すばらしい空の世界 【030 知多三島めぐり・その１】
バス会社のツアーに参加し、空を追いかけるシリーズ…今回は個人旅行では実現不可能な、高速船を貸し切っての島めぐりをご紹介したい。
名鉄観光バスの『愛知の離島三島めぐり』のツアー…キャンセル待ちが出る程の人気で、参加した日は４列シートで空席無し。 その理由の一つとして『師崎（もろざき）港から佐久島に行ける』ことを挙げるツアー参加者も何名かいた。
ちなみに今回は、刈谷営業所の担当。
定期航路では師崎港から出ているのは、篠島と日間賀島のみ。 佐久島へ行く定期航路は、一色（いっしき）港からとなる。 師崎港よりバスと電車を乗り継いで一色港に向かうだけで３時間30分もかかってしまう。
師崎港に到着。 今回はその後をご紹介したい。
もう一つの方法は、日間賀島より海上タクシーで佐久島に向かう方法である。 ただ個人旅行で利用するには、価格の面で現実的ではない。（10名まで同一料金なので、人数が揃えば検討する価値あり。）
是非一度、佐久島・篠島・日間賀島の位置関係を地図で確認して頂きたい。 師崎港より高速船を利用すれば、滞在時間を各島60分と仮定しても効率よく回れる…まるでトラベルミステリーの小説の様な話しだが、それを実現してしまったのが今回のツアーである。
普段は撮影出来ない組み合わせである。
師崎港を出発して15分程で、佐久島西港に到着。
集合時刻まで、およそ60分…中にはレンタサイクルで島巡りする方もいた。 ちなみに佐久島は『アートのある島』。 数々の芸術作品が展示
されている。 個人旅行で次回訪れる時のために、何がどこにあるかをその時間で把握したい。
レンタサイクルを利用しても、一日では周れない。
向こうに見える建物も、風情があり絵になる。
『弁天サロン』。 渡船の待ち時間に利用したい。
有料で利用可能。 原則月曜日と年末年始が休館となる。
場所へ。 途中にインスタ映えするカフェもある。
佐久島の芸術作品『おひるねハウス』は、この近くにある。 見に行きたいところではあるが、団体行動のバスツアー…もちろん集合時間に遅れる
わけにはいかない。 高速船乗り場に戻り、次の目的地…10分程で篠島に到着する。
60分。 割り切って、海の幸を満喫する時間としたい。
料理だけでなく、カフェやバーとしての営業もある。
瀬戸内海周辺地域以外では、水揚げ地ならでは。
学校給食でも、月一回の『食育の日』の材料となる。
昼食はグループ分けされ、一人参加者は相席となる。 食事とともに参加者同士の会話が弾む…バス
ツアーならではの時間である。
そうこうしているうちに、集合時刻。 最終目的地の、日間賀島に向かう。
デッキは高速船毎に、座席数が異なる。
日間賀島港も佐久島と同様、西港と東港がある。
早速、タコのモニュメントがお出迎え…。
しー』と命名。 ハートマークが隠されているらしい。
ない。 宿泊施設などで、海の幸を味わうことも可能。
師崎港。 三島めぐりも、いよいよ終幕に近づいている。
デザイン。 島の象徴…センスの良さが表れている。
直後のため、集合時刻までの間『タコの唐揚げ』を。
各島60分の散策時間はあったが、欲を言えばもう少し時間が…名残惜しいが、高速船で師崎港へ。
篠島に寄って日間賀島に泊まるのが理想的。
場所を発見したというのが今回ツアーの大きな収穫。
この後バスに乗り、名古屋・名鉄バスセンターに戻るまでの間にもう１箇所…お手洗い休憩も含めた立ち寄り先がある。 往路・復路の立ち寄り先については、別の機会にご紹介したい。 地元の方でなければ、バスツアーかレンタカーでないと辿りつけない…知多半島ならではのスポットである。
最後に、三島めぐりを無事に果たし帰着出来たのも名鉄観光バスの運転手さん・ガイドさん…三島
で係わった各施設のスタッフの方々のお陰。
この場を借りて、厚く御礼申し上げたい。
◆おとな２名以上で名鉄沿線より日間賀島でお食事と入浴を計画されているのであれば、お得なセットプランがあります。
『肉料理と海鮮』もしくは『タコ料理』を選択した場合は、旅行当日の名鉄電車全線と名鉄海上観光船の河和港〜日間賀島港・篠島港が乗り放題となります。
お食事と入浴の時間は、各会場（宿泊施設）により異なりますので、申し込みの前に希望される会場のチェックをお忘れなく。
指定された名鉄主要駅と名鉄名古屋駅サービスセンター、指定された旅行会社で購入することが出来ます。 確実に行く日が決まっている場合には、検討してみてはいかがでしょうか。
西尾市役所 佐久島振興課 公式ホームページ
南知多町 公式ホームページ
『季報 第108号』
（京都府農林水産技術センター海洋センター）