【ドミニオン二人戦】三山終了論~攻めの三山終了~
この記事が書きたいために三山終了論シリーズを始めたチャーシューです。
本記事は三山終了論の4つめの記事、攻めの三山終了編になります。もし前回の記事を読んでない方は読んでおくとより理解が早いかと思います。
1.察知編
2.対策編
3.完全把握編
4.攻めの三山終了(本記事)
5.守りの三山終了
6.そもそも三山終了とは?
この記事のターゲット層
Dominion Onlineの二人戦でレート55以上のプレイヤー
攻めの三山終了とは?
攻めの三山終了と私が読んでいるのは不利な場面を打開するために三山終了を仕掛ける戦術を指します。ドミニオンは運の絡むゲームですので実力的に勝っていても運悪く不利を背負い負けてしまうことも多々あるゲームです。
そのような負け試合を勝ち試合にできるのがこの攻めの三山終了なので私の中での重要度はとても高いです。
どういう状況で狙うのか?
攻めの三山終了を仕掛けるタイミングは主に「お互いデッキ構築をしているときに運悪く構築に必要なパーツを取り負けた時」です。例えば村の枚数が重要なサプライで10枚を5-5で分けるのではなく6-4や7-3で分けてしまったときによく狙います。
このような展開ではパーツをお互いが集めているので三山終了に近い状態のため仕掛ける価値のある場面になります。
最近の実戦から例を見てみます。下記のようなサプライ状況で三山終了を仕掛けました。
展開としては相手に山砦を3ターン目に買われたのでとても不利な状況になってしまいました。陣地4枚鹵獲品3枚取られており構築面でかなりの不利を背負っています。
このような状況では長引けば長引くほどデッキパーツ格差が露呈して勝てません。そのためワンショットの短期決戦しか勝つ道が用意されていないのです。こういうときに攻めの三山終了を狙います。
このサプライではそりでせっせと馬を貯めつつ元手を集めてビッグターンを作り、取り換え子購入→そりで手札にもってきて取り換え子で国境の村を取るという流れで手先と国境の村を枯らしつつ公領を取って点数的に逆転して勝つことができました。
このように序盤の不運で構築的に負けている状態でこのまま続けても勝ち目が薄い時、かつお互いがデッキパーツを集めて三山終了が近い時に攻めの三山終了を狙います。
いつから、どうやって狙い始めるか
デッキ構築面で不利を感じた瞬間から狙い始めます。一山枯れてそのパーツの獲得枚数差が決定的になったタイミングが多いです。
できれば相手に覚られないように準備
三山終了できず長引かせると勝てないと判断したら三山終了に向けて準備します。その際相手には三山終了を狙っていることを悟らせない動きの方が良いです。
まず三山終了を目指すにあたりどの山を枯らすかを決めます。デッキ構築に必要なパーツは獲得していても特に不思議ではないので枯らす候補です。また相手が何を買ってくるかによって枯らす対象を買えることもあります。とにかく枯らす山を決め、それをさも構築しているかのように買っていき減らすのが大事です。
勘のいい相手だとしっかり三山終了に気づき対策してきます。特に点数を上回れると逆転するのが厳しいので三山終了で終わるのはかなり難しいです。逆に防ぐ立場の場合は点数を取るのが大事というわけです。デッキ構築面で有利になったと思ったら三山終了に注意しつつ危ないと思ったら点数を上回っておくと良いでしょう。
相手の購買意欲を利用する
私もよくやるのですが残り1~2枚しかない有用なカードは買い占めて独占したくなります。残り5~6枚の時よりも1~2枚の時の方がカードが買われやすいです。恐らく人間の心理的な要因が働いています。
そして独占した後に気づくのです。「あれ?もしかして三山終了近くない?」と。
攻めの三山終了をする際はこの心理を利用したプレイも大事です。特に相手に山を減らしてもらうのは相手の得点行動手数を奪い、こちらの三山終了手数を稼げるので大きく有利になります。取り合ってたカードをわざと1~2枚残して三山終了のための手数に充てて相手が買ってくれた返しのターンで勝つことも多いです。
もちろんカードの独占をした方が良い場面も多いのですが、だからといって無警戒に減らすと相手に利用されて負けてしまうこともあります。三山終了が近そうな場合はしっかり考えて獲得するようにしましょう。
条件を明確にする
これは私の三山終了のライフハックなのですが試合中に攻めの三山終了で勝つための条件を設定しそれをクリアしていくと達成しやすいです。
どの山を枯らすか設定し残り枚数を何枚まで減らすか。そして最終ターンには〇金〇購入を出せれば勝つのでそのために必要なカードは何か……など取った条件を明確にしそれをクリアしていくことで三山終了での勝利をつかみ取っています。
勿論状況によって条件は変化しますが目安を持っているとプレイの指針ができて状況が変わった後も対応しやすいです。
まとめ
攻めの三山終了は構築戦で不利を背負って長引くと絶対に負けてしまう試合をもしかしたら勝ちにもっていけるのでとても重要。色々なテクニックを駆使してうっちゃり三山終了を狙うようにしよう。逆にデッキ構築段階で有利になったら三山終了は警戒しよう。
ここまで読んでいただきありがとうございます。ここからは有料部分です。ですが本記事の内容の補完などはありません。もし余裕のある方でおひねりを上げてもよいよ!という方向けに有料部分を設定しております。
ただ何もお返しがないのも心苦しいので記事の内容には関係のないドミニオンのことを書こうと思います。
サプライの画像を張りますので、有料部分にどのように考えてどのような試合展開にするか、私なりの答えを記述させていただきます。
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