見出し画像

すばらしい空の世界 【029 福井・東尋坊】


ついに北陸新幹線の金沢〜敦賀間が開業し、東京・大宮から福井・敦賀に乗り換え無しで行ける様になった。 逆に大阪・京都や名古屋・岐阜から特急で福井・金沢方面に行くには、敦賀での乗り換えが必要となった。
それだけでも賛否両論あるが、新幹線開業になると平行して走る在来線がJRから第3セクターの鉄道会社に移管される。 地元の学生の定期券の購入価格も上がり、家計への負担も大きくなる。

そして第3セクターに移管されると、全国のJRの普通・快速列車が乗り放題の『青春18きっぷ』が利用出来なくなってしまう。 ということで…新幹線開業前に、名古屋駅より福井駅と東尋坊に立ち寄った後…金沢駅まで普通列車と快速列車を乗り継いで向かうという計画を実行した次第である。

東京駅→名古屋駅は、JRのドリームなごや1号で移動。
以前は鉄道でも、夜行快速は運転されていたのだが…。

名古屋駅からはラッシュ時間帯のため、ほぼ座れない。 米原駅で北陸本線に乗り換えて、ようやく座れた。
次の近江塩津駅で、また乗り換え…今度は関西方面から敦賀に向かう新快速のため、ほぼ座席は埋まっている。 その列車からの乗り換えとなる敦賀始発の福井ゆきは、短い編成のため、当然座れない。

福井駅の改札口を一旦出て、右斜め前にある『今庄そば』
…『にしんそば』をオーダー。 交通系ICでの決済可。

やっとの思いで、福井駅に到着。 ここで名物の
『今庄そば』のお店に向かう。 東尋坊まで行けば、海鮮系のお店でのお食事も楽しめるが…今回は極力、経費を削減したい。 その様な状況では、心強い存在である。
食事を終え芦原温泉駅までゆき、京福バスに乗り換える。 所要時間はバスの経由地にもよるが、およそ40〜45分で片道790円(2024年3月1日
現在)。
尚ここで注意したいのは、観光遊覧船に乗る場合である。 バスに乗る前に、公式サイトでチェックして頂きたい。 天候が穏やかな日は『東尋坊乗り場』より発着で最寄りバス停も『東尋坊』となる。 東尋坊発着が困難な場合には『サンセットビーチ乗り場』より発着となり、最寄りバス停も東尋坊の2つ先の『サンセットビーチ』となる。
もし『欠航』となった場合には、安全に『東尋坊タワー』からの眺めを楽しんで頂きたい。

京福バスのサイトで時刻をチェックする時は、芦原温泉駅発と芦原温泉駅着とで開くページが異なるので要注意。

来訪当日は『サンセットビーチ』発着であったが、『東尋坊』バス停で一旦下車する。 ちなみに『東尋坊乗り場』発着の場合、商店街の先にきっぷ売り場がある。

商店街は、シャッターの閉まっているところが多い。
この先の越前がにの並ぶお店では、地方発送も可能。
遊覧船が『東尋坊乗り場』発着の場合、商店街を抜けて
階段を降りたところに、乗船券売り場がある。
御船印は遊覧船が『サンセットビーチ乗り場』発着の
日でも、『東尋坊乗り場』での販売となるので要注意。
乗船券売り場の近くの、安全な場所より望遠で撮影。
特に天候の良くない日は、岩場での撮影は足元に注意。

御船印を調達し、バスで『サンセットビーチ乗り場』に向かう。 荒磯遊歩道を経由して徒歩で行くルートもあるが、乗り場が変更となる時は天候が穏やかでない日なので状況に応じて判断頂きたい。 
バス停すぐの駐車場に停まっている、車両の近くでスタッフが案内している。 乗船券はその場での支払いとなる。 クレジットカードでは支払い出来ないので、予め現金を準備しておくと良い。

乗船券を販売している車両の近くに、遊覧船は待機して
いる。 階段のある東尋坊乗り場より、乗降しやすい。

いよいよ出航…まずは東尋坊の先にある、雄島に向かう。 『北陸の江ノ島』とも呼ばれる、海の神様の島…徒歩で散策される時は、紹介されている動画を予め視聴して頂きたい。 

神秘的な樹木に覆われている雄島だが、海側はこの様な
状況。 密入国監視のための、海上保安庁の施設もある。
車両で来訪の際は雄島橋の手前に駐車場があるので、
停めてから徒歩で大湊神社などへの散策となる。
いよいよ東尋坊エリアへ…写真中央左側の波で白く
なっている部分の上が、恐竜の様に見える箇所。
地上との差が25メートル程ある、大池と呼ばれる箇所。
穏やかな日は遊覧船が中に入り、海面近くより上を見る。
上から見ても分からないが、遊覧船からだとよく分かる
『ライオン岩』…中央左側を頭に、座っている様。
手前の岩の向こうが、『千畳敷』と呼ばれる波打ち際まで
近づける場所。 『釣りバカ日誌』の撮影も行われた。
低い岩の連続しているのが『六枚屏風岩』。 海女さんの素潜りするエリア。 中央上が『東尋坊タワー』。 
北陸電力福井火力発電所と、石油備蓄タンク。 『サン
セットビーチ乗り場』発着の場合、その周辺の案内も。

遊覧船を降りた後は、芦原温泉に立ち寄りたいところであるが…当日は冷たい風が強く吹いていたため、そのまま芦原温泉駅に出て金沢駅に向かった。 また日を改めて…出来れば一泊したい。

今回は、えちぜん鉄道や福井鉄道を利用しない行程をご紹介した。 永平寺の参拝や鯖江の眼鏡店巡りを検討されているのであれば、バスで芦原温泉駅に戻らず三国駅に向かい…えちぜん鉄道に乗り換えるルートもある。 移動時間を考慮に入れて、効率よく訪れて頂きたい。 

◆芦原温泉には、日帰りでも楽しめる施設があります。  
①セントピアあわら
(えちぜん鉄道・あわら湯のまち駅より徒歩5分もしくは、京福バス・セントピアあわらバス停下車すぐ)
★2024年4月より、指定管理者が変更となります。 詳しくは営業再開の後、公式サイトのチェックをお願いします。
・スーパー銭湯並みの入場料で、本格的な入浴が楽しめます。
②あわら温泉 芦湯
(えちぜん鉄道・あわら湯のまち駅より徒歩2分)
・総ひのき造りの建物に、5つの足湯があります。 夜間は建物のライトアップもされます。
・利用料金は無料ですが、タオルは300円の有料販売となります。

参考文献等:東尋坊遊覧船 公式ホームページ
京福バス 公式ホームページ


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?