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コタツが魔窟になる理由と脱出方法:冬の居心地が生む「抜け出せない空間」

1. はじめに

コタツは、冬の厳しい寒さをしのぐために欠かせないアイテムだが、我が家で魔窟と化し、その猛威を振るっている。
当ページでは、コタツが魔窟化する理由と脱出方法を考察する。

魔窟爆誕!はじめてのコタツ

先日、我が家にコタツとホットカーペットが届いたのを機に、事務作業は可能な限り、ここで行うようになった。はじめのうちは頼れる相棒パートナーとして健全に機能していたコタツだが、次第に本領を発揮する。コタツは掛布団だけでなく猫も被るのだ。

2. コタツの魔力とは

我が家には、ダイニングとベランダ、書斎に温度湿度計を設置している。
これによると、外気と室温の差は約10度前後。灼熱や厳寒には、エアコン等の冷暖器具や加湿器を投入して対処している。
ここにコタツが加わったのは今年が初めてのことである。

実際に設置・使用し、その温かさ、安心感、脱力感に驚きながら、至福の時間を過ごしている。

なぜ「魔窟」なのか

ここまでなら健全な暖房器具または家具であり、非常に優秀な選手だ。

では、なぜ、筆者はコタツを魔窟と考えているのか。
それは、メリットである居心地の良さが仇となり、その場から動き難い気持ちとなり、実際に腰が重くなるからに他ならない。

3. 魔窟化する原因とその影響

魔窟化する原因を掘り下げると、次の理由が考えられる。

  • 悪癖化

  • 空間的な誘惑

  • 自己管理の欠如

悪癖化

コタツを使用するため、座椅子を購入した。これまでゲーミングチェアを愛用し、壁面に向かいデスクを設置してきた筆者にとって、大きな視界の変化である。
そんな視界の先にあるのは、推しのフィギュア。これにより、つい長時間に渡って推しを眺めてしまう癖がついて来たように感じ、非常に危険であるが、とにかく幸せなのである。

空間的な誘惑

コタツで作業するにあたり、あらかじめ必要なツールを持ち込むようになった。はじめはパソコンとキーボード、マウス、イヤホンだけだったはずが、スマホとタブレット等のガシェット、USBメモリスティックやSDカード等の記憶媒体、システム手帳、文具、ハンドクリームやリップクリーム等の保湿商品、一部の積読(書籍)、コースターを設置して飲み物を持参することも。

こうして必要なものが手の届く範囲にあることで、引き寄せられるようにコタツに足を突っ込むのだ。

自己管理の欠如

コタツに入る前後はいい。むしろ、これまでより効率化を考えるようになった気すらしている。
しかし、コタツに入っている間はどうかというと、極限まで空腹や尿意等の生理現象に耐え、できる限り外出しないようスケジュール管理を行う。

今のところ、体調に悪影響を及ぼすことはないものの、長期に渡れば潰瘍の再発、低血糖による思考力低下、膀胱炎や腎炎などの疾患を発症する可能性があり、できれば避けたいところだ。

4. コタツを「魔窟」から脱出させる方法

コタツを魔窟化させないために、下記の方法を提案したい。

物理的工夫

コタツの卓上、周囲を清潔かつすっきりと保つには、必要なとき、必要なものだけを使用するのが1番である。

例えば、テレビやデッキ、エアコン等のリモコン類を卓上に置いてしまえば、その場から動かず様々なものを操作できてしまうわけだが、使わない時には定位置に戻すことを心がけることで、卓上はすっきり、自分も少なからず動かなくてはならない。

人のモチベーションは作業興奮により得られると言われる通り、まずは動くことを心がけてはどうだろう。

時間管理

次に、コタツ自体の使用時間と目的を見直す。

コタツで作業をすることを目的にすれば、作業そのものははかどるかもしれないが、脱出と言う点においては長引く。

そのため、作業は別の場所で行い、コタツはあくまで休憩所として使用する。この際、時間制限も設けるとよいだろう。

意識改革

内容が重複するが、あくまでコタツは休憩用とし、リラックスタイムを過ごすためのツールと認識することで、無限に足を突っ込んでいるような事態は避けられるはずだ。

筆者は、コタツで暖まるのに飲み物を持参することはあれど、食事そのものは食卓にて取ることにしている。また、仕事はコタツではなく、事務スペースのデスクに向かって処理することにした。

これにより、コタツの使用時間はうんと減ったし、寝落ちする心配もない。


5. 結論

コタツは使用者に対し、暖かさと安らぎを与えてくれる素晴らしい家具だが、その居心地の良さが仇となり、魔窟化してしまう。
このような事態を避けるには、自らの意識を強固にもち、コントロールすることだ。

あなたのコタツは魔窟化していないだろうか。

コタツはあくまで生活家電でしかなく、我々の日常生活を阻むものではないことに重々留意し、最大限活用していきたいものである。

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