扉をみると
ひらきたくなります。
なにかあるのではないかと、期待してしまうのです。
すてきな扉だとなおさらです。どうやらぼくが好む形があるようです。
旅の写真をながめていると、かならずポストや窓、扉や階段などが切り撮られています。風景の断片で好きなものがあるようなのです。いつか自分の家を建てるときに使いたいデザインを集めているのでしょうか。
宝くじにあたらなければ、もう家を建てることはありませんが、もしかしたらそういうことも起こるかもしれませんから、いつそうなってもよいように準備を万全に整えておかねばなりません。
路地にも写真機をむけることが多いです。路地裏にくりひろげられる人生ドラマの主人公になりたいのかもしれません。また過去の記憶のなかにもどりたいと、どこかでおもっているせいかもしれません。
いつか雲南遊学のなかまと「映画を撮ろう」という話で盛り上がったことがありました。なぜか遠い昔にそんな話で大笑いした記憶は、まだこころのどこかにしまいこまれていて、ことあるごとに思い出すのです。もしかしたら、本当に映画を撮りたいとおもっているのかもしれません。潜在意識には、いろんな形で夢の種が眠っているものです。
いま、だれでも映画をつくることができます。今日つくって今晩配信することだってできる時代です。おもしろい時代になりました。ぼくがこうして毎日じぶんの撮った写真を世界に公開する日がこようなどと、30年前の中国では想像できませんでした。
きょう、奈良きたまちの人たちとお話していて、もしかしたら、面白いことが始まるかもしれないという予感をおぼえました。
アイデアがうかんだら、どんどんノートに書き込みしていこうと思います。
また妄想の「ひとりごと」です。きこえないふりをしていてくださいね。
すