釈迦虎というコンビ
2023年1月12日。
新年一発目の翔チャレンジバトルにて、大阪NSC44期生の釈迦虎さんが、よしもと漫才劇場に所属した。
2ヶ月に一度行われる「UP TO YOU!」、
それを勝ち上がった精鋭たちによるバトルライブ「サバイバルステージ」、
最後に現劇場メンバーとの入れ替え戦である「翔チャレンジバトル」。
全て制して所属を勝ち取った。3位という好成績だった。
芸歴1年目・コンビ結成4ヶ月という速度での劇場入りの凄さは、UP TO YOU!を突破できないまま芸歴5、6年を迎えてしまう芸人さんがたくさんいることを言えば十分に伝わるだろう。
44期の中では、M-1で2年連続準々決勝進出を果たした軍艦さんに次ぐ2組目。
彼らがNSC時代、首席を決めるために開催された「大ライブ」には、165組が参加していた。解散や再結成が繰り返されているものの、元はそれだけいた分母の中からようやく出た2組目の所属だ。
本noteは、彼らのことを劇場所属を機に知り、これからファンになっていくであろうまだ見ぬ仲間に届けるため、そして彼らが爆発的に売れたときに「こんな時代もあったよな」と懐古するために作成した。
内容は、彼らの略歴、所属を勝ち取るまでのサクセスストーリー、1ファンが知れる程度のほんの少しのパーソナリティについてだ。時間がある時にぜひ目を通して欲しい。発言や情報の出典元は後述する。
(自分はあくまでもにわかファンなので、より本気で応援している方々にとって不快な部分があれば申し訳ない。不勉強な点、間違っている箇所があればそっと教えてほしい。)
①お二人の前コンビ時代
「コンビ結成4ヶ月」という文言通り、彼らはNSC時代は別々のコンビで活動していた。
・ツッコミ 久保さん
久保さんは地元の友人に誘われて、NSCにコンビとして入学した。元相方・赤穂さんとは小学校の頃からの繋がり。お互いが高槻でサッカーをしており、そのライバルチームだった。(※1) 同期曰く、「人間としての五角形がいびつな2人」。
元コンビ名は「釈迦猿」。お察しの通り「釈迦虎」の「釈迦」の部分だ。
公務員になるための学校を卒業し、その学校始まって以来の内定数(消防士・警察・自衛隊含む5つ)を記録して(※1)消防士として働いていた久保さんは、元相方の赤穂さんに「お前とやりたい」と熱烈なアプローチを受け、当時の彼女さんと考えていた結婚の道を捨ててまでNSCに入学する。
後々その熱量が何故だったのか聞くと、「友だちの中で人生めちゃくちゃにしても怒らなさそうなのがお前だけやった」というのが理由だったらしい。(※2)
蛇足だが、そこまで何をやっても許してくれると久保さんの心の広さを評価する赤穂さん曰く、久保さんの優しいポイントは、「王将とか行くと言うてもないのにタレとか入れてくれる」ところなようだ。(※3)
同期曰く何にでもツッコミ続けており、ドライブ中に突然窓を開けたかと思ったら「空青いんかい!!!!!」と空につっこんだりするらしい。(※4)
釈迦猿さんは、NSC生によって月に一度行われるライブ、「RUSH」で常に上位を保持し、1位に入った経験(※5)があるなど、在学中から同期の中では一目置かれる存在だった。
NSCのオンライン番組BRUSH、現役生紹介番組DOOKIにも複数回出演していた。ネタはしゃべくり漫才のみ。コントインもしない、たたみ一畳マイク一本あればできるネタをしていた。(※6)
当時のネタ製作者は、元相方の赤穂さんだった。NSC卒業後、誰に告知をするわけでもなく、人知れず「釈迦猿のバーリトゥードチャンネル」をYouTubeにて開設。投稿動画は一本のみで、お二人がゆるくお喋りをするものだった。
・ボケ 岡本さん
岡本さんは、2005年のM-1でブラックマヨネーズさんを見たことをきっかけにお笑いに興味を持った。そして高校の頃には芸人としての道を意識し、大学1年生の頃には強く志していた。
