暑い夏がやってくると、外に出ないでクーラーをかけて部屋の中で過ごすのが理想的だと思う。
だが敢えて爽やかな環境の場所に行ってみるという選択肢も、あっていいのではないだろうか。
ということで、前回の飯山線探訪より時系列としては遡るが…北海道・富良野のラベンダー畑をメインに、その周辺をご紹介したい。
旭川空港より向かうのが、アプローチとしては近いが…新千歳空港までLCCを利用する方やフェリーで北海道入りする場合は、一度札幌駅に出て直行の高速バスを利用するのが便利だと思う。 往復割引や回数券もあるので…有効期間内で往復される場合には、是非ご検討頂きたい。
尚2023年の秋、市街地再開発事業に伴い…札幌駅バスターミナルが閉鎖となる。 その後移設されるバス停の位置については、札幌市のホームページに掲載されている。
札幌を出発して、夏ダイヤでは2時間30分程で富良野に到着する。 宿に入り、明日に備える。
翌朝は遠くに怪しい雲はあるが、基本的に青空…列車の出発が、待ち遠しい。
あれこれ撮影しているうちに『富良野・美瑛ノロッコ号』が、ホームに入って来た。 富良野までの乗客が降りた後、いざ車内へ…。
いよいよ美瑛に向けて出発! やはり自由席は、相当な混雑…市民の生活の足となっている普通列車はラベンダー畑駅を通過するので、大多数が降りるのだろうと予想しているうちに23分で到着。
自由席の大半の乗客は入れ替わり、指定席も団体のツアー客が降りた。
車内では、沿線の情報を案内放送として流している。 美瑛駅に到着する前に『赤い屋根の建物』が紹介され、ノロッコ号は減速する。 ロマンスシートのE席側に見えるので、確実に撮影されたいならば指定席を購入しておいた方が良い。
ノロッコ号が美瑛駅に到着した後、速やかに折り返しラベンダー畑駅までの指定券を調達する。 逃したら、次のノロッコ号まで待たなければならない。 時間との闘いである。
お約束通り、再び『赤い屋根の建物』の近くを通過。 スマホやデジカメで一斉に撮影が始まる。
車内が落ち着いたと思った頃に、ノロッコ号はラベンダー畑駅に到着した。
駅を降りると、道案内の看板が設置されているのは有り難い。 もっとも、降りた乗客の後をついて行けば…ほぼ確実に到着する。
腹ごしらえが済んだので、ラベンダー畑へ…。 斜面に植えられているので、奥まで行くなら坂道を延々と登らなければならない。
お土産を何点か購入し、中富良野駅まで徒歩で移動し普通列車で富良野駅に戻る。 その途中に『なかふらのフラワーパーク』もあるので、時間に余裕があれば立ち寄ってみたい。
30分程歩いて、中富良野駅に到着。 富良野方面行きの列車が、間もなく到着するとのアナウンスが流れる。 急いでホームに出て、切符は車掌さんより買おうと財布を取り出して列車を待つ。
ディーゼルカーの普通列車と思いきや、やって来たのは『ノロッコ号』! ならば30分かけて歩かなくとも、最寄りのラベンダー畑駅まで行けば結論は同じ。 時刻表はたとえスマホに入れていても、直ぐに見ることが出来なければ意味が無いと思った次第である。