂ•́)و✧」
きぃえぁ先生は、真面目に答えた。
俺『手っ取り早いのは、
全国放送の、CMなんだが……。
やっぱりというか、予想通りだったけど……。』
先生「そんな大金。ある訳無いじゃん( ̄▽ ̄;)」
俺『ですよね……。次は、地方の放送局とか、
地方のラジオ局を、考えたんだけど……。』
先生「放送局に行く前に、金欠になるわね。」
俺『そうなんだよなぁ。
次は、有名YouTuberとの、コラボ案件。
……これも、多分、予算オーバーだな。』
先生「大企業じゃないと、無理だよね〜。」
俺『だよな。いくらかかるか分からないけど。』
先生「自分で、YouTuberになるってどう?」
俺『きぃえぁ先生が、出演するのか?』
先生「それは無理よ。顔出しNG!!」
俺『それに、新規だと、視聴者は、ゼロ。
好き好んで見るヤツも、いないだろうな。
設備費だけで、ドボンだ。』
先生「じゃあ、お手上げじゃない?」
俺『いや、可能性は、まだある。』
先生「えっ?どういう意味??」
俺『有名YouTuberに、スパチャと、
地方YouTuberに、方言で、作品を読んでもらう』
先生「どういうこと?説明して。」
俺『まず、スーパーチャットを送る事で、
きぃえぁ先生を、認知してもらう!』
先生「スーパーチャットって、
金が、かかるヤツだよね?」
俺『確かに、金はかかる。
でも、少ない金額で、認知させるには、充分だ。
勝負の時に、大金を、出せば良い。』
先生「なるほどね。で、次の地方YouTuberは?」
俺『俺達が、一からYouTuberやるよりも、
初期費用が、かからない事が、一点。
そして、方言なら、視聴者に親しみやすく、
固定のファンもいる。つまり、認知度が増える。
そして、広く浅く攻めれば、総合視聴者は、
有名YouTuberと、並ぶ。』
先生「そこまで考えてたのね。さすがね。」
俺『あくまで、俺の考えだけ、なんだがな。
んで、きぃえぁ先生にも、頼みがある。』
先生「何かしら?聞かせて。」
俺『きぃえぁ先生の作品に、
キャラ設定、名前設定、世界設定を、
それぞれ、書いて下さい。』
先生「それは構わないけど、何に使うの?」
俺『それらの設定を、フリー素材にします。』
先生「フリー素材?小説のフリー素材なんて、
初めて聞いたわ。理由を教えて。」
俺『これは、作品を描きたいが、
ネタが浮かばない、小説家や、絵師。
俺なら、こんな世界を書く!って人への挑戦状。
10人いれば、10通りの答えがある。
これは、新規作家の発掘になるし、
元ネタの俺達の、知名度が上がる。』
先生「でも、それだと、
作品を、真似されるわよ?」
俺『だから、
オリジナルストーリーは、先生が、書けば良い。
本作者は、どう考えて、どう話しを進めるか?
気になるとは、思わないか?』
先生「私の作品の、自分への挑戦状ね。
燃える展開だわ!?」
俺『そう、これは、
作品向上への、刺激剤になる。
つまり、モチベーションアップだ。』
先生「なかなかやるわね!他には?」
俺『他の小説家との、タイアップにも使えるな。』
先生「タイアップ?」
俺『設定だけなら、タイアップしても、
軌道修正(きどうしゅうせい)が、出来る。
これなら、他作品とのコラボがしやすい。
コラボした収益を、
その小説家に譲渡(じょうと)すれば、
俺達は、ほぼタダで、参加出来る。
これで、知名度は上がる。
そして、読んだ人は、他作品にも、興味を持つ。
コラボ小説家は、
作品の収益と、本作品の再発行。
みんな、win-winの関係の出来上がり。』
先生「凄いわね……。」
俺『んで、金と知名度が、良くなってから、
地方放送局とか、地方ラジオに、行けばいい。
ついでに、コラボしてくれた、皆さんに、
お礼に行くのも、悪くないな。』
先生「それこそ、全国旅行ね。(`・ω・´)キリッ」
俺様『そうなるといいな。
あくまで、俺の理想を、述べただけ、だかな。』
先生「それで、他には、何を考えてるの?」
俺『そうだなぁ。小説は目だから、
耳で聞ける小説。有線放送でもいいな。
聴きながら、楽しめるヤツ。』
先生「耳だけなら、忙しい人にも、安心ね。」
俺『これは、目が見えない人や、
耳が聞こえない人にも、効果がある。
新規開拓が、見込めるんだ。』
先生「優しい世界。だね。キールらしい。」
俺『新規開拓すれば、知名度は上がり、
影響を受けて、この業界は、再熱する。
再熱すれば、知名度も、上がる。
これが、理想かな。』
先生「そうなると、良いわね。」
俺『出来るさ。俺達なら。きっと。』
先生「キールなら、出来るよ!?」
俺『お手柔らかに。きぃえぁ先生(笑)』
先生「あ〜!私の真似した~!(外伝。3話参照)」
……こうして、俺と、きぃえぁ先生、
もとい、一条院ヒカルは、
果たして、上手くいくのか!?
運命の歯車が、今、動き出した。
これから、どうなるか。
皆様、乞(こ)うご期待!!
外伝。4話。終 制作・著作 ━━━━━ きぃえぁ