一度は銀行員として就職し、安泰との天秤に二の足も踏みかけたが、ルミネtheよしもとで見た中川家さんのバカウケに胸を打たれNSCに入学する。(※7)
元コンビ名は「竹虎」。釈迦虎の「虎」の部分だ。元相方さんがよしもとを退社済みのため、竹虎時代の写真の添付は控える。
岡本さんが東京で働いていた頃に、「コンビ名をどうしようか」という話を先輩としていたところ、その時食事をしていたお店の名前が「竹虎」だったため、「竹虎でええやん」と言われ竹虎に決まった。(※8)
NSC時代、竹虎さんは月7、8本ネタを下ろしていた。このスピードはNSC生の中でも圧倒的だった。同期の方は、ネタ見せの授業が竹虎さんと同じだと、ありネタをやってはいけない気分になったと言う。(※9)
岡本さんはNSC生の中で目立つこともひとつだが、一番は卒業した後に先輩たちとどう戦っていくかということを意識していたとラジオで話していた。(※7)
良くも悪くもがむしゃらな若者が集まるNSCで、その俯瞰した目線は珍しかった。RUSHでも上位に入り、NSCのオンライン番組BRUSH、現役生紹介番組DOOKIにも複数回出演していた。ある講師には「ジャルジャルになる」と言わしめた。(※9)
演技選抜に入っており、44喜劇の講演「〜僕と、思い出のタイムカプセル〜」では主役をつとめた。在学中にテレビへの出演もあった。(※10)
NSCを卒業後、2022年5月7日にプロとしての初陣であるUP TO YOU!で、竹虎さんは次の段階であるサバイバルステージへと勝ち上がる。(※11)
現在劇場メンバーの例えば炎さん、軍艦さんを抑えての1位通過だった。
5月9日からは週に2本という狂気のペースでネタを上げるYouTubeチャンネルを始動した。チャンネル名「圧倒的に竹虎」。
土曜日18:00〜良いネタ1本(所謂本ネタ。UTYやMEKKEMONで披露)、日曜日18:00〜悪いネタ1本(尺が7分半あってどこにも披露する場がないものや下ネタ、1分強のショートコント)をアップしていた。
投稿が遅れることはなく、順調に15本のネタがアップされていた。
②釈迦虎さんの始まり
UP TO YOU!の勝ち上がりを含み、順調なスタートを切ったと思われた竹虎さんだったが、6月27日「圧倒的に竹虎」にて投稿された悪いネタのコメントに「最後の悪いネタ」と解散が匂わされた。決まっていたライブもキャンセルになる。
そして、6月29日によしもとのタレント一覧から「竹虎」のコンビ名が消える。
7月1日には、岡本さんのInstagramにて解散報告。
同日、同期の文句さんのYouTubeチャンネル「文句はこちらから」から緊急生配信を行った。(※9)
YouTubeにも解散動画が投稿され、元相方さんはよしもとを退社した。解散動画は、過去に制作したネタを全部詰め込んだダイジェストのようなものだった。
竹虎さんはまれに漫才もされていたが、主なネタはコントだった。この時期の解散は、コント師にとってはすごく痛いものだったのではないかと思う。なぜなら、年に一度の大一番であるキングオブコントの予選が始まる直前だったからだ。
UP TO YOU!を勝ち上がったネタもコントだった。満席のZAZA HOUSEが揺れるほどウケていた。その姿を見ていたファンは悲しい気持ちになった。今年の賞レースで彼らのネタは見れないのだろう、と。
しかしそんな落胆は、瞬く間に希望へと変わる。
解散生放送が行われたのは7月1日。キングオブコントの大阪予選1日目だった。放送中に、キングオブコントの予選通過者が出たという通知が来た。自分は放送を聞きながら、HPを見に行った。
そこには「釈迦虎」の名前があった。コンビ正式結成前、ユニットとしての釈迦虎さんのスタート地点である。
