DS検定リテラシーレベル合格したぞい。
試験が終わり、結果待ちでソワソワしていたまますっかり忘れていましたが、
DS検定、無事に合格していました。やったー。
めちゃくちゃギリギリでした。あと1問落としていたらダメだったかもしれません。ITパスポートやG検定に比べると頭ひとつ抜けて難しいような気がします。試験難易度もさることながらボーダー約8割のハードルが高いです。
DS検定リテラシーレベルはデータサイエンス、データエンジニアリング、ビジネスの3分野から出題されます。データサイエンスの内容はG検定との重複があり、データエンジニアリングとビジネスはITパスポートとの重複があるので、3つをどの順番で受ければいいですかと言われたらDS検定をラスボスに据えるのがよさそうです。
2021年9月から始まった若い資格ということもあり、テキストや過去問があまり充実しておらず、有料講座を選択しない限り今のところ勉強に使うツールはあまり個人差がないように思われます。差をつけようにも教材の選択肢がないのです。私が触ったモノについてひとつずつ紹介していきましょう。
こちらは登録するだけで無料で動画講座を見ることができます。ご飯食べながら流し見していました。内容はのちに紹介する黒本との相性がよいです。動画の時間は単元ごとに異なっていて、30分だったり1時間だったり。データサイエンス分野の4時間と2時間にビビりました。データエンジニアリング分野では「環境構築してSQLを書いてみましょう」と言われるので業務などでそのあたりを触っていないと面食らいます。環境構築しなくてもSQLを体験できる「SQL攻略」が便利です。
通称白本。公式本でありながら、初心者にもわかりやすく解説してくれるテキスト……ではありません。残念ながら。淡々と広く浅く出題範囲の用語の説明がなされているだけです。他に選択肢がなかったのでこれを読み始めるところから始めてしまった私。知らない分野は目が滑りまくって時間をかけたわりに身に付きませんでした。全く身につかないわけではないですが、のちに紹介する本が発売されたことから初学者に初手白本はオススメしません。
通称黒本。ひたすら問題とその解説です。解説がそれなりにわかりやすく、白本でわからなかったことが黒本でわかるという状況がままあります。黒本でわからなかったからといって白本を振り返ることはありませんでした。無料動画講座を振り返ったほうがよいです。歴史が浅いこともあってか過去問の網羅性は低く、黒本を完璧に仕上げても合格できるわけではありません、残念ながら。ところで、データサイエンス分野で「過学習」という言葉を習います。学習データに慣れすぎると訓練誤差は小さくなるけど汎化誤差が大きいままで新たな検証データに対応できない現象のことを言います。黒本ばかりに頼り過ぎると「過学習」を黒本と本番で身をもって体験することになりますのでご注意を。
通称はありません。緑本とかになるのでしょうか。私が試験を受ける半月ほど前、2023年5月下旬に発売されました。めちゃくちゃわかりやすい。こういうテキストを待っていた。初学者が最初に手をつけるべき本は間違いなくこれです。オススメです。但しこれ1冊で全て網羅されているかと言われるとマニアック過ぎる用語は説明されていないので、あくまで入り口用です。白本で心折れた人もこの本から入ればイケる気がするかもしれません。
ということで、新発売の本で基礎を覚えつつ、黒本で問題を解きつつ、隙間時間で動画を見るのがよいのではないでしょうか。白本にしか載っていない用語もあったりするので加点を目指して最後の最後に白本を流し読みしてもよいですが、そこに2500円以上の価値があるかと言われると少し疑問です。加点といえば、出てきた用語についてはwikiで構わないので一度調べて読んでみたほうがよいです。先に述べた通り過去問の網羅性がまだ低く、知らない(と思われる)問題が1割くらい出ます。あとから振り返ったらwikiに書いてあったケースがいくらかありました。ボーダー8割で1割知らないとなると凡ミスが致命傷に繋がるので、取れる問題はキッチリ取っていきましょう。
……という私自身がボーダーぎりぎりなのであまり参考にはならないか。
頂いたサポートは、美味しいものを経て、私の血となり肉となり次の作品となる。