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【無料】義理人情は要らない【欲しいのは自分が傷つかない保証だけ】


■義理人情は要らない

人が情に訴えるときは困った時ではない。

相手を思い通りに使うとき

である。

日本では法律は「二番手」であり、そのときの

  • 空気が規範

  • 情こそがルール

である。ただ自分が損をしないようにしながら欲求を叶えるための保険として法律に従うのである。

■理由【義理人情ではないから】

「日本人は親切で優しい」←これって勘違いですよ

実際のところ世界一他人に無関心で冷酷である人が日本人である。とはいえ、

  • 落した財布が返ってくる

  • なくした家の鍵が見つかる

ことも事実ではある。これは「落としたら自分のものではなくなり、見つけた人のものになる」という外国にはない文化である。

この風習めいたものは、中世の日本人の考え方、特に関西に顕著で、「自分の手から離れた物は神仏のものになる」というものに一応は見出すことができる。確かに当時は一番公平な判断の基準であったのであろうが、それは中世という社会の制度が一定整い、ある程度普通の人にも認識が浸透していたからである。

ということは、それ以前はもっと個人的で、根源的な欲求であったと思う。「生きていたい」といえばそれで話は終わるのであるが、それではあまりに一般論が過ぎるので、日本人に限定して考えてみるとする。

とすると大体3つ出てくる。

  • 逃げ出せない国土の狭さ:やり過ごす→嫌なことでも我慢する

  • 空気を読む:「空気」は相手が欲しがっているもの→察知する

  • 穏便に保つ:機嫌のいいイエスマンを演じる→従順であることを選ぶ

ということは人当たりがいいことも、財布を届けることも「優しさ」ではなく、自分が生きていたいのであれば何を我慢すればいいのか察知して、従順さを選んだ結果というだけなのである。それこそ一般的なことなのでかなりの人に当てはまると思う。

■日本人の奥底に眠る攻撃性

一方でそれは滅私奉公であり、欲求の抑圧という意味でもある。とはいえそれでは朝鮮戦争による特需景気をきっかけにした「何となく先進国」という夢や幻も見れなければ、資源に乏しく征服する必要がなかったとしても、これは従うばかりでは全くできないことであり、恐怖や不安を行動のエネルギーにしない限りはまがりなりにも独立を保つことはできないこともまた事実である。

それは、SNSの代表格であるX(Twitter)に顕著に現れている。具体的にはXの匿名での利用率75%であることである。これは8年ほど前でも、世界でもずば抜けて高く、フランスが45%、アメリカが36%、韓国が32%であることを見てもずば抜けて高い。

それは、身分を隠すための用心深さや保身という単純な言葉では到底説明できるものではない。匿名はある種の仮面になり、内面にある攻撃性を引き出すきっかけになるのかもしれないが、それだけでは行動のエネルギーにはならない。なぜならば、誰かを攻撃して傷つけてももなんとも思わないということは、同時に報復を受ける危惧があるということも意味するからである。

たしかに「もしやり返されたら、自分がやられるかも」と察知することは確かに用心深さであり、保身でもあるが、その危惧のなさを保証されたときに誰かを「攻撃してやろう」とか「傷つけてやろう」という行動に変換する人は海外ではどれぐらいいるだろうか。特別な事情がない限り、発言は実名と顔だしでするものという文化であることが上記の匿名での利用率の差となって現れているのであると思う。

自分を何かに同化して消してしまうことで危惧のなさを担保にすることは、「進め、一億火の玉だ」というスローガンに代表されるとおり戦時中に顕著になったことであるが、これは「お国のために」と個人と国家の同化させることである種の無記名の状態にして危惧のなさを担保にしたのである。

とはいえ、「ワインでゼロ戦が飛ぶわけないだろ」という人もいるにはいた中でどうやって「個人と国家を同化させた多数派」を作り出すことができたのであるのかというと、人間であれば誰もが求める「見慣れた中にある目新しさ」を目の当たりにして驚いた瞬間のまま「ただやる」状態にしたからである。