当時これを見た自分は、「竹虎さんと釈迦猿さんを足して2で割ったみたいなコンビ名が居るなあ」と思った。そして、何もなかったかのように生放送に戻ってしまった。今思えば察しが悪すぎるのだが、それほどに岡本さんと久保さんが組むことは想像していなかったのだ。
在学中、お二人が同じ画角に映っている写真をほぼ見たことがなかったということもあるが、久保さんは釈迦猿時代一度もコントをしていなかった。キングオブコントにはエントリーすらしていなかった。そのため、もしかしてユニットで出たのかも!なんて微塵も思わなかった。
すると、生放送内でもKOCの結果に触れるくだりが来る。同期の皆様の通過を喜ぶ中で、岡本さんが言った。
「俺らは?」
俺ら、とは何のことだろうか。解散するのではなかったのか、と混乱した。そして同期から告げられる。
「通っとー!」
大はしゃぎする同期の皆様。視聴者が追いていかれていると、すぐに答えが明かされた。
「ユニットで出てまして。釈迦猿の久保と」
聞いた瞬間胸が震えた。これは別れのための配信ではなく、前を向いていることを示してくれる配信なのだと。
(勿論すぐには立ち上がれなかったはずで、ご本人の心労は計り知れないが、少なくともファンの目には歩みを止めていない姿を見せてくれているように映った。)
KOCのエントリー締め切りは6月30日の23:59だった。解散が決まったのはその数日前だ。岡本さんはエントリー締切の直前に久保さんを飲みに誘い、ユニット結成を持ちかけたのだと言う。(※12)
竹虎時代のネタ製作者は岡本さんだった。
もちろん、コンビは相方がいて、2人揃ってこそのものなので、ネタ製作者とそうでない方に優劣の差はない。その上で語弊を恐れずに言うと、竹虎さんのネタが大好きだった自分は、また岡本さんの書いたネタが見れることにひとつ安心した。竹虎さんの解散を残念に思う気持ちはすぐには無くならなかったが、釈迦虎さんのユニット結成は希望だった。
そして、7月13日。久保さんの元相方・赤穂さんが釈迦猿の解散を発表する。久保さんも翌日SNSに投稿。釈迦猿さんは、竹虎さんの後を追うような形で解散した。
これもまた予想外だった。「釈迦虎」はあくまでKOCに挑戦するためのユニットで、釈迦猿さんは釈迦猿さんのまま漫才を続けるものだとばかり思っていた。久保さんと赤穂さんは、所謂「地元のツレ」という言葉がしっくりくる仲の良さで、結果を残した上で解散した竹虎さんとは別の方向で驚きの解散だった。(お二人は解散後も変わらず親友のようだ。同期芸人さんのインスタライブにて、久保さんはこの世界に引き込んでくれた元相方さんへの感謝を語っていた。)
元相方である赤穂さんの書く漫才もとても好きだったので、それがもう見れない寂しさはあった。しかし、その負の感情を感じる暇もないほどに釈迦虎さんの躍進は止まらなかった。
③釈迦虎さんのすごいところ
釈迦虎としてキングオブコントの2回戦も勝ち上がり、準々決勝へと駒を進める。お二人のSNSには、釈迦虎(仮)の名前がついた。
自分が知っている範囲だが、2022年のKOCにおいて、芸歴1年目で準々決勝に進出したコンビは、東京同期ラインのカーステレオミュージックさん、一方が大阪同期の新作のスイッチ企画さん(44期のピン芸人準新作さんとアマチュアピン芸人どくさいスイッチ企画さんのユニット)、釈迦虎さんのみだ。
シード組を除いた合格者148組中たったの3組。エントリー数は3018組。この狭き門を、結成1か月にも満たない芸歴1年目のユニットがくぐったのだ。
(カーステレオミュージックさんは学生お笑い出身。業者を使ったことを疑うレベルの小道具芸と演技力、SFちっくな題材が光っていた。新作のスイッチ企画さんは2分ネタ×2という異例の形でKOC準々決勝に挑み、お笑いファンの間ではその暴挙が話題になった。釈迦虎さんを含む1年目の皆様は本当にハイレベルだ。)
