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結婚すれば幸せになれるという幻想は今すぐ捨てろ

結婚したい気持ちと、その裏に隠れた欲求

 結婚したい気持ちが強まっているあなた。

 周りの人たちが次々と結婚していくのを見て、
 「独身なのは自分だけ
 「自分もいつか結婚できるんだろうか
 「自分だけ、結婚できないのでは…
 と、焦りや不安を感じているかもしれない。

 ここで問いたい。あなたは本当に、結婚したいのだろうか。
 結婚は本当に、あなたが求めるものなのか。
 結婚すれば幸せになれると思い込んでいないだろうか。

 もしかすると、あなたが抱く結婚への願望の裏には、もっと深くドロドロした理由が隠れているのではないか。心の安定や孤独を埋めたいだけ、または社会的な承認を求めているだけではないのか。

 今一度、あなた自身の心に問うてほしい。

 当ページを開いてくれたのも何かの縁だと思う。せっかくだから、あなたが結婚を考えている理由が何なのか、じっくり考えて行ってはどうだろう。


 結婚を望むことは、決して悪いことではない。むしろ、推奨派が多数いるから婚活市場は成り立ち、国や自治体が補助金・助成金を払っているのも事実である。

 しかし、一個人としてみれば、その願いの裏に隠されている本当の欲求を見直さない限り、結婚という形式に振り回され、結局、満たされぬあなたが残ることになる。暗がりの中、同室で眠る伴侶の寝息を聴きながら、「本当にこれでよかったのか」と自問自答したくないのなら真剣に考えるべきときである。

 あなたが抱える欲求に対し、結婚が唯一の解決策でないとしたら、あなた何を求めるだろう。心の安定を追求すべく、まずはここで自分を見つめなおそうではないか。そのうえで、本心から結婚を望んでいるのだとわかれば、胸を張ってバージンロードへと進んでほしい。そのときは筆者も、多量のフラワーシャワーまたはバルーンを用意し、心から祝福したい。


1. 結婚=幸せ?その「幸せ」の正体を掘り下げる

 世間を見ると、多くの人が「結婚=幸せ」だと信じているらしい。それは一つの大きな価値観であり、社会的にも深く根付いている考えだ。しかし、いつの間にか刷り込まれたその考えに基づき、結婚を夢見るあなたの心は、本当に幸せを求めているのだろうか。社会的な「成功」を手にしたいだけではないのか。このような疑問を抱いたことはないだろうか。

 結婚を望む気持ちは理解できる。

 しかし、その「結婚」というゴールは、本当に自分の心の平穏や満足に結びつくのかは別の問題だ。あなたが結婚を望む裏には、しばしば「安定」や「社会的承認」、または「家庭を持ちたい」という欲求が隠れていることがある。


結婚を望む理由:本当に「幸せ」を求めているのか?

 「結婚すれば、幸せになれる」という考えは、想像する家庭が理想的だからかもしれない。家を持ち、子を育て、犬を飼い、愛するパートナーとの穏やかな日常――こうしたものを幸せの象徴だと感じるのは自然なことだ。しかし、その幸せの本質は、安心感や安定感を求める気持ちから来ている場合が多いように思う。


安定や安心感を求める心

 結婚を実現することで得たいものの一つに、「安定」が含まれる。社会的、経済的、精神的な安定。この「安定感」を手に入れるために結婚を考える人も多い。けれど、結婚自体は「安定」そのものではないことを知らなくてはならない。結婚生活は今ある日常の延長に過ぎず、当然、浮き沈みがある。パートナーとの間にトラブルや問題が生じることもある。

 たとえば、一人で生きることに不安や孤独感を抱く人がそれらを避ける目的で結婚を決めたとする。それは、本当に自分を幸せにする選択なのだろうか。不安や孤独を避ける最適解として、結婚しかないのだろうか。本当に幸せを得る手段として結婚が最適か、再考する余地はあるはずだ。


社会的承認を求めること

 結婚という形に焦点を当てると、社会的な期待や周囲からの承認も大きな要因となる。周りから「結婚したの?」「いつ結婚するの?」と聞かれ、プレッシャーを感じたことがあるだろう。
 この場合、結婚することで、ある種の「社会的成功者」とみなされ、自分が正常な人生を送っているという安心感を得たいのかもしれない。