これは今日キャッチコピーのテクニックとして詐欺から商売、宗教の説法からお守りの霊感商法まで幅広く利用されている。たとえば、

  • 保険証の有効期限が近づいています→マイナ保険証への切り替えを狙った詐欺

  • カードの未払いがあります→架空請求の代表

があります。

これらに内容なんていうものはない。その目的はパニックを起こすことである。人はパニックを起こしたときは物を考えない。そのときにうまくいったときの方法を手っ取り早く選ぶ生き物である。命が懸かっているときは物を考えてる暇はない。まず自分がリラックスするためにとにかく動いて生き残る方法を探す。そして緊張したときに一番簡単な方法を使ってやり過ごしてきたのである。

つまり騙す人にとって目や耳に入った瞬間に受け手が驚いたらそれで成功なのである。あとはその状態のまま文面や音声のとおりに行動するので、騙す側にとっての最大の危惧である

  • 殴り返される物理ストレス

  • 罪悪感などの情動ストレス

がないまま金だけが自分の元に入ってくる仕組みと同じである。

「個人を純化すると国家になる」というキャッチコピーで、驚きとパニックのまま「ただ動く」というある種のトランス状態のまま動くと同時に、「国家も自分と同じことをしている」という責められ、報復を受ける危惧のなさを担保にしているから罪悪感も感じることもなかったのである。

つまり、過敏さがゆえに不安や恐怖を感じ取りやすく「怒りのエネルギー」になるのであるが、自分が傷つかずに生きるためには従順さを選ぶことで、普段はそれを抑圧しているのである。ところが「傷つくことがない」という保証が確保されると抑圧を手っ取り早く発散するための出口となり、緊張による怒りから解放されたときの「行動のエネルギー」が攻撃性として出てくるのである。

体験としては、

  • 歩者分離信号の交差点ですれ違いざまにぼそっと「はよ渡れ」→追いかけられない手段を選んだ

  • 赤信号で止まっていると何台かの後ろから「アホッ」と怒鳴られる→どこから怒鳴っているのかわからなくする

  • すれ違う時に鼻と押さえたり、眉根を寄せたりする→臭いとは言ってない、睨んでもいない

  • 「なんか臭いなー」とクラスの代弁者を振る舞う→誰とは言わない

ということが挙げられる。

つまり、匿名性を確保できないのであれば、我慢することになっても従順さを選んだほうが有利であるという単なる打算なのである。

■さらなる具体例

さらに一般的な例としては、

  • 無差別殺人→実は歩きスマホの人ばかり狙っていた

  • 毒親の冷や水を差す言葉

  • 職場や部活動で年下で仕返しする上級生

  • もっと辛い人はたくさんいるといって会話を終える活動家

  • 自分の方がやられたと数を自慢して黙らせる

  • 声掛け運動のようにコーヒーショップで後ろから「子どもなんか連れてくるなよ」

があり、どうしようもない事実だからそれ以上自分は傷つかないことを保険にしたうえで実行したことや、なければ見て見ぬふりしてやり過ごしたということは誰にでもどれかひとつは当てはまると思う。

■付き合い方【動き続ける】

ではこの匿名性が確保できるかどうかを瞬時に判断するこのどうしようもない過敏さとどう付き合えばいいのだろうか。もちろん国籍を捨てて「日本人」をやめたとしても生まれ持った体と積み上げた過敏さをなくすことはできない。これが「盗みの気がある」とか、「人間はそう簡単に変わらない」理由なのである。

それこそ自分の弱さや劣等感を見ないことで居心地の良いところにとどまりながら他人を要領よく変えて効率よく使い捨てるための口八丁なのであるが、その人はそうやって気持ちよく人生を終えればよろしい。

