未来の音声入力
未来では音声入力でシナリオを描く日がくるのだろうか?
僕らは、タイピングで文章を紡いだり、
スマートフォンの文字入力の予測変換を使って、
文章を入れたりしている、
そのスピードは軽快だが、決して言葉を話すペースで文字を紡げてる、
わけではない、となるとみんな声よりも少し遅いペースで、
文章を作っている訳だが、
未来社会においては、音声入力を即座に文章に置き換える技術が、
かなり躍進し、革新的な技術として各方面の業界人が、
利用し、多用している時代になっていることが予測できる。
それだけではなく、まだタッチタイプを習ってない世代なども、
声を自由に文章にし、声で文章を紡ぐ事が出来る訳であるから、
私たちの社会は確実に音声ベースで紡がれる時代が来る。
そうなった時のプラットフォーム音声ベースのネットワークは、
果たしてどのように構築されてるだろうか?
おおよそ今よりAIの発達した未来、そう遠くない時代に、
全ての人々は発声して、文章を書くことにし、
一分間に400字を口頭で入力し、専門用語も即座に変換され、
また口頭文の辞書機能も格段と発達してさまざまなスラングや、
個人が用いる造語にも対応して、加速度的に皆の声を認識していき、
沢山の人が同時に音声を発してもそれを解読して、
それぞれの声を文章として抽出できる時代が訪れて、
最終的にはそれは国会の議会の答弁などでも用いられる。
そして国会で飛ぶ野次の声をも解析して誰のものか判明するようになり、
人々は簡単に声を発するのが難しい、機械というものの公平な審査に、
基づいて、発言すべての責任を求められる未来が訪れることだろう。
僕らはとてつもなく発展した未来の中に包括されることになるが、
その変化はゆったりとした兆しのような形ではじまり、
誰しもが本を出版する電子書籍時代の到来によって、
全ての人が作家になることとなり、全ての人が自伝を持ち、
全ての人が語りにくい事の語り部となって世の中に強く現われる。
そうなった時、僕らは果たして膨大な人間たちの文化生活を、
どのように継承していくというのだろうか?
おおよそ、新聞や本などを圧倒するように、
文字を羅列した未来に待っているのは、
恐らく、千巻出しても終わらない物語を紡ぐ人や、
一生のうちに一億字吐いた驚異の大文豪なども登場することだろう、
今度はそんなもの読めるのか? という話になっていく、
全ての人が等しく文字を発して、大量の言語でやりとりするように、
なっていくとき、全ての人の声がより多くなり、
うるさくなったら、何となくだが、
バベルの塔が崩れるように、皆が言葉を理解し合えなくなる。
バーバリアンの登場が想像出来るような気がする。
要するに、僕らは言葉を発達させすぎて、
個人的な話を羅列することに重きを置きすぎた結果として、
その代償として個々の言葉を理解したりするのに、
怖ろしい時間や溝を設けてしまって、
それぞれが言葉が分からないという状態にまでなると、
そんな未来が少し見えてきそうである。
実際、今でさえ、言葉が伝わらないというのに。
おしまい
いただけるなら、どこまでもおともしますとも!