 これについても、社会的承認を得る手段が結婚だけなのか、という疑問が生じる。


結婚=幸せという神話に囚われない

 結婚は、社会体には望ましく、理想的とされているが、だからといって自分にとって「幸せ」とは限らない。むしろ、社会的な義務感や承認欲求を満たす手段として捉えていると、結婚自体が重荷になりかねない。

 結婚を通じて得たいのが「安定」や「承認」の場合、その意味を考え直す必要がある。結婚によって得られるものに限らず、自分の内面にある安定感や心の平穏を優先的に追及することが、最終的な幸せに繋がるのだから。


結婚以外の幸せの形を見つける

 では、結婚以外の幸せはどこにあるのだろうか。それは、自分自身を理解することだ。結婚して家庭を持つことがすべてではなく、あなた自身が心から幸せを感じられる方法を見つけることこそ、真の充実感をもたらす。たとえば、キャリアを積むこと、趣味や好きなことを追求すること、深い友情を育むこと、自分を大切にすること――これらが別の幸せを形作る。


安定の本質を理解し、心の平穏を求める

 本当の安心感や安定感は、外部から得るのではなく、自分の内面から生まれる。(なんとなく哲学っぽくなってきたが、実際にそうなのだから仕方がない。)結婚がその手段である必要はなく、あなた自身で心の安定を築くことが重要だ。そのためには、自分を知り、自立し、心の安定を確立すること。これが最も満ち足りた人生への第一歩である。


2. 結婚したい?それとも孤独を埋めたいだけ?

 結婚したいという願望の背後に、「孤独を避けたい」という欲が隠れている場合がある。孤独とは実に厄介なもので、隙あらばあなたを押し潰そうと控えている。対人関係において、心にすこしの隙間でもあれば入り込もうとする。その隙間を埋めるため、我々は何らかの手段を講じてしまうわけだが、ここに「結婚」を宛がうこともある。

 ひとりで過ごす寂しさは、言葉で言い表すのが難しいほど心に|来る《・・》。そんな精神状態では、「結婚すれば、この孤独は解消できるかもしれない」と希望を持つことは自然だといえる。事実、結婚して伴侶を得ると、物理的にはひとりではなくなるため、一時的に孤独を追い払うことはできるはずだ。

 しかし、ちょっと待ってほしい。
 孤独を追い払う方法は、本当に結婚だけなのだろうか。

 あなたに孤独が忍び寄るとき、孤独そいつの本質は外的な誰かの中ではなく、間違いなくあなたの中にいる。自分の内面にある不安や不足感こそ、孤独の正体である。


孤独を感じる本当の理由

 孤独は、単に「ひとりでいる」状況に対する寂しさに限らず、自分自身との関係がうまくいかないときにつけ込んでくるタチの悪い存在である。

 例えば、自分が心からやりたいことを追求できず過ごしているときや、自己肯定感が下がっているとき、心の中には満たされない部分ができる。この隙間が孤独であり、これを埋めるのに結婚を考えることもある。しかし、結婚そのものがこの隙間を埋めてくれるわけではない。

 結婚して誰かと過ごしていても、自分と向き合う時間を持たない限り、結局はその空虚感を誰かに埋めてもらおうとするばかりになる。結婚しようと、心に孤独が住み続けるため、また新たな隙間をつくっては不安や期待外れな感覚などであなたを苛むのである。


結婚の先に、本当に求めるものは何か?

 結婚自体はゴールではない。その先に得たいのは「安心感」や「自分を大切にしてくれる人がいること」だったりする。しかし、これらを自分の外部に求めることばかりに依存すると、いつまでも満たされぬ欲求に苦しみ続けることになる。

 結婚により孤独を追い払えると考えているかもしれないが、それはあくまで一時的なものだ。「孤独を完璧に追い払うことはできない」「孤独がつくる隙間を埋めるのは、結婚ではない」と知っておくことが肝心なのである。

 そのうえで、あなたの中にある隙間を埋める方法を見つけることこそ、本来の課題だ。


自分自身を満たす方法を探す

 「心の隙間を埋めたい」「誰かと過ごしたい」という気持ちは、決して悪いことではない。ごくごく自然なものである。しかし、その気持ちを満たすために自分以外を頼り続けるのはお勧めできない。まずは、自分で自分を満たす方法を見つけることが重要である。
 自分が心からやりたいことや、自分の心が喜ぶことを見つけて実行することで、結果的に周囲との良好な関係の基盤ベースを築くことにつながる。

