鼻から内視鏡入れて髄膜腫摘出手術をした話 その2
病院の会計待ちの時に調べたところ、髄膜腫ってのは10万人に1人の病気らしい。マジすか!そんなら宝くじ当ててよ。なんて考えながら家まで運転して帰った。
帰宅してもしばらくは家内に言い出せずにモジモジしてた。が、夕食後に意を決して伝えた。ら、あぁ、やっぱりそうか!という意外な応答。家内は美容室に勤めてたので、色んな客から色んな話を聞いてて、腫瘍による視野異常も聞いた事があったらしい。そーなんか!ワシは知らんかったわ!
そんなこんなで、失明はやだよね、手術しようか、という話になり、また総合病院に行って、手術します!という意思を伝えた。
「分かりました。鼻からの内視鏡手術の方が身体的負担は小さいですが、鼻からの内視鏡手術出来るかどうかは、大学病院の先生が判断します。出来なければウチで開頭手術です。」との事で、大学病院に問い合わせて貰う事にして、翌週に問い合わせ結果を聞きに来る事に。
開頭手術は勘弁して欲しいよなぁ…そしたら片目失明を受け入れるかぁ…ま、大学病院のセンセの判断を待つしか無いな!この日からは不安続きだったな。
大学病院への問い合わせ結果は、鼻からの内視鏡手術可能 との事。いやー、良かった!という事で、遠地の大学病院で手術する事になった。入院期間は大体2週位だそうだ。え、頭の中に内視鏡入れて、2週で退院⁉︎…この時点では手術は未経験だったのでそう思ったけど、実際に体験してみると、長すぎず短すぎず適切な期間だったな。
その、遠地の大学病院で、手術を担当する主治医はK先生になるそうだ。んで、この、総合病院の脳神経外科の先生も、その大学病院から出向?で来てて、4月からは元の大学病院に戻るとか。ん?自分で執刀はしないのん?どうも、鼻からの内視鏡手術が出来る先生は限られてるようだ。
K先生は、月に2回は隣の隣の市にある別の総合病院に来ているので、最初の問診を受けてね、との事で、3月だったかな?初診を予約してもらった。
初めは、頭蓋骨切断しなくて済んで良かったわぁ〜 と思ってたけど、日が経つにつれ恐怖感と不安感がマシマシになってきて、睡眠がおかしくなってきた。が、頑張って初診・面談へ。
K医師との面談では、
・腫瘍の大きさは小さい方
・術後視力は戻るのか?→“悪くはならない”としか
・ナイケイ動脈とくっついてたら厄介
・術後、髄液鼻漏という、術部から髄液が漏れるリスクがある
・髄液が漏れたら、髄膜炎を発症するかもしれない
・上手くいけば手術の後遺症は無いだろう
・入院は2週ほど、プラス自宅療養が2週程度以上か?
・4月末に大学病院に一泊で検査入院してね
・血管に悪いから、お酒とタバコはやめる事
との事。当時お酒は毎晩飲んでたし、ニコリキ入りのVAPE吸ってたから、最後のが1番辛かった…
そして結構あるリスク。うーん、あらためて大変な病気になっちゃったなと。。。
余談だが、保険屋さんに連絡したところ、がん保険は、良性腫瘍だと降りないそうだ。そりゃそうか。
でも生命保険は、診断書を出せば手術と入院とで支給出来るし、検査入院でも出るよ、との事。この日初めて生命保険ありがたいわぁ〜と思った。最終的に、手術+入院の治療費と諸費用が(限度額申請ありで)30マン位で、保険で降りたのが40位。交通費とかも込み込みだと、丁度良い感じの額が降りたよ。
(つづく)
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