すばらしい空の世界 【034 今治→瀬戸田→尾道】
普通に新幹線を使えば『こだま』で行っても100分程度で到着出来る場所に、敢えて12時間以上かけて向かうという話し…道中で、もしものことがあった場合のリスクはある。 ただその分、普段とは違う景色に出会える可能性もあるという話しを進めてゆきたい。
まず向かうのは、大阪南港…JR大阪駅付近より出発する場合は、Osaka Metro四つ橋線で本町へ…中央線に乗り換えコスモスクエアへ…南港ポートタウン線に乗り換えフェリーターミナル駅で下車する。 他社航路に乗り慣れている場合は、下車駅が異なるので注意したい。 四国開発フェリー(オレンジフェリー)の『おれんじ えひめ』が、ターミナルの建物の向こうで待ち構えている。
ちなみに松山方面の連絡バスは、大人片道1,250円…こちらはwebまたは電話で船室を予約するとき、同時に申し込む必要がある。 ちなみに出発は、3方面とも6時20分の出発。 そのあと7時出発の壬生川駅ゆき直行の連絡バスもある。
今回の最終目的地は尾道なので、松山に出る必要は無い。 連絡バスで今治駅前に向かい、福山駅前ゆきの高速バスに乗り換え…『しまなみ海道』の途中にある生口島(いくちじま)へ。
瀬戸田から尾道までは、船で移動する。 後で気が付いたことだが…『しまなみドルチェ』の店舗は、福山駅近くのデパートの地下にもある。
瀬戸田で降りずにそのまま福山まで向かうという方法もあった。 ただ瀬戸田港の近くの商店街など、生口島ならではの情景を見て回るのが今回の目的である。 もっと言ってしまえば『しまなみドルチェ』の主要な商品は、通信販売という手段もある。 コストを重視するのであれば現地には行かず、直接通信販売を利用するのが妥当かもしれない。
瀬戸田港に戻り、尾道までは船で移動する。 その乗客の殆どは、観光客では無く地元の方。 普段使用している自転車を船に載せて移動する方もいる。
尾道は『坂のまち』でもあり、『映画のまち』でもある。 ロープウェイで見晴らしの良い場所に行ったり、映画のロケ地めぐりをしたいところではあるが…真昼の気温は、体温並みの36℃近くまで上がっていた。 街歩きに適した時季に、改めて計画したい。
郵便局より商店街を経由しJR尾道駅に向かっていると、油絵などに取り組む高校生が多数。
毎年夏に実施されている『尾道を描く』写生大会(広島県高等学校美術連盟の行事)に参加している学生が、商店街から見える風景や店舗などを自分で決めた場所で思い思いに描いている。
この時代、この時期にしか残せないもの…何十年か経った後に見返すと、何か感じとるものがあるのかもしれない。