コンビとしての呼吸が成熟していない状態で勝ち上がれる強い台本を、NSC時代に仕上げていた岡本さんの才能と努力は本当にすごい。そして、その洗練されたネタを完璧にやってのけた、久保さんのプレイヤーとしての才能もすごい。
ネタ内容については竹虎時代の話も被ってくるため、ここでは久保さんの適応能力の高さにフューチャーしよう。
漫才コントをしていた人ならまだしも、久保さんはしゃべくり漫才しかしてきていなかった。それなのに、コントをやり切ったことがまず偉業だ。KOCに挑んだネタは、1、2回戦が強盗。準々決勝が手術。ブラッシュアップされた箇所こそあったが、どちらも竹虎時代のネタだった。
これは竹虎時代の元相方さんを下げるわけではなく、ただただ久保さんが凄いということを言いたいだけなのだが、相方が久保さんに変わった竹虎時代のネタを、自分は違和感なく見れてしまった。
お笑いファンは、自分が初めて見た時に組んでいたコンビの姿をいつまで経っても追いかけてしまう生き物だと思う。生まれて初めて見た動くものを親と認識する鳥類の習性と同じだ。
その習性から、現シンガリの西島さんをいつまでたってもエリートヤンキーの西島さんだと思ってしまったり、
かたつむり岡部さん(現ピーチさん)の隣にはスター関根の姿を探してしまったり、
新喜劇に出てくる元カナリアのボンさんを見るたびに土下座のマリオネットの隣でしていたシャンシャンシャンがよぎったり、
アキナさんとジュリエッタさんを交互に見てソーセージさんだと思ってしまったりする。
ところで、アイパーさんが元トンファーのりゅーじさんと新しいコンビ組んでるの、知ってた?
話が逸れてしまった。お笑いを長く見ていると、色々な出会いと別れがある。
何が言いたかったかと言うと、自分も例に漏れずそうした懐古癖があるため、いつものことならば、相方が変わった状態で前コンビのネタをされた日には、複雑な気持ちになってしまうはずだったということだ。
ところが、KOCで釈迦虎さんのネタを拝見して、爆笑できてしまった。笑えたことに自分でも驚いた。それほどに、久保さんが元相方さん役を演じた竹虎時代のコントは完璧すぎたのだ。
表情芸、言葉の抑揚や温度感、ラリーの間。一朝一夕で作り上げられたものとは到底思えなかった。久保さんのプレイヤー力により、岡本さんの書くネタはやはり最高だと再認識させられた。前のコンビのことは、すぐには忘れられない。ただ、面白さの暴力は、時にそうした悲しみの壁をもぶち破ってくれるのだ。
久保さんの演技力はコント初挑戦とは思えなかった。岡本さんが、もしユニットとしてやるなら久保さんしか居ないと言っていたのも頷ける。(※12) きっとこのポテンシャルを見抜いていたのだろう。
錚々たる面々に打ち勝つネタを書ける人と、そのネタの魅力を最大化するプレイヤーが手を組んだ。ユニットとして結成2か月にも満たない間に、準々決勝の大舞台で堂々とネタをした。こんな脅威を見せつけられて、応援せずにいられるだろうか。
ちなみにそんな輝かしい戦績を残したお二人も1年目らしいところがあり、M-1一回戦ではネタを全飛ばしした上、タイムオーバーのライトで真っ赤に照らされていた。岡本さんは開始5秒で8回ほど噛み、20秒で脳みそが0(NSCに入る前ぐらい)に戻ったそうだ。(※12)
それでもリカバリーが凄くて大ウケだった。NSC時代、秋頃のRUSHで竹虎さんがされていた"ネタを飛ばすネタ"に移行したようだったが、流石に1年前のネタのためそれすらも覚えておらず、最後は自力だけで笑いをとっていた。その日の最下位だったらしい。(本当に順位が出たわけではないが、袖に履けたときにスタッフさんに最下位ですね!と言われた ※12)
ここで今一度M-1のコンビ情報を見てみて欲しい。ネタを全て飛ばした顔をされている。
