Axon30 Ultra 半年間使用レビュー

2022年1月29日 13:21

Axon30 ultraを購入してから約半年ほど経過しましたのでレビューを投稿します。箇条書きで特徴を挙げていくので気になった項目を読んで参考にしていただければ幸いです。
・コスパについて
結論から述べると、この端末はそこそこコスパは良いと言えると思います。snapdragon888搭載で73000円前後(現在)と単純にSoCだけを見るならMi11t proやredmi k40 proなどのほうがコスパは良いです。しかし、上記の端末はフラットディスプレイであったり、側面指紋認証であったり、望遠レンズが搭載されていないなど妥協点が多くあります。一方でAxon30 Ultraはエッジディスプレイに画面内指紋認証、ペリスコープレンズを含む望遠レンズを2つ搭載していたりと妥協点が少ないです。また、ビルドクオリティの側面でも10万円を超える端末と遜色ないレベルになっています。こういった細かいポイントを気にする方にとっては最善の選択ともなりうるレベルのコスパと言えるでしょう。
・デザイン
この端末の大きな魅力の一つとしてデザインが挙げられるでしょう。独特なグレーカラーにつや消しガラスの背面。側面はラウンド形状でありながらも、全体的なシルエットはGalaxy note20 ultraを彷彿とさせる四角い形状。虹色に輝くカメラハウス。外観デザインは2021年に発売された端末の中でも5本の指に入るレベルの仕上がりだと思います。(私感)
・ディスプレイ
普通。144hz対応だが開発者サービスでリフレッシュレートを固定しない限りはほとんど120hz表示。これはUIの詰めの甘さだと思うがアプリを開いたままロックして、次使おうとするとリフレッシュレートが60hzくらいになってガタガタする。一回ホームにもどれば治るがかなりストレス。なんとかしてくれ
・スピーカー
まぁまぁ。音はそこそこでかいしステレオスピーカーで臨場感もそこそこある。
・カメラ
まぁここが一番気になるポイントであろう。まずはカタログスペックから。
広角26mm:IMX686 64MP 1/1.72 f1.6 OIS
ポートレート35mm:GW3 64MP 1/1.97 f1.9
超広角13mm:GW3 64MP 1/1.97 f2.2
望遠123mm:OV08a10 8MP 1/4.4 f3.4 OIS
とまぁかなり独特な構成になっている。まずメインの広角レンズだが、こいつは思ったよりは良かった。imx686とかいう1年前の汎用センサーかつ弱小企業ZTEのソフトウェアの割にダイナミックレンジもまぁまぁ広く、夜景もOISのついてない廉価スマホと比べるとかなりよく撮れる。

加えてf1.6というかなり小さいf値のレンズのため、被写界深度がスマホ界でもトップクラスに浅く、非常にボケやすく使ってて楽しい。ただ、やっぱり他社のフラッグシップと比べると1世代分くらい画質は落ちるのでカメラメインとしては使えないかなと思う。

追記:さらに後日撮影した、より照度に差がある場面では色は消えるわノイズは酷いわ白飛びするわでめちゃくちゃ。
かなり場面によって写りが変わる。やはりソフトウェアの弱さがでてる。

次に超広角。こいつも思ったより使える。そもそものセンサーサイズが他社のフラッグシップと比べても劣らないものになっていて、同じ価格帯のスマホと比較すればおそらくこの端末が一番良いかもしれない(型落ちは除く)。夜景もまぁまぁ撮れるし、何より画角が13mmとかなり広く迫力のある写真が撮れる。

追記:広角の追記に貼った画像と同じ画角で超広角で撮ったのが下の写真。広角と比べると白飛びノイズともに抑えられていてしっかり色もでている。使っていて広角より超広角のほうが成功しやすいと感じる。謎

次にポートレートレンズ。35mmという他の端末ではまず見ない珍しい画角のレンズ。一眼とかではポートレートに使ったりとそこそこメジャーではあるが、スマホで35mmのレンズを搭載してるのは初めてみた(今後発売予定のnubia z40 proに搭載されるらしいが)。私も購入した理由の一つはこのポートレートレンズだった。しかし、こいつがかなりのゴミだった。まず、このレンズにはOISがない。それだけならまだよいのだが、いかんせんソフトウェアの補正力が弱く手持ち撮影ではブレブレの写真が量産される。三脚固定して撮影してもなんかぼやっとしてディテールが欠けている。