 例えば、趣味に没頭したり、これまでやりたかったもののできなかったことに挑戦するほか、仕事やキャリアを充実させることで、「自分が満たされている状態」を作出することが可能となる。

 自分が満たされなければ、他人から求められるものや伴侶への期待が過剰になるおそれがあるが、反対に、自分さえ満たされていれば健全なパートナーシップを築くことができる。


孤独を乗り越えるためにできること

  • 自分自身との時間を大切にする:
     孤独に吞まれないためには、一人の時間をどう活かすかがカギである。映画を鑑賞する、本を読む、散歩をするなど、難しいことを考えずリラックスできる時間を意識的に作るのが効果的。

  • 自己肯定感を高める:
     自分を大切にするには、日常で小さな成功体験を積み重ねることが重要である。どんなに小さなことも達成だと認め、自己肯定感を育もう。

  • 他人との関係を見直す:
     孤独を感じる時、新たな恋愛や結婚を求めるだけが解決策ではない。家族や友人とのつながりを強化し、まずは自分にとって心地よい関係を築くことを大切にしよう。


結婚は「安定」だけが目的ではない

 結婚を望むことは自然であり、何ら悪いことではない。しかし、その背後にある孤独感や不安を結婚により解消しようと依存すると、もれなく痛い目に遭うだろう。ここで他者に依存せず、自己成長を通じて満たすことこそ、最も大切なことだ。

 「結婚すること」は手段の一つに過ぎない。

 あなたが孤独や不安を埋めるために必要なものは、自分を大切にすること、心の安定を内面からつくり出すことだ。結婚を急ぐあまり自分の内面を見失わず、しっかりと自分を見つめなおし、本当の意味で満たされた自分に会いに行こう。


3. 社会的プレッシャーに押されていないか

 結婚を望む気持ちは、あなたの内なる願望から来ているかもしれない。しかしながら、周囲からの期待や社会的なプレッシャーが影響を与えている可能性も否定できない。特に、30代から40代にかけては「結婚しないの?」の問いや、周囲の既婚者と自分との差異に気づき、無意識に焦りや不安を感じることが増える。

 「結婚しないの?」という言葉をかけられるたびに、あなたはどのような気持ちになるだろうか。

 相手が善意で投げかけた問いかけかもしれないが、その何気なさが心に刺さり、プレッシャーという毒が流れ込むのを感じることもあるはずだ。結婚しなければならないわけではないのに、社会的な圧力が自分を苛む瞬間があるのではなかろうか。


結婚しないことへの罪悪感

 結婚する人が増えるほど、周囲と自分との違いは強調されることとなり、焦りや罪悪感を感じやすくなることがある。親戚や友人、同僚が次々と結婚し、子が生まれ、育てている姿を見ていると、「自分だけが取り残されている」と感じることがある。

 特に、親や親せきからの「いつ結婚するの?」「誰か良い人いないの?」攻撃は、それが繰り出される度に焦りと不安をもたらす。こうしたプレッシャーが結婚という形式に対する強い期待感を生み、自分のペースで進んでいるはずが、無意識に他人の期待に足を引っ張られていることがある。


周囲の期待に応えたい気持ち

 あなたが結婚を望む気持ちの裏に、周囲の期待に応えたいというひたむきな気持ちが存在するかもしれない。結婚することはある意味、社会的な前進とみなされ、順調な人生を送っているように見せるコンテンツでもある。

 親の期待、友人たちからの視線、社会全体の「適齢期」という圧力があなたを無意識に結婚へと駆り立てていることもあるだろう。

 しかし、結婚は必ずしもあなたの人生のゴールではない。このことを再認識してほしい。(気を確かに!!)


