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幸せは歩いてこない。だから私は電話勧誘が信じられない。

だいたいは電話勧誘滅びればいいのに。という話です。

休日にスマホでリズムゲームをポチポチしながらゆったりしていたところ、知らない電話番号から着信が来たので対応すると、相手はマンションのセールスマンでした。

「いい物件があるんですが買いませんか?」
「あ、いいですねぇ。買います買います!!」

なんてなるかバカー! 
私のフルコンボを返せよ!!

もう何度目になるかわかりません。彼らは一方的に「ご存じないですか? やどかりかりこだわりやさん♪ のCMで有名なんですけど」と自社を紹介しながらマンションを買わせようとしてきます。こちらとしては知らないし要らないので全く興味がないのですが、なかなか電話を切らせてくれません。

私は優しいので、電話の相手も人間であり、守るべき生活や家族があるのかもしれないと思うと無下に扱うこともできず、話だけは聞くことにしています。買う気はないけど拒絶まではしない私と数字を稼ぎたいだろうセールスマンの攻防は数十分に及び、用事がない限り私から切ることはしないので、議論が同じところでぐるぐると回り始めてセールスマンが諦めるまで続きます。あれ? 拒絶してあげた方がセールスマンの勧誘試行人数は増えるのでは? と思うと、結果的に私は彼らにとって優しくない人種なのかもしれません(し、ヘタに粘るから何度もかかってくるんだろうな……)。

閑話休題。

不動産には詳しくないので想像でしかありませんが、運用リスクの低い物件は自身で運用すれば良いわけなので、電話勧誘で紹介される物件の運用リスクは不動産会社が抱えたくない程度には高いと考えるのが自然です。優良物件ならば私が一歩引いたところで、他の人に回ればすぐに買い手がつくはずで、私ひとりに粘る必要はないのです。もし違うなら違うと教えてくれればいいのに、このあたりの納得感のある説明をしてくれたことはなく、よくわからないでしょうから詳細は対面で話しましょうという流れに持ち込まれるのが大体のパターンです。これも想像でしかないのですが、電話勧誘担当の役割は対面勧誘の約束を取り付けるところまでなのかもしれません。

対面勧誘は優しい私も流石に付き合いきれないのでお断りすると、相手は「もし対面で話を聞いて納得できなければすぐ帰って頂いていいので」と主張し、消極的な私を無理矢理引っ張り出そうとしてきます。

電話もすぐに切らせてくれないのに(最終的には私が切らないんだけど)対面ですぐに帰らせてくれると思えるわけないだろ!
私のフルコンボを返せよ!!

電話勧誘に乗る気にならない理由は、フルコンボを邪魔されたからではなく、かつて言われた「うまい話は自分から取りにいかなければならない。本当にうまい話は向こうからはやってこない」という言葉がいたく響いているからです。確かにその通りだなと。先の電話勧誘の話で言えば、「本当にうまい話」がわざわざ休日にわざわざ向こうからしつこいくらいにやってくるわけがないのです。勧誘の甘い文句をその場のノリで信用せずに落ち着いて調べてみることが肝要です。

逆に「本当にうまい話」でありがちな例のひとつが各自治体の優遇制度です。場合によっては申請すると補助金が出たりするので条件が合えば利用しない手はないのですが、わざわざ休日に電話がかかってきて教えてくれるようなことはありません。会社の福利厚生も改訂による一部廃止のお知らせで初めて認識して「え!? こんな制度があったの!?」と驚くことしばしば。時すでに遅し。知らなかったよ、年間3回までは1泊2000円の補助が貰えたなんて……。繰り返しになりますが、このように「本当にうまい話」は自分から取りに行かなければならないのです。こちらもこちらで落ち着いて調べてみることが肝要です。

乗せられてませんか? うまくない話に。
乗り損ねてませんか? うまい話に。

この情報社会、正しく取捨選択をしてうまい話に乗って生きていきたいものです。

・余談
電話のやり取りの中で「(あなたの電話番号等)個人情報は合法的に入手しているのでコンプライアンス上の問題はありません。だから私達は怪しくありません」と堂々と開き直るシーンが何度もありました。コンプライアンス遵守が法令遵守の枠に収まっている時点でいまひとつな会社だなと個人的には思っています。

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