PauperSummit3 Top4
はじめに
オリジナルデッキでパウパーサミット第三回に参加し、Top4に入ることができました!素敵なプレイマットをいただきました。
むこう半年は自慢します。
勝ったらnote、書きたくなるのが人の性、というわけでお付き合いいただけますと幸いです。
初の有料記事としてみましたが、ほぼ全文無料で読めます。 有料部分は各マッチアップガイドを書きました。もしこのデッキに興味を持ってくださった方がいらっしゃいましたら、ご検討よろしくお願いします。小躍りしながらコンビニのコーヒー買います!
1.大まかなデッキ紹介
環境に許されたイニシアチブ3種12枚のうち、11枚を入れているこのデッキ。まずはデッキリストがこちら。
◇デッキの長所と短所
◎コンボ+ミッドレンジのプランを組み立てることができる
初手と対面次第では、早期にイニシアチブを唱えなくても、粘り強く戦うプランをとることも可能です。
◎対戦相手のサイドボードが刺さりづらい
赤くなく、青くなく、ライフゲインは辛くなく、アーティファクトでなく、タフ1でなく、墓地もそれほど使わないので、基本相手のクリティカルなサイドインはほぼありません。メインより対面良くなることが多いです。
◎マリガンに強い
沼+種+弱者選別+チブのみで勝利することも可能です。 MTG歴は結構長いのですが、初めて先手クワトロマリガンから勝利しました(笑)
△対戦相手に干渉する手段に乏しい。
コンボに干渉するのは諦めて、早期にゲームを畳みに行きましょう。
△コンバットが難しい。
ブロックの仕方、アタックの仕方が勝敗に与える影響が大きいです。ライフだけでなく、イニシアチブも踏まえた計算が必要になります。 儚い存在を持っていれば簡単なのですが… 迷ったら全部横にしましょう。
△試合時間はクソ短いかクソ長いかのどちらか。
ラウンド間の暇つぶし道具を持っていきましょう。 対戦相手もコンバットが難しいから仕方ないね。
◇ゲームの展開
0t マナだけあってふんわりしたハンドは罠です。心を鬼にしてマリガンしましょう。チブがあって加速がないほうは許容。
2t-3t よろめく怪異(植物トークン)+弱者選別 もしくは3tダクリから、早期にイニシアチブ持ちを唱えることを目指します。2t命取りの論争でもokです。
4t-5t 対面と手札の状況次第ですが、概ね鍜治場ルートをとりたいところ。よっぽどのことがない限り、対戦相手より先に死せる三者の玉座にたどり着けるので、それを使って勝利しましょう。
2.調整録
緻密で衝突が多いコンバットと、地味~なリソースの積み上げが、リミテッド好きの私にはちょうどよく、パウパーにはまりました。幸い晴れる屋静岡店ではパウパーが(なぜか)盛んだったのもあり、パウパーサミットに参加を決め、せっかくなのでオリジナルデッキで勝利したいと思い研究を始めました。まずは既存のアーキとアーキの掛け合わせからデッキを作るアプローチでスタート。
①緑黒ターボサクリファイス
最初は黒緑サクリファイスとのハイブリッドを狙ってみました。斑の子猪+湿地帯のグロフなど。ミッドレンジとしてふるまえる点、ホネツツキを強く使える点はgoodでした。しかしどうも器用さに欠けます。緑の一番強いところは、カルニの庭と狩人と嵐の乗り切り、というところでいったんとりやめ。ゲーム後半に腐るリチュアルを、効率よく有効牌に変換することができる、墓の刈り取りは大変かみ合っていてよかったです。
当時流行っていたテラーに対し、無類の勝率を誇ったので可能性を感じ、ターボチブのベストな形を探すことを目標とし調整続行。
②白黒ターボ
ジェスカイブリンクやファミリアデッキの使う儚い存在はやはりpauper最強スペルなのでは!?と思い白黒に変更。騒がしいネズミや鼓舞する監視者を盛り込んだアドバンテージ型にしてみました。感触はよかったのですが、カルニの庭が消え爆発力が落ちたのと、いくら引いても当たりが少なくてマナフラになりやすいことがわかりました。またこのとき統治者をデッキに入れていましたが、あまりよくありませんでした。いくら統治者ドローしても、デッキの中身が薄いのでいくら引いても勝ちにつながらないのです。
白の強いところはパラディンと儚い存在ぐらいであることがわかったところで白黒を断念。しかし儚い存在は本当にいい感触でした。相手にイニシアチブをとられたエンドフェイズにキャストすることで、わずか1マナで実質3カウントも稼ぐことができます。除去に合わせて撃っても打ち消し+2カウントです。1マナでこれは破格。ゲームを決定づける一打になります。宝物が出やすいこのデッキでは、構えるのも容易です。 今回は白黒を諦めましたが、調整次第ではやれる可能性を秘めています、こちらも引き続き研究したいです。
