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航空大学校2次試験身体検査対策 ー 令和3年度試験当日の全貌とアドバイスを書き起こしました。

今回は、私が2020年秋に受験した航空大学校2次試験当日の流れを振り返りながら、実際に記入した書類やどのような検査を受けたのか、各検査の詳細で具体的な実施方法について解説します。
また、最後に私の身体検査の開示結果と、それを踏まえた前年度との検査内容の変更点も紹介します。

内容は必要に応じて随時更新しています。
(最終更新 2024/05/28)

募集要項には『身体検査については、第1種航空身体検査基準を踏まえて身体検査を行い、身体検査の結果及び第一次試験の結果を総合的に勘案し判定します』と書いてあるだけで、実際にどのような検査を実施するのかは不透明です。
各検査の合格基準は公表されていませんが、実施する検査の具体的な流れを掴んでいただき、役立ててもらえる記事となっております。私も過去に受験した先輩やネット上のブログから何の検査をしたか情報を集め、対策を考えました。今回実際に受験した上で、準備/対策しておいてよかったことや失敗談も記載しています
リサーチ不足、専門知識不足で極めて不確実な情報を書いている記事が多々散見されます。揚げ物禁止、タマネギ摂取、など過度な食事制限や、高額な航空身体検査の事前受診を勧める、非公開のはずの航大身体検査の合格基準値の解説記事(←単に国の第一種基準を説明するだけの無責任記事)など、何とも胡散臭い記事が多く、とにかくやれることはやろうと 効果のない対策に翻弄している受験生を多く見かけます。エビデンスに基づき、他のどの記事よりも具体的にイメージできるよう記載しましたので、ぜひ参考にしてください。
実際に私の大学の後輩も、受験の前々から身体検査対策に本稿を役立ててくれただけでなく、本稿を検査前に何度も熟読したところ当日は十分リラックスして検査に臨めたとのことでした。情報量が当日の緊張度合いを左右すると言っても過言ではなく、是非これから受験される方に読んでいただきたく思います。

また、私は出願の1年ほど前に永田町つばさクリニックの航空身体検査(2019年当時49500円)を受けました。このクリニックでOKをもらえれば100%受かる訳でもないので、おすすめしません(入試である以上 航大の合格基準は関係者以外誰も知りえませんので)が、試験内容の把握や脳波異常、血液検査での異常、眼科領域の異常の有無の把握に役立ちました。永田町つばさクリニックでの検査内容と航大本番終了後のメモをもとに、航大で実施される各検査について本稿で漏れなく記載します。永田町つばさクリニックの検査費用49500円は非常に高いですし、脳波や血液等、不安な検査だけ自費で受けてもらうなどといった用途にも本稿を役立てていただけるものと思います。
永田町つばさクリニックではアレルギー検査、鼻腔通気度検査を受けましたが、2020年の航大では実施されませんでした。(2021年実施の身体検査でも実施されなかったとのことです(2022.04.10追記))。その点についても詳しく紹介します。

また、私は受験に際して航大関連の予備校を利用しませんでしたが合格できました。予備校のメリットデメリットについてはネット上の他のブログで詳しく批評されているので是非参考にしてください。

なお、筆者は令和三年度航大合格者且つ日本国内の医学部医学科を卒業した現役医師ですので、他の記事よりは幾分信用に足るかと思います。航空身体検査指定医ではありませんので、実際の航大の検査内容の解説と、対策を助言するに留めています。
一回あたり3〜5万円もする航空身体検査を実際に受けて情報を集めることと比較しますと、極めて低価格の記事にしております。居酒屋で人と2〜3時間飲んだときに話す内容くらいのボリュームですので、記事の値段は1回分の飲み代の値段に合わせています。字数にして約18000字、隙間時間に眠い目を擦って仕上げた大作です。是非ご一読ください。

2024/05/28追記内容 : 航空大学校の身体検査で施行される血液検査、アレルギー検査項目の具体的な項目が判明しましたので、血液検査の部分に追記しました。



1. 1次試験合格から2次試験A当日朝まで


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