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開業1年を振り返る
こんにちは!bokashiです。
bokashiは、コワーキング・スペースレンタル機能を持った、食を入り口にこれからを考える多様な活動の集積拠点です。
食を入り口に、農林水産業から社会情勢まで含むあらゆる人間の営みや、森・川・海などの自然環境の多様で複雑な繋がりに触れるきっかけとなるイベントを定期的に開催しています。
2022年10月26日に、札幌大通に誕生しました。そして、bokashi Baseに様々な菌が持ち込まれ、発酵したこの1年。
映画の上映やワークショップ、ごはんを囲む会などなど、様々な場を設けてきたこれまでの足跡を辿っていきます!
bokashi open party
2022年10月26日、この日は総勢50名近いみなさんが駆けつけてくださったのです。たくさんのお祝いの言葉をいただきました。
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この日から、bokashiのプロジェクトは本格始動しました。
1月
シェアリングを考える座談会
開業から年が明け、最初に行なったイベント。シェアリングエコノミー協会を中心とするみなさんと一緒に、”シェア”について考える座談会&ランチ会は、これからの生活の在り方を問い直す時間を過ごしました。
2月
食べるわたしたち#1 映画/ワイン/食を通して、戦争を地続きに捉える
ユナイテッドピープル代表の関根健次さんと出張料理人/現代美食家のソウダルアさんをお招きした上映イベント。"食べるわたしたち"シリーズの第一弾です。
💭スタッフのつぶやき
ソウダルアさんのフードインスタレーションが忘れられません。絵を描くように、舞うように、軽やかにかつ厳かに。完成した”食卓”を囲みながらルアさんが口にした「いただきます」の6文字はいつものそれとはまったく違うもののように思えました。
3月
食べるわたしたち#2 生産の現場から、これからの食産業をともに考える
「これからの持続可能な食産業のためになにができるのか?」 この問いに対して、地域・世代・職業を越えたみなさんと食べ飲み語らった日。
東の食の会の高橋大就さんをお呼びし、今に至るまでの背景や各ヒット商品にかけた想い、マーケティングの考え方など、たっぷりとお話していただきました。
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鹿の音
鹿が、生きる森から私たちの手元へ。その過程を猟師のはなし、音楽、食を通して伝える。bokashiスタッフのおはぎと、後にスタッフとなるもーりーが主催したイベントだったのです。
4月
食べるわたしたち#3 ちいさな問いの可能性 フォルケホイスコーレ/民主主義/サステナビリティ
北海道東川町で人生の学び舎をつくる「Compath」の共同創業者・安井早紀さんをお招きしたこの日。問いを探究する bokashiとフォルケホイスコーレの精神が共鳴し合い、いつもよりもより一層”対話”を大切にした時間です。
💭スタッフのつぶやき
フォルケホイスコーレへ飛び込んでみたい!と思った時間でした。それと同時に、フォルケ的営みをこのbokashiでも小さく作っていけるのではという可能性も感じました。それにしても、みんなで食べた有難豚の脂そばは至高の一杯でしたね。
5月
戦争と平和#1 映画/音楽/対話を通して、平和を思考する
2月実施の食べるわたしたち#1を経て、シリーズ化。
映画「パレスチナのピアニスト」の上映とユナイテッドピープル代表の関根健次さんとのワークショップを通して、”平和”について思考する時間を共に過ごしていきました。
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💭スタッフのつぶやき
映画の主人公が私と同い歳くらいで、どこにいてもなにをしていても同じようにコロナ禍を生き抜いてきたんだと、言い表せない不思議な気持ちになりました。
映画鑑賞後の対話の時間では”平和とはなにか?”を起点に言葉を交わし合い、その中で出てきた「しっかり対立できることが平和でもある」という考えが印象に残っています。
覆面座談会
紙の本に未来はあるのか? この問いに集まったのは、覆面を被った方々でした。
💭スタッフのつぶやき
「紙の本に未来はあるのか」挑戦的な問いからはじまったこの会は、非常に豪華な12名の登壇者の方をお迎えし、紙の本をめぐるタブーと闇、そして希望を忖度なしに語り合いました。私は紙の本、大好きです。
6月
bokashi開放デー
コワーキングスペースとして営業しているのは平日のみ。ならば、たまには休日も営業してみようかと、どなたでも出入り自由な日として場を設けました。
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💭スタッフのつぶやき
休日の昼下がり、いつもの雰囲気とは違う良さがあり、ぽかぽかとした一日。いつもご利用されている方がお子さんを連れていらしたり、平日の仕事から離れてパソコンから本へと持ち替えたり、差し入れを持ってきてくださったり、定期的にこんな景色をつくっていきたいなあと思いました。
物々交換ウィーク
家に眠っているあんなものやこんなもの。わたしにとっては”必要ない”けれど、誰かにとっては”必要ある”ものも。物々交換スペースを設けた2週間でした。
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💭スタッフのつぶやき
モノの循環がbokashiで生まれたらいいな、と思ってやってみたら、意外とそれだけを目的に覗きに来てくださる方がいたり、意外なものがもらわれていったりと楽しかったので延長もしました。秋冬の巻、やろう🔥
bokashi Snack#1 クラフトコーラ尽くしの夜
bokashi Snackを一日限りで開店。
