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航空大学校【1次試験】直前期の対策

今回は、令和7年度入試 一次試験へ向けて最後の追い込みをされている方へアドバイスをさせていただきます。
参考までに筆者は令和3年度入試で航空大学校を初受験し、最終順位一桁台で合格をいただきました。詳しくはプロフィールより自己紹介をご覧ください。
読者それぞれ現在のレベルや課題には差があることと思いますので、情報は各自で取捨選択してください。



間もなく一次試験まで1ヶ月となり、追い込みの時期に入っているかと思います。
私が実際に本番直前の1〜2ヶ月で何をしたかについては、以下の当方の記事の後半にて、受験当時の手書きのスケジュール表をもとに紹介しています。悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。


個人的には、このタイミングで一旦、自分が取り組むべきタスクを紙に書き出して、入試の日から逆算して大まかな計画を立てることをおすすめします。直前1ヶ月、直前2週間をスムーズに迎えられるとともに、折に触れてスケジュールを見返すことでモチベーションが高まり、集中力の維持が可能になります。要は焦(あせ)らされるため、ふと疲れた時にダラけてしまうことが減ります。時間は有限ですので、直前期に後悔を生まないためにも、取り組むべきタスクを明確にして計画的に仕上げていきましょう。


受験生それぞれ現時点での仕上がり具合が異なるため一概には言えませんが、過去問をまだ解いていない、もしくは1周程度しか解いていない方は、1週間に2〜3年分のペースで時間を測りながらの過去問演習を強くおすすめします。少なくとも2〜3周は周回すべきです。本番の時間配分の感覚を体に染み込ませる目的、そして類似の問題が出た場合に他の受験生と差をつけられないようにする目的があります。その上で苦手な分野があれば、これまで使ってきた参考書に立ち返って知識を整理してください。

また、数学、物理、英語がある程度仕上がっている方は、差が付きやすい総合Ⅰ(令和6年度試験より総合 Part1にあたる)の分野の対策に時間を多めに割くと、順位が上がりやすいと個人的には感じています。過去問が公開されている科目はかなりの受験生が仕上げ切ってくるので、大きな差が生じにくいためです。先程のリンクの記事で紹介した参考書や以下の再現問題等を活用し、少しでも多くの出題パターンを体に染み込ませるとともに、ケアレスミスを防ぐトレーニングに注力しましょう。


総合において出題される時事問題や気象学については、例年差が付きにくいように感じます。一次通過率を踏まえると数点の差が合否を分けるため、1問でも多く得点できるに越したことはありませんが、満遍なく対策するには時間がかかる分野です。時事問題の参考書を食事中などの隙間時間に読む程度の対策に抑えるべきかと個人的には思います。ミスさえしなければ正答を得られる数学、物理の問題を本番の緊張感の中でも確実に得点できるように、苦手分野を中心にしっかり知識を詰めていきましょう。数学、物理が既に完璧な人はこの限りではありません。

当日の会場の雰囲気や注意点はこちらの記事にて紹介しています。さっと読める程度の量です。令和3年度入試の東京会場の記事ですが、令和5年度入試以降は新宿から市ヶ谷に会場が変更となっており参考にならない部分もあるかと思います。トイレ事情など同様の心配はあり得ますので、ぜひ参考にしてください。 


8月の航空無線通信士国家試験を受験予定の方は、出願の準備は大丈夫でしょうか。
無線資格は必須ではありませんが、特にⅠ期入学を希望される場合、2024年8月の試験で取得しておくに越したことはありません。三次試験の面接では、面接カードに記載がない場合、航空無線通信士の取得の有無を聞かれることが多々あります。市販の過去問集を中心に1〜2週間徹底的に勉強すれば合格自体は可能な人が多い印象ですので、一次試験終了後から対策をすれば問題ありません。
TOEICについても同様に面接で多々聞かれますので、心づもりしておくと良いと思います。三次試験の際、身の回りでは750〜900点ほど取れている受験生が多かったです。こちらも必須ではありません。
なお、三次試験を見据えて今からできる対策、面接や操縦適性検査の対策についてはこちらの記事(リンク)にて詳しく紹介しています。


最後になりますが、十分な睡眠、食事、適度な運動など日々の体調管理には最大限注意を払い、万全の体調で当日を迎えられるよう備えてください。

皆さんの成功を心からお祈りしております。
お読みいただきありがとうございました。


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