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ノーベル賞授賞式の晩餐会デザートが食べられる!?ストックホルムで訪れたいノーベル賞の関連スポットと、今年の受賞者について考えること (1/2)

こんにちは、bokhelg(ボークヘリィ)の M です。
今回は、先日から2023年のノーベル賞受賞者が発表されていることにちなんで、ストックホルムにあるノーベル賞の関連スポットと、中の人たちが気になっている今年の受賞者を前編・後編の二本に分けてご紹介したいと思います。
Nu kör vi !



アルフレッド・ノーベル と、ノーベル賞設立の話

※ Alfred Nobel は、スウェーデン語で「アルフレッド・ノベール」と読みますが、この記事の中では日本での一般的な読み方「ノーベル」に合わせたいと思います。

今年も12月のノーベル・ウィークが近づいてきましたね!ということで、まずは少しだけノーベル賞の起源を。ご存知の方も多いかもしれませんが、ノーベル賞の名前になっているアルフレッド・ノーベルはスウェーデン出身の化学者でした。爆薬のニトログリセリンをコントロールして爆発させる技術を発見し、ダイナマイトを発明したことで知られていますね。
その発明で世界大戦で巨万の富を築いたノーベルの遺言と遺産によって設立されたのが、ノーベル賞でした。自身の発明によって大戦で途方も無い数の人が犠牲になったことから、イメージアップをはかるためにノーベル賞の設立を思いついたというのが通説です。


ストックホルム観光で外せない、ノーベル賞関連スポット!

ここからは、この記事の主題である、ストックホルム市内のノーベル賞関連の施設を4つ、私たちのおすすめポイントとともにご紹介します。


1. ノーベル賞博物館で、歴史と受賞者の功績を知る

ノーベル賞博物館はストックホルムの旧市街ガムラスタンの中心にある広場、Stortorget(大広場)に面しています。その名の通り、ノーベル賞設立から現在までの歴史と、過去の受賞者の功績について知ることができます。子どもから大人まで広い年代が楽しめるようになっています!

この景色の右側に、ノーベル賞博物館があります。一大観光地ともあって、季節を問わず観光客でにぎわっています。

決して大きくはありませんが、内容はとても充実しています。ストックホルムを訪れる際には、ぜひ一度足を運んでみてくださいね。


2. 博物館カフェのアイスがすごく美味しい話

ノーベル賞と言えば授賞式も有名ですが、スウェーデン王室のメンバーも出席し、受賞者が招待される晩餐会がとても注目されますよね。スウェーデンの国営放送 svt(エスベーテー) では、その日中延々と中継されますし、日本でも映像を見たことがある人がいるかもしれません。

晩餐会の素晴らしい料理は、ストックホルム中の色々な料理人の方々が協力して作っています。晩餐会の同じメニューを体験できるレストランについては次のチャプターで書きますが、気軽に晩餐会メニューを楽しんでみたい方には、ノーベル賞博物館併設のカフェがおすすめ。デザートメニューのアイスクリームを注文できるのです。

M が2018年に撮影。とってもお上品なバニラアイスに、ベリーのソースやクリームがとても合うんです。ノーベル賞受賞者に贈られるメダルを模したチョコレートがついています。このメダルチョコはお土産として買うこともできます!
H が2023年に撮影。ベースは変わりませんが、わたあめが増量しています!笑
nobel prize museum 公式HP より(2023年11月19日時点)。盛り付けは少しずつ変わっているようです。どんなデザインで出てくるか楽しみですね!

見た目が美しいだけでなく、とても美味しいんですよ!私は、ストックホルムを訪れるたびに必ずアイスを食べに行ってしまいます。チケットカウンターでカフェのみに行きたい旨を伝えると通してくれたことがありますので、博物館をゆっくり見る時間がない方も試してみてください。


3. 晩餐会ディナーを楽しみたいなら、”Restaurant Stadshuskällaren” へ

晩餐会ディナーのフルコースを体験してみたいという方は、ストックホルム市庁舎の地下にあるレストラン ”Restaurant Stadshuskällaren”レストラン 市庁舎の地下(そのままの名前ですね!))へ!前年度のメニューが提供されています。

メニュー表はこちら。

なんとこのレストランは、1922年創業。100年を超える歴史があります。私がスウェーデンに住んでいたのは学生のころだったので、敷居が高く感じられて手が出ませんでしたが、いつか行ってみたいと思っています。


4. 市庁舎の青の広間で、あなたも受賞者の気分?

ここまで食べ物の話ばかりしてしまいましたが、最後に、晩餐会が開かれる会場であるストックホルム市庁舎をご紹介します。中継映像を見ると会場の美しさに目を奪われるかもしれませんが、あれは普段から市庁舎として使われている建物の中にある「青の広間」と呼ばれる場所です。

ガイドツアーに参加すると、青の広間にも入ることができるんです。
スウェーデン語と英語の回があるので、行かれる際には公式HPで日時を確認してみてくださいね。

また、春から夏の間には、市庁舎の特徴とも言えるタワーの部分に上ることができます。ずーーーーっと螺旋階段を上った先には、ストックホルムの中心地を見渡せる景色が。なかなか辿り着かず心が折れそうになりますが、道中は建設当時から残る石の壁や木の手すりに触れ、歴史を感じながら進むことができます。てっぺんは風が通って見晴らしもよく、とても清々しい気持ちになれるので、体力に自身のある方にはおすすめしたいと思います。

このnoteのページトップにも使っているこの写真、右下にあるタワーが市庁舎です。一番上にある緑色の鐘のすぐ下まで、螺旋階段で上ることができます。

そして、なんとなんと、2023年の12月23日で市庁舎建設から100周年!!とのことで、バーチャルガイドで青の広間を見ることができる機会が設けられるようです。詳細はわかり次第アップデートできればと思っています。


以上、今回はストックホルム市内のノーベル賞関連の施設と、おすすめポイントをご紹介してきました。いかがでしたでしょうか?
後編では、2023年の受賞者について私たちが考えたことを記事にしたいと思っています。

それではまた、
Vi ses!
M

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