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赤い扉と緑の狸

むかしから緑色が好きでした。
「まんじろう」と名づけた先代の愛車は深緑色。
ダウンジャケットも緑色。名づけて緑の狸おやじ「ぼちぼち堂」です。

そろそろ緑も卒業かと思っていた矢先、車の調子が悪くなりました。
いつかはと覚悟していたのですが、昨年思い切りました。
名は、「でんじろう」。万次郎魂を引き継いだ名前です。
日本全国を旅したあとに、シルクロードを西へ向かう予定です。
シベリア経由になるかもしれません。
先代「まんじろう」と名づけるときに「りんぞう」にするか迷いました。

そう、赤い扉の話でした。

春日丘高校には「赤い扉」がありました。
プール横の更衣室の一角に、その扉はついていました。
関係者以外立ち入るものは絶対にないくらい「怪しい扉」でした。

ぼくは毎日その扉をひらきます。
そのなかは、鉄研、文芸部、漫研の巣窟。ミニカルチェラタンです。いまはぼくの記憶の片隅に大切に保管されているその扉を、ことあるごとに出してきては思い出に浸ります。

ここ数日、とびらのことを考え続けていたら、この写真に出会いました。なんだか奇跡のような気がしたので、記事にしてみましたが、いつもの通りひとりごとです。

いまはひっそりと、ここnoteで「ひとりごと研究会」を主宰しています。
つぎは、バングラデシュの国旗についてお話しますね。


あかみどり とびらをあけた そのおくに
とおいむかしの 記憶のかけら



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