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新宿で粥を食べれば何かが許される

S「私たちの地下探訪は、二日酔いの胃を癒すために始まったのですね…という意味でとっても思い入れのある地下飲食店です。お粥屋さんって、他に思い当たらないですが、二日酔いの人も多く通るであろう新宿地下街になくてはならないお店でしょう。しかし、店内は二日酔いとか縁のなさそうな小綺麗なOLさんが多めですね。お粥専用醤油、好きです。」

粥餐庁の接客は常に丁寧だ。何かに似ている、と思っていたがその振る舞いをあえて例えてしまうと、まさに粥だ。この店には数年通っているがぶれることないちょうどいい優しさをいつも提供してくれる。


メニューは季節の粥と銘打って月に数回変わる。粥の他は酸辣湯などの麺類、点心、杏仁豆腐も美味いが、壁にかかる絵はもちろん粥。食べるしかない。
系列店に新宿さぼてんが君臨する事実を知った時は「粥と、とんかつ?!」と度肝を抜いたが、企業理念の「人に喜ばれてこそ会社は発展する」を見て静かにうなずいた。

新宿で粥を食べれば何かが許される。私たちはそれをお粥チャンスと呼んでいる。何がチャンスなのかは粥餐庁に行けば解るだろう。おかゆ絵画も見逃せない。


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