伊良コーラ代表のコーラ小林さんを囲み、「コカ、ペプシ、イヨシ」への想いをお聞きしながら、クラフトコーラの味わい方を楽しむという贅沢な夜でした。
発酵する3日間 発酵シネマ/発酵ナイト/発酵マルシェ
映画、交流会、マルシェを通して、日本人の生活に欠かせない”発酵”に向き合う3日間。我々の生活を豊かにしてくれる菌の営みが持つ力を、再認識しました。
💭スタッフのつぶやき
発酵にまみれた3日間。「人間の機嫌で発酵の進みぐあいも変わる」という言葉が印象に残っています。マルシェの解放された空間で起こる、人と人の”発酵”も近くで感じられてホクホクでした。
8月
土と食卓 玉ねぎパーティー
食体験を通した学びの場を手掛ける good food, good life との共催イベント。「新篠津つちから農場」へお邪魔し、国内版フェアトレードともいえる”KeepA”の取り組みや玉ねぎ栽培などについてお伺いしながら、有機農業や消費について参加者全員で語り合いました。
水と人間 プラスチックの海
札幌狸小路にオープンした水族館「AOAO SAPPORO」を手掛ける株式会社青々との共催イベント。
映画『プラスチックの海』の上映と対話の会、そして「AOAO SAPPORO」での館内ツアーを通して、海と人間との関わりを捉えていきました。
💭スタッフのつぶやき
森羅万象は繋がっている。食卓は畑に、土に、土は森に、森は海に。地球の7割を占める海に、分解されない人間活動の残渣が揺蕩っているということに、想像力を持っていたいと思います。まずは、一人の生活者としてできることから。
9月
タベルヤサシイ
1月実施のシェアリングを考える座談会への参加をきっかけに、bokashiと繋がっていたひなこさん。ご自身の主催イベントの会場として使用してくださいました。
bokashi open night
通常のコワーキングスペースとしての営業は18時まで。ならば、夜の時間を開放してみようかという試みです。
ワークショップに参加するもよし、読書するもよし、眺めるのもよし、思い思いの時間を過ごしました。
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このあとおつまみも登場し和気あいあいとした手仕事時間
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かんなをかける音が心地よい
💭スタッフのつぶやき
bokashi Base内で色んな事が起きている時間を作って、色んなひとが遊びに来てくれたらいいなと思って企画しました。ワークショップふたつと公開会議、そしてじゃがバタの振る舞いがあってかなりワイワイ。
おしゃべりしながら繕いもの、真剣にお箸にカンナがけ、ディスカッション、それらを見るひと…色んな動きが起きていてホッカホカでした。
第0回 里山会議
札幌の里山である小別沢で「生活」を探求する[やまのかいしゃ]の皆さんと、里山について考えていく第0回目。
そもそも里山ってなんだろう、というところから、里山×○○の可能性についてあれやこれや考えていきました。
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💭スタッフのつぶやき
奥山とまちの緩衝地帯として、自然界と折り合いをつけながら、種々の人間の営みを内包してきた「里山」。当たり前にあったものではなくなりつつある今、里山のなかの人とそとの人と、今なりに里山をとらえなおしてみたとき、何がみえてくるのでしょうか?乞うご期待です!
定例会
水曜よるごはん
1年間続く、bokashiの定期企画。水曜日の夜には、ごはんを囲んでいるのです。現在も行っています。どなたでもお越しください。
💭スタッフのつぶやき
スタッフがつくったごはんを囲みながら、ひとつのテーマを語り合う会、これまで月2回以上続けてきました。
おはぎからのバトンを引き継ぎ、続けてきたテーマ、出会った方々と過ごした時間を振り返るとじんわりします。
(参加・ホストと合わせると私が最多出席では…?)頑張りすぎずに続けてきて、いつも集まってくださる皆さまから元気をいただいてます!
月曜あさごはん
月曜日の朝はおむすびとお味噌汁、たまのおすそわけを囲んでいました。
💭スタッフのつぶやき
おむすびとお味噌汁で始まる朝の小さな会。「いってらっしゃい」「いってきます」と言葉を交わし合う瞬間がとても好きです。担当していたわたしは、会を重ねるごとにおむすびを握るのが上達し、おむすびの魅力にとりつかれ、ついには東京の有名おにぎり屋さんにまで行ってしまいました🍙
火曜日のごきげんよう
”bokashiのなかやそとで起こるあれやこれやを垂れ流していく30分間”として行っていた、火曜日の朝のInstagramライブ配信。スタッフが代わる代わる配信に登場し、そのときにある小さな話題やbokashiのイベント情報などをお届けしていました。※現在はInstagramライブ配信を終了し、リニューアル中です
💭スタッフのつぶやき
bokashiスタッフの近況や、イベントの告知や振り返りなど、毎週違うテーマで毎週違うスタッフとお届けしました。ラオスにいたスタッフ・うわっすーとつないで配信した回は印象的でしたね……🌎
これからも共に探求していきましょう!
意志ある循環社会の形成を目指し、あらゆる人間の営みと、自然環境の多様で複雑な繋がりを探求していくプロジェクト bokashi。
また、活動集積拠点 bokashi Base は、コワーキングスペース、レンタルスペースとして使える多目的空間です。
この1年間、出会ったみなさまと大小様々な活動を共にしてきました。すべての方に感謝いたします。
これからも発酵を止めず、小さくともその可能性を信じ、我々も引き続き活動していきます。
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こちらのInstagramにて活動の告知や報告をしていきますので、ぜひご覧ください。