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電車にのって

むかしのように電車に乗って旅をしたいと友人はいいました。

ひさしぶりに電話をしてみたのですが、懐かしい声は変わりませんでした。
時代はかわっても、ひとの声は変わらないとうことが、何よりほっとしました。もちろん紆余曲折はありますが、それは生きていることの醍醐味ともいえるかと思います。

夜行列車で信州を訪ねたのは、確か高校時代。ひなびた温泉旅館に泊まったのですが、もうその旅館は廃業してしまったようです。ひとつづつ思い出は空に昇ります。

前夜、夜行列車ではしゃぎすぎ、サザエさんを見ながら撃沈。めをあけたまた寝ていた友と夜中にお風呂へいきました。なにかでてきそうな湯舟をわすれることはできません。

あの夜は確かに存在していました。
そして、今も記憶の中に存在しています。

過去はやはり、大切なものであることに気がつきました。
いまを大切にいきると、未来に素敵な過去がのこりますね。



いってきます。





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