③全部盛りイニシアチブ
やはり勝つにはイニシアチブ。環境に許されている3種12枚のうち、11枚を放り込みました。あとはこれまでの知見で得た、白と緑の強いパーツをそれぞれぶっこみ完成。
3. 6/9パウパーサミット3 簡易対戦レポ
R1 呪禁オーラ WW
相手のブンが無く一安心。トランプルだけ気がかりですが、それ以外は植物トークンで受け止めることができます。
R2 親和 W-
対戦相手のマリガンに助けられ1本。ファングレンの匪賊+3/3を定着させたものの、クラーグ工で8枚サクリファイス!破壊不能土地に殴られ続け、チブを進め続けられる。2周ぐらいされたが、80あったライフにより長引き、匪賊*2+ゴリラシャーマンでライフを105に復活させて勝利。なんだこりゃ。
R3 感染 LL
どちらも3tキルをくらい負け。5/8ゴライアスでチャンプする線もあったが、それしても勝たなそう。外でお昼ご飯を食べ、カードラッシュでお買い物できたのでラッキー。
R4 リアニテラー LWW
減殺2と死体発掘が入ったオリジナルタイプ。おもしろい!サイド後は殺しを当てて勝利。
R5 ボロスシンセサイザー LWW
感電破避けブリンクと、死せる三者のネズミで勝利。
R6 赤単 LWW
メインぴったり削られるも、サイド後は嵐の乗り切りが強くて勝利。 R7 R7 ジャンド続唱 WLW
パウパー界の反復こと浄化の野火を3tまでで3連発撃たれるも危うく勝てそうな盤面になったので、本当に有利。
スイスラウンド1位抜け!
SE1 ボロス門(praeさん) LWW
フィーチャーテーブル。3G目は会場の関係かSEにも時間制限があったので嵐の乗り切りライフゲインで辛勝!
SE2 UWr門 (TSUBASAさん)LL
1G目2t灰のやせ地サイクリングに合わせて命取りの論争撃ってればピアスに当たらずゲーム違ったかもしれません。うーん悔やまれるなあ。消すべきものだけちゃんと消してくる。お上手でした。墓の刈り取りでギャラリーが湧いたのがうれしかった(`・ω・´)シャキーン
◇激戦を終えて
当初の目標であった、”オリジナルデッキでフィーチャーされる”を達成でき、望外の結果でした!動画実況や対戦相手、観戦の方々からデッキをほめていただき、本当にうれしかったです。デッキの探求可能性が残されているのも、パウパーの面白さの一つですね! 募集開始からすぐ100名の枠が埋まり、パウパーコミュニティの盛り上がりを感じました。 Top8に毒増殖コンやフラクタルシュートなど、様々な独創性あふれるアーキタイプが存在しており、まさにパウパーの魅力を体現した大会だったと思います。対戦相手の皆様、そして運営のパウパーmtgの皆様、楽しい時間をありがとうございました!また、晴れる屋静岡店で調整につきあってくださったパウパー勢の皆様、ありがとうございました。
4.各マッチアップガイドとサイドボーディング方針
◎赤くなく、青くなく、ライフゲインは辛くなく、アーティファクトでなく、タフ1でなく、墓地もそれほど使わないので、基本相手のクリティカルなサイドインはほぼありません。メインより対面良くなることが多いです。
◎ただしサイドアウトするべきカードが少なく、インは慎重に。加速や松明を抜きすぎると、出力不足になりがちです。弱者選別を抜きたくなりますが、抜くのはペタルから。ゲームレンジを正しく見極めて、枚数を適切に見極めましょう。
◎上記理由から、狭くとがったサイドボードを積んだほうが活用しやすいと感じています。
◎初手枚数の関係上、後手は初速を気持ち多く残すとうまくいくことが多いです。
VS親和
微不利。ロングゲームになりやすいです。アーティフィサーの3/3破壊不能飛行をめぐるゲームになります。動き出しは遅いことが多いので、一気にターボを決めるか、ファングレンの匪賊と盤面物量で圧をかけていく展開を狙います。ハンドの枚数は親和が、盤面はチブが有利、という展開になりやすいです。死せる三者の玉座は(匪賊>>ホネツツキ>チブ>監視者) 海蛇が入っているタイプのほうが打ち消しと除去が少ないことが多いので少し楽になりますが、3マナ要求に注意。ゲームの後半は感電破を握りしめていることが多いので、ライフを10以下にしないように気を付けましょう。破壊不能がどうにもならな過ぎて、仮面の番人かガーディアン・ナーガを検討中です。ゴリラシャーマンは最序盤に出せなかった場合は、温存してライフゲインとして使用しましょう。
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