【ドミニオン二人戦】三山終了論~守りの三山終了~

三山終了論ももうすぐ終わりと思うと感慨深いチャーシューです。

本記事は三山終了論の5つめの記事、守りの三山終了になります。もし前回の記事を読んでない方は読んでおくとより理解が早いかと思います。

1.察知編

2.対策編

3.完全把握編

4.攻めの三山終了

5.守りの三山終了(本記事)
6.そもそも三山終了とは?

この記事のターゲット層

Dominion Onlineの二人戦でレート55以上のプレイヤー

ドミニオンは運の要素が強いゲームである

ドミニオンというゲームは運の要素の強いゲームであることは間違いありません。期待値という概念で我々は最適解を求めていますが勿論はずれ値もありそのせいで「明らかに相手より勝率期待値は高い手を取ったのに負けた」ということが多く発生します。

初手選択に明らかに誤りがあったり、ゲームの終わらせ方を意識してなかったりする相手には基本的に勝つことができますがそれらがしっかりしている相手と対戦する場合どうしても勝敗に運が関わってきます。

そこでこうした運負けを減らすのが「守りの三山終了」の本質です。

有利な場面で終わらせる

バックギャモンのテイクキューブのように「守りの三山終了」は序盤に得た有利を後で逆転されないよう有利な状況のまま三山終了させて終わらせてかつのがコンセプトです。

ドミニオンにおいて終盤の不運は負けに直結します。序盤の不運はそれ以降の運不運で容易に上書きできるので実は勝敗影響度はそこまで大きくないのですが、終盤の不運はもう取り返しがつかずそのまま負けることが殆どです。

なので序盤有利でも終盤の一度の不運で負けることがあるのがドミニオンです。皆様も経験があると思います。最後の1ターンだけ事故って負けた、はこのゲームでは頻出します。にも拘わらず勝利点を買うと事故率が少しずつ上がるため終盤はとても慎重に立ち回る必要があります。

「守りの三山終了」はそのような終盤の不運に振り回されないように有利な状態で終わらせるのがポイントです。

2パターンの詰ませ方

「守りの三山終了」は大きく分けて2パターンの方法があります。どちらも自分が有利であることを活かして相手を詰ませることができます。
1.相手の構築に必須なパーツ以外を減らし相手が必須パーツを取ると三山終了する状態にする
2.圧倒的獲得力の差で相手に手出しさせることなく三山終了させる

相手に理不尽な2択を迫る

デッキ構築において必ず必要なパーツというものがあります。サプライに依りますが村系だったりドローソースだったり金量源だったりします。

もしあなたが運よくそれらパーツを十分量確保でき、相手はまだ確保できておらずデッキパワーに差がついている場合、そのパーツを無視して三山終了のための準備をすることで、相手がそのデッキパーツを買ってしまうと三山終了してしまうという状況を作ることができます。この場合相手はパーツを買ってしまうと三山終了で負け、だからといって買わないとそのままデッキパワー差で負けるという詰みの状態になります。

村系カードなら自分が独占することでも同じく詰みに近くなりますが、ドローソースや金量源は集めすぎると自分のデッキの事故率も上がるので独占という詰ませ方ができません。その場合はこの三山終了をチラつかせた詰ませ方が有効です。

これをやるメリットとしてはやはり終盤の不運におびえなくて良い点が大きいです。序盤に得た有利をそのまま勝利につなげられるので勝率が安定します。

巨大なデッキパワーにはすべて無力

そのほかにも先に構築が完成しデッキの動きに大きな差がついている状態なら露骨に三山終了を狙っても弱いデッキでは何もできずに負けてしまいます。明らかに三山終了しそうな場面でもデッキパワーがなければ対策すらできません。

属州を買いながら枯れそうな山を過剰に買う動きがこれに当たります。その次のターンで三山終了で負けるとしても自分のデッキで属州が買えなければそのまま負けるしかありません。これもまた詰みの状態です。

慣れてくると屋敷を数枚買って次のターン屋敷も枯らしながら三山終了するというプレイもできます。これは相手が屋敷枯れを狙っているのが分かっていても太刀打ちできずに負けてしまいます。

まとめ:有利なまま勝つ

「守りの三山終了」の本質は有利な状況のまま勝つ点にあります。ドミニオンは運が絡むゲームですので運よく序盤を進められた試合も終盤の不運ですべてがひっくり返ります。この怖さをよく知っている人ほど有利な状況で終われるように三山終了を利用します。運の良い時に勝ちを逃すことがないように「守りの三山終了」は是非マスターしたい技術です。


ここまで読んでいただきありがとうございます。ここからは有料部分です。ですが本記事の内容の補完などはありません。もし余裕のある方でおひねりを上げてもよいよ!という方向けに有料部分を設定しております。

ただ何もお返しがないのも心苦しいので記事の内容には関係のないドミニオンのことを書こうと思います。
サプライの画像を張りますので、有料部分にどのように考えてどのような試合展開にするか、私なりの答えを記述させていただきます。

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