結婚を他人の期待で決めてしまう危険性リスク

 他人の期待に応える方法としての結婚は、あなたの人生の基準を他人に預けているのと同じことだ。結婚そのものを目標にすれば、後に自分が本当に望んでいることを見失う危険を伴う。

 周囲の「結婚しないの?」が繰り出されるたび、自分が結婚する意味は薄れ、他人の期待に応えるためだけに結婚を決めかねない。

 お分かりだと思うが、結婚は他人の期待値をクリアするためにするものではない。このことを強く意識しなければならない。結婚とは、あなたの人生における一つの選択肢であり、心から望む形で進めるべきものである。


結婚を通じて自分を見つめ直す

 伝家の宝刀、「結婚しないの?」が抜かれる度、自分の本当の気持ちを見失い、周囲の期待に沿う形で結婚を進めてしまう。こうなる前に、まずは自分に問いかけてほしい。

 「結婚することは、本当に自分あなたにとっての幸せなのか?」

 結婚への思いが自分の価値観や目標に合致するのか、深く見つめなおす必要がある。結婚について、焦燥感に流されるのではなく、まず、自分の人生をどう生き、どんな人生を送りたいかを見つめ直すことが結婚の大前提となる。
 結婚することが必ずしも「幸せ」へのスタートではないこと、自分がどう生き、どうありたいかを思考することで、真の意味での幸せに近づけることを忘れないでほしい。


結婚は他人のためではなく、自分のためにするもの

 繰り返しになるが、結婚は他人の期待に応えるためにするものではない。自分自身の人生における一つの選択肢であり、他人に合わせることなく、心から望んでいる形で決められるものだ。
 周囲の声やプレッシャーに流されず、自分自身の本当の気持ちと向き合い、結婚に対し、望む未来を描いていくことが最終的な幸せを手に入れるカギとなる。周りの目など気にする必要はなく、「これぞ自分の幸せだ」と感じられる形で進めてほしい。


4. 本当に求めるものは何か?結婚に依存せずに充実感を得る方法

 まずは、結婚が幸せを保証するものでないことを理解することが大切だ。これを読んでいるあなたは結婚を望んでいるようだが、「幸せになりたい」という気持ちが結婚という形に依存していないか、再考の価値はあると思う。

 あなたが結婚を通じて手に入れたいものが「愛」や「安定」なら、そこに焦点を当て、結婚以外でそれらを手に入れられる方法を探ることも必要だろう。たとえば、結婚して家庭を持つことでしか心の安定や幸福感を得られないと信じているのなら、実際には結婚せずとも、それらを自分の手で、自分の中で作れるということを知ることが、後々の幸せを実現するカギでもある。

自己充実感を得る方法

 あなたが「結婚して幸せになりたい」と心から望んでいるのなら、今のあなたが心から充実しているか再評価してほしい。なぜなら、結婚は最終目的ではないからだ。これにより、あなたが歩んでいる人生をどれほど豊かにできるか気づくことができるだろう。結婚するかどうかにかかわらず、婚前に得られる充実感は、あなたが築くこれからの関係を健康的にしてくれる。

独身生活だからこそできること

 独身の場合、自分の時間やエネルギーの使い方を自由に決められる。一方で、既婚者の多くは「時間が足りない」と感じているようだ。ならば、独身生活だからできることを見極め、今のうちに謳歌しようではないか。
 例えば、趣味に没頭したり、新たなスキルの習得に励んだり、旅行や冒険を楽しむのもいいだろう。これらの活動を通じ、自分を深く知り、自己成長を促す時間はたいへんに有意義だと思う。

  • 時間をフル活用してスキルアップ
     仕事の後や週末に、自分がやりたいことや新しいスキルを学ぶための時間を自由に使える。資格や副業、趣味などに時間を使うことができるため、成長速度が早まる。

  • フリーランスや副業の自由な選択
     独身の場合、家族や他の責任に縛られることが少なく、自分のペースでフリーランスや副業を進めやすい。仕事やプロジェクトの幅も広げやすく、柔軟に取り組むことが可能である。

  • 旅行や趣味の充実
     予算や時間の自由度が高いため、思い立ったらすぐに旅行に出かけたり、新たな趣味に挑戦できる。自分のペースで生活の楽しみを深めることができるのも魅力だろう。

  • 人間関係の選択肢が広がる
     家庭を持つことがないため、周囲の人々との関係において、仕事や友人関係に多くのエネルギーを注げる。さまざまな人とネットワーキングをしたり、趣味を共有できる友人を作ったりするのに時間を使える。