④釈迦虎さんとしての活動
8月4日、久保さんからラジオにてコンビ(その段階では申請の兼ね合いでユニット)結成報告。(※13)
SNSでは、「釈迦虎(仮)」の(仮)が外され、「釈迦虎」となった。10月から正式結成すると宣言。
そして宣言通り、10月1日に申請(※12)し、10月3日付で晴れて正式にコンビ結成となった。(※14)
コンビ名は本当は正式結成と同時に変える予定だったが、KOCでの活躍により、よしもとの社員さんや先輩方に「釈迦虎」として認知されてしまったため、改名のチャンスの逃したとのこと。
お二人の前のコンビ名をくっつけただけのため、なんの思い入れもないようで(※8)、劇場に所属した瞬間改名するとおっしゃっている。もし改名があった際はこのnoteにも追記しようと思う。
また、コンビ結成に伴い久保さんが改名。同期芸人文句の松ヤニさんと狂犬さん、軍艦の仁さんとともに40個ほど案を出す。それが「久保副キャプテン泰志」「久保ハイリスク泰志」「久保戦闘(ばとる)泰志」の3つに絞られ、最後は相方岡本さんの判断で「久保バトル泰志」に決まる。
久保さんの改名に伴い、岡本さんも「久保バトル泰志」の対極のような名前への改名(ex.岡本ディフェンス峻)が案として出るが、岡本さんは本名の「岡本峻」のまま提出した。(※15)
ユニット時代から、元々持っている素地でネタを完璧にこなしていたお二人だったが、コンビを組んでからはますます完成度が上がっている印象を受ける。
例えば同じコントでも、ボケツッコミの配役をスイッチしてライブに出たり(岡本さんがツッコミ、久保さんがボケで大暴れ)、コントと比べて本数は少ないが漫才もされている。(音響を最初から最後まで使うという、反則漫才を拝見したことがある。マヂクリでベリーベリーストロングをかけて漫才をし、失格になっていたガクヅケさんが頭をよぎった。)
44期生によるライブが行われる際は基本的に呼ばれる存在となった。MCも任されていた。
テレビ出演(※16)、地方営業(※17)、同期約20組で行われた客票ライブで優勝など、1年目の若手芸人さんとしてこれ以上ないスタートを切っている。
また、岡本さんは「相方にルクアで4時間かけて格好良い秋服選んでもらいました」とおでかけエピソードをお話されていた。(※8) コンビとしての呼吸だけでなく、プライベートでも仲良しそうだ。知らんけど。
⑤ まとめ
解散、ユニット、コンビ結成。
1年にも満たない短い期間で、怒涛の日々を過ごした釈迦虎さんは、今日この日よしもと漫才劇場へと所属した。
彼らはこれからもっともっと躍進するだろう。
同期の方々は、岡本さんはストイックだと口を揃えて言う。熱くまっすぐな男だと言う。(※9) (※18)
何事も全力でやらないと気が済まないその性分は、劇場所属を機に更にヒートアップし、恐ろしささえ感じるスピードで大量のネタを産むのだろう。
久保さんは地頭が良く視野が広い。お笑いの反射神経がとても良い。とっさの一言でえげつないフレーズを産む。
売れることへの強い執念は、同期の方々から「走りすぎ」「目がギンギンすぎる」と言われたりもしているが(※19)、ストイックすぎる男の相方としてこれ以上の存在はないだろう。
彼らは売れる。売れる手段がごまんとあるこの時代に、ネタで売れる。
百獣の王といえばライオンだが、コントの王といえば、漫才の王といえば、虎になる日が必ず来るのだ。
なんて、きっと釈迦虎さんはすぐにでも改名するのだろうが。
このnoteはこれで以上だ。
どこにでもいるお笑いファンの、よく見る拙い文章に目を通してくれたことを嬉しく思う。
今この段階から追っていれば、とんでもない戦績の目撃者になれることは間違いない。
この記事を最後まで読んでくれたそこの貴方、釈迦虎さんを見によしもと漫才劇場に行こう!