それはさておき、「過敏さ」と付き合う上でまず押さえておきたいことがあって、

✅対人関係の特効薬はない

という事実を押さえておくべきである。そのうえですることは、夏王朝を立ち上げた禹王が行った黄河の治水である「分水の法」の真似をするのである。黄河という止めることのできない川の流れはそのままにしたうえで川の流れを分けることで流れに方向性を与えて分散するという方法である。

突然わけもなく怒ったり怒鳴りだすのは犬が吠えたり、追いかけてきたりすることと同じで、過敏さがゆえであり、これはどうしようもないことをまず認める。それを自覚したうえで「怒りのエネルギー」と「行動のエネルギー」に変えるために禹王の「分水の法」倣った知恵を使うのである。

とはいえ、もちろん浚渫や堤防の工事ではない。怒りを爆発させないために出口を変えることでエネルギーの方向性を変えるのである。具体的には、

  • 場所を変える

  • 姿勢を変える

場所を変えることが一番の現実的な対処である。部屋を変えたり、外に出たりすることがその代表的な例で、できないときは、座り位置を横並びにして緊張を最小限にするなどの方法がある。座る角度を変えることも一つの方法である。

一番見落とすことが姿勢である。一般にいう「いい姿勢」は胸を張って背筋を伸ばすのであるが、これは同時に「直立不動」といった緊張の姿勢でもあるのである。多くの人はお尻を落としたまま胸を突き出して背筋を伸ばそうとするので、腰が反り、肩が上がることで首が前に倒れるので、頭を下に向けた場合はあごが後ろにへこみ、上げた場合は下あごをつき出すのであるが、これはどちらも気道がふさがるので呼吸が浅くなるので解決にはならない。急に怒鳴りだす人の頭が首がなく、体に直接乗っているように見えるのはそのためである。

そこで姿勢を変えるのである。お尻の割れ目の上のお肉の少ない部分、床ずれがよく起きる場所である仙骨を1cmほど上に引き上げる。すると骨盤が前傾することにしたがって胸の真ん中の胸骨が引き上げられて、胸がななめ上に向く。そして耳の後ろにある乳様突起が引き上げられて、前に倒れていた首の骨が立つことで全自動で背骨が立つのである。

これで脳がストレスを感じる場所である首の前側とみぞおちを縦、横、ななめと全体に分散するように開くように伸ばすことができ、体をリラックスっさせることができるのである。

ちなみにリクライニングシートのようにリラックスをしたいときは逆に仙骨を引き下げることでできます。骨盤の主体的な動きが重心を下に落としながらも背中を左右に分けるように丸めることで負担を背中全体に分散することができる。

ちなみにこれは骨ストレッチのやり方で手の平を返すだけでもできる。

  • 手の平にある小指の骨から巻き上げるように手の平を自分に向ける

  • 手の甲にある人差し指の骨からかぶせ込むように手の甲を上にして返す

これで仙骨の引き上げと同じく腰を反っても背中を丸めてもいない状態にできる。

またこれは、恐怖やフラッシュバックの元である横隔膜の縮み上がりを抑え込み、恐怖心を成立しなくする方法でもある。

動き続けることが恐怖によるショックが体に広がることを防ぎ、主体的な姿勢の変化によって取り戻したバランスが本当の回復と自信になるのである。

■まとめ

✅義理人情は要らない
✅理由:「日本人は親切で優しい」←これって勘違いですよ
✅日本人の奥底に眠る攻撃性
✅さらに一般的な例

  • 毒親の冷や水を差す言葉

  • 職場や部活動で年下で仕返しする上級生

  • もっと辛い人はたくさんいるといって会話を終える活動家

  • 自分の方がやられたと数を自慢して黙らせる

  • 声掛け運動のようにコーヒーショップで後ろから「子どもなんか連れてくるなよ」

✅付き合い方→動き続ける

  • 対人関係の特効薬はない

  • 場所を変える

  • 姿勢を変える

✅義理人情は自分だけが傷つかないようにするための打算

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