  • 生活費やライフスタイルの選択肢が広い
     生活スタイルを完全に自分好みに合わせられるので、家計や住居にかけるお金も自分の使い道で自由に決められる。例えば、好きなものにお金をかけることや、自分のペースで節約や投資を進めることができる。


キャリアの充実と自己満足感

 キャリアを築くことも、充実感を得る大きな方法の一つ。結婚を望む気持ちが強いとき、時に仕事や自己実現を後回しにすることがあるが、キャリアの成功や自己実現は、結婚に依存しない形で得られる充実感の一つだ。
 仕事を通じて自分の価値を感じ、成果を出すことで、自己満足感や達成感を得られる。これがあなたの心を満たし、自分自身に自信を持つ大きな支えになる。


友情と人間関係の充実

 心の安定を得る方法として、結婚以外にも家族や友人との深い関係が挙げられる。孤独とうまく付き合うのは簡単ではないが、それは結婚しても変わらないということを理解する必要がある。

 この点、家族や友人とのつながりを深めることで、情緒的な安定につながりやすくなる。互いに支え合う関係を築くことで、安心感や愛情を与え、感じられるようになる。すると、結婚という形に頼ることなく、深いつながりを感じる人たちとの支え合いにより心のよりどころを作り出すことができる。

  • 定期的に連絡を取る
     忙しくても、メッセージや電話で近況を聞き合う時間を作ろう。連絡を頻繁に取ることで、絆が強まる。

  • 共通の時間を持つ
     一緒に過ごす時間を増やすことが大切。食事や趣味を共有することで、自然と会話が生まれる。

  • 感謝の気持ちを表現する
     小さなことでも感謝の言葉を伝えることで、相手も大切にされていると感じ、関係がより良くなる。

  • 積極的にサポートする
     相手が困っているときや必要としている時に支えることで、信頼関係が深まる。

  • 理解と尊重
     相手の意見や価値観を尊重し、共感することでより強い絆が生まれる。


5. 結婚に対する本当の欲求に気づくことが、次のステップを生む

 結婚したいという気持ちは決して悪いことではない。結婚は人生の選択肢の一つであり、伴侶と共に人生を歩む喜びは素晴らしいものだ。しかし、結婚を望む気持ちの裏に、本当の欲求が隠れていることに気づかなければ、本当の幸せをつかむのは難しい。
 結婚を望む気持ちの裏には、安定した生活、孤独との決別、社会的評価を得たい、心の平穏などの欲求が考えられる。それらを見失ったままでは、結婚後も心の中に空虚感を抱え続けることになる。


孤独感や不安を自分で満たす方法を探る

 結婚に対し、焦りを感じる本当の原因は、孤独感や不安を解消したいという気持ちかもしれない。ここで他人に依存するのではなく、自分自身で満たす方法を見つけられるのが理想である。
 自己充実感を得るために、自分を大切にする方法や、心を安定させる手段を見つけよう。これにより、結婚後の健康的な関係構築を促すことができる。


結婚を選ぶとき、パートナーと共に成長する道を選ぶ

 結婚を望む理由が自己満足や他人の期待に応えるためではなく、切磋琢磨していけるパートナーシップ構築のためだとすれば、その選択はより意味のあるものとなる。
 結婚とは、他人との関係において互いが成長し合うプロセスであり、相手と協力して幸せを追求する作業でもある。そのため、自分自身が心から満たされていることが前提となることも覚えておいてほしい。

 婚前に自己充実感を得ることは、伴侶と共に心から幸せな結婚生活を築き、送り続ける大切な基盤となる。


まとめ:結婚に依存せず、充実感を得る方法を見つける

 結婚を望む気持ちは、決して悪いことではないし、他者に対し恥ずべきことでもない。むしろ、素晴らしいことだと思う。しかし、結婚そのものが必ずしも満たしきれぬ心の隙間や欲求の解消につながるとは限らない。このことを理解するのが大切だ。

 結婚したい理由が、「安定」や「孤独・隙間の殲滅」であれば、まずはこれらを自分自身で討伐する方法を見つけ、心で充実感を得ることから始めてほしい。あなたが心から満たされた状態となり初めて、パートナーとの健康的な関係や結婚生活が可能となり、より深い絆を築くことができるのだ。

 自分自身を大切にし、心を整えることで、本当の幸せをつかんでほしい。

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ヲタク行政書士®榊原沙奈
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