(※1) 同期芸人アンフィールドさんのstand.fm「アンフィールドのオーバーラップラジオ」#15 https://stand.fm/episodes/629242e31bae8f000708a49a より
(※2) BSよしもと cheeky's cast2 2022年5月26日放送分より
(※3) 釈迦猿時代のYouTubeチャンネル「釈迦猿のバーリトゥードチャンネル」https://youtube.com/channel/UC1rAJIlSAnWZMmNAVKxusGQ より(該当投稿動画削除済み)
(※4) 同期芸人アンフィールドさんのstand.fm「アンフィールドのオーバーラップラジオ」#29 https://stand.fm/episodes/631cb4d74bafca9f1a1f60d1より
(※5) NSC大阪 公式Twitter https://twitter.com/nscosaka/status/1462752822651281412?s=46&t=FaPL2n50oJih_OrkeOM4XQ より
(※6) よしもとアカデミー公式YouTubeチャンネルに釈迦猿時代の動画が複数残っている https://youtu.be/ijBwV9DbnBE / https://youtu.be/PYsmC2f2plo など
(※7) 同期芸人宛先プレーン荒木さんのラジオ「TOROBA」#13-2 https://radiotalk.page.link/5t1WbQSqw2DhpVGG8
(※8) 2022年9月7日/10月1日 ご本人のインスタライブより(該当動画アーカイブなし)
(※9) 同期芸人文句さんのYouTubeチャンネル「文句はこちらから」【メゾン緊急生配信】ありがとう竹虎。より(元相方さんが退社済みの為リンクは控える)
(※10) 「おガチャさん」2022年3月21日放送分 https://twitter.com/ogachasan/status/1503648490186223619?s=46&t=FaPL2n50oJih_OrkeOM4XQ より
(※11) UP TO YOU!公式Twitter https://twitter.com/uptoyou20141201/status/1523197747104731138?s=46&t=nE283rkbga0Ei4Lz7AhdcQ より
(※12) 同期芸人宛先プレーン荒木さんのラジオ「TOROBA」#56-2 https://radiotalk.page.link/HJYq3CK5L9G67DUZ9 より
(※13)同期芸人文句さんのYouTubeチャンネル「文句はこちらから」文句ラジオ#14 https://youtu.be/qgH4s843PRI より
(※14) ご本人方のSNSより 岡本さん: https://www.instagram.com/p/CjPxi0EBsNZ/?igshid=MDJmNzVkMjY= 久保さん:https://www.instagram.com/p/CjP3Rw8hDl3/?igshid=YmMyMTA2M2Y= / https://twitter.com/kubo_battle/status/1576879427489001472?s=46&t=aafmP2PuiRl-VCoxIco9dQ
(※15) 同期芸人文句さんのYouTubeチャンネル「文句はこちらから」文句ラジオ#23 https://youtu.be/QOsmBEbQ-9Y より
(※16) 週刊オオギリマガジン 2022年9月25日放送分https://twitter.com/ogiri_magazine/status/1573146809031327744?s=46&t=nE283rkbga0Ei4Lz7AhdcQ (厳密にはユニット時代だが、出演者一覧で釈迦虎のお二人の名前が並んで書かれていた為、コンビとしてのお仕事にカウント) 録画をDVDに焼いてあるので必要な方がいればお声がけください。ファイルでも保存してあるのでお会いできなくともお送りできます。
(※17) みえ松阪マラソン 2022年12月18日開催 https://instagram.com/mie_matsusaka_marathon?igshid=YmMyMTA2M2Y= 岡本さんがフルマラソン経験者(3回)、久保さんがハーフマラソン経験者ということで呼ばれた。
(※18) 同期芸人ミステリーハンター芝さんのYouTubeチャンネル「芝の時間無制限一本勝負」https://youtu.be/w2EXISmiRp4など。色々な場面で同じようなことを言われすぎている。
(※19) 色々な場面で同じようなことを言われすぎているため出典割愛。これから好きになる貴方も、わざわざ動画を探さずともこの発言には出会えるはず。