少女B台本
以下、第18回俺達の少女A「グループB」の台本となります。
アイドルマスターシンデレラガールズのサービス終了を半年後に控えた今日この頃、消えてしまう歴史を忍び未来へ残すために各種創作活動に手を出そうとするが、自尊心と羞恥心に二の足を踏むものも多いのではないだろうか
そんな時は担当しているアイドルや応援しているアイドルを見ていれば道を切り開く手がかりがつかめるかもしれない
もし担当アイドルにあの子がいたら、今回はそんなことを考えながら与太話を聞いていただきたい
例えば私の担当が浅野風香であったなら
小説を書くということは自分の内なる世界と向き合うことであり非常に内面的な趣味と思われるかもしれないし事実そうなのであるが、それを他人に発表するとなると話は180度裏返る
一見するとオドオドして頼りない少女だがその実彼女の一歩を踏み出す勇気は目を見張るものがあり、共に歩いて行けたならその勇気を少しばかり分けてもらえたかもしれない。
もしくは池袋晶葉を担当していたなら
天才が天才にして天才たる所以は知識量でも、発想力でも、努力でも1%の閃きでもなく、自らの手で世界を変えてやろうという野心に他ならない
14歳でクレープが好きでプチトマトが苦手な女の子が、自分の才能を信じて躍進する姿を助手として見ていられたなら、私も自分の創作を信じることができたのかもしれない
あるいは吉岡沙紀を選んでいたら
アートで自分を表現しようなどと一口に言っても、そこにどれほどの壁がそびえていようか
それは自分だけの世界、自分だけの価値観を武器に世界を相手に喧嘩を売ると言っても過言ではないからだ
全身からほとばしる情熱で全力で自分を表現する吉岡沙紀と一緒なら、そびえる壁など共に塗りつくしてしまえたかもしれない
大原みちるが隣にいてくれたなら
何かを創作するにあたり最も大事なことの一つは自分が楽しんで取り組むことだが、文字通り食べてしまいたいくらいの愛情で作られたパンは再び彼女に創作意欲をみなぎらせる
楽しんで物を作る姿と言うのはそれだけで周りを幸せにし、またその幸せが自分に帰ってくる。大原みちると共にいれば、まさにパンの永久機関とも言えるその渦に飲み込まれ、誰かに幸せを分け与えることも出来たのかもしれない
さもなければ藤原肇であったなら
備前焼は二週間もの時間をかけて焼き上げるといわれるが、それだけ長い時間を一つの作品にかけられるというのは一重に強い信念のなせる技であろう
そんなアイドルの一念岩をも通すと言わんばかりにただまっすぐに土と向き合い続けた藤原肇と手を取り合えたら、どこまでもまっすぐに完成を目指していけたのであろうか
当然各々の担当アイドルから存分にバイタリティーを受け取っている者もいるだろうし、第一このようなたられば話には何の意味もない
だが、今からでもできること、さしあたって彼女たちに投票してみるのはいかがだろうか
彼女たちが一歩を踏み出すことが出来ればそれはシンデレラガールズの新しい一歩となり、あなたたちがそれを作り上げたということに他ならないのだから