06.トラウマ級の紹介案件と縁
はじめに
当ページでは、メンバーシップ向け連載「理事長、クビです」をお届けします。
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当連載を通じ、共感・気づきを得ていただければ幸いです。
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トラウマ業務
筆者が代表理事を務めた法人を設立する前後、とある医療法人の院長を紹介された。医療設備の導入費について、使える補助金を探しているらしい。
しかし、筆者は補助金・助成金関連にはひどく消極的だった。
というのも、開業後間もない頃、仕事欲しさに某補助金の登録確認機関として登録したのを機に、酷い目に遭ったからだ。
相談者はいずれも身勝手で、自己主張ばかりを繰り返す。
申請に必要な確認事項はおざなりで、こちらの話を聞きもしない。
そうかと思えば、報酬の案内をした途端に「金を取るのか」と息巻き、一方的に電話を切られる。
こんな事案が1日10件以上、数日間続いたのだ。
もちろん、誠実に対応してくれる相談者も勿論おり、実際に申請代行業を行った案件もある。このような相談者との巡り合わせには、「やってよかった」と思える。
けれど、そうでない相談者があまりに多く、嫌悪感が大声で主張する思い出となったことから、当事務所の取扱業務からそっと姿を消したのである。
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