冨安アーセナルから勝ち点を奪えず、ボトム２が暫定。その後日本戦でもゴールのポーランドDF含む守備的２選手を獲得。。。プレミアリーグ　第５節　アーセナルvsアストン・ヴィラ

日本人のヴィランズはこの日を楽しみにしていたでしょう。最悪のスタートダッシュを決めるまでは。プレミアリーグはWCの影響もあり、早くもミッドウィーク開催の第５節。冨安所属のアーセナルとヴィラの対戦カード。この試合に負ければ過去最悪の開幕５試合で４連敗。ここで劣勢を食い止めたいところですが絶好調のアーセナル相手にそれ以上のパフォーマンスが出せるかは正直わかりません。

解説陣も思わず「５分に１回の波状攻撃は見ていて楽しいですね」

結果は敗北。悪い意味で期待を裏切りませんでした。想定通りの防戦一方。そんな中で２－１と１点報いたのはチームトップクラスのクオリティを持ち、対戦相手アーセナルが獲得のためのオファーを出したとされるドウグラス・ルイス。CKから直接ゴールという形をプレシーズンマッチでも披露し、仕上がっていました。しかし、正直ヴィラはそこしかいいところがなかった。

解説陣はもっぱら冨安所属のアーセナル視点で試合を展望します。彼らにとっては面白い試合。内容といえば、【アーセナルの波状攻撃にエミ・マルティネスを中心としたヴィラのDF陣が身を挺して守った。が、結果はアーセナルの開幕５連勝。素晴らしい攻撃を見せてくれた。】です。

すぐには期待していないが、、、

例をあげましょう。巨大な資本が入ったニューカッスルは地道ながらもいぶし銀以上の実力主義の補強を続け、昨季に続きビッグ６を食い散らかしてもおかしくありません。シティに３－３。この結果はシティのまだ不安定なビルドアップスタイルからも来ていますが、それでもあの守備陣相手に３点取れる攻撃陣はあっぱれ。しかもその得点はチーム古参の既存戦力が多く決めています。この活躍が続き、毎年トップ５に入るようなビッグクラブに返り咲くなら、日本語実況もついておかしくありません。そして何より、トップ５に入ってしまうと評価しても何の違和感も無いチーム作りにあります。

一方でヴィラはどうでしょうか。
すぐでなくても未来的に明るい要素がいくつあるでしょうか。

あげるとしたらジェイコブ・ラムジーの台頭です。ヤングライオンズでスターティングメンバーに身を連ねる彼は確実な潜在能を秘めています。これからどう大化けしてもおかしくありません。彼をトップチームで継続的に起用するようになったのはジェラード監督が誕生してからですが、最近はスタメン落ちはおろか試合に出場しない節もあります。ヴィラの中盤は実は粒ぞろいでラムジーを筆頭にドウグラス・ルイス、マッギン、カマラ、ナカンバ、そしてサンソン。サンソンに至っては試合に全く出させてもらえず、チーム内でも彼への過小評価による不満があるとニュースは取り立てています。

このままではまずい

シーズン序盤に後先考えない中途半端補強を繰り返すチームは結局ボトム１０でシーズンを終えます。次節はシティ戦。ビッグクラブ連戦は選手たちにとっても負担になりますが、私はこのタイミングでよかったと思います。

もし、この結果を受けて監督を交代し、チームがビルドアップの真っ最中で２連戦で出鼻をくじかれたりしたら降格の２文字がいよいよくっきり見えてきてしまいます。逆にその次の節のレスターはメンタルに相当負担がかかる１戦になるでしょう。直接対決で敗れれば最下位は確定。現在の順位も全く褒められませんが、最下位は選手のメンタルにすさまじい負担を与えます。

これからどうしていくか。サポーターとして応援したい

長期的な目で見て、
監督を変えるのか。コーチを全とっかえするのか。チームスタイルを変えるのか。人選を変えてチームをリフレッシュするのか。選手を獲得して、その選手に頼るのか。正解はありません。けれど、大胆な改革が必要な時であることは間違いないはずです。移籍のデッドライン・デーは迎えましたが、チーム再建のデッドラインデーもすぐそこまで迫っているような気がします。

しかし、、、開幕調子悪いチームの典型的な事例をその事例通りにやってくれますね、、、チームの方向性も、戦術スタイルも、監督も、補強さえ「思ってたんと違う」感が否めません。ここまで客観的にチームを展望することは久しぶりのことですが、こんなにも廃れてしまったかと思うと悲しくてなりません。情緒的にはならない性格ですが、某Yah〇〇のヴィラ関連の記事のコメ欄ではサッカーファンの皆さんが思ってよりヴィラの苦しい現実知ってて泣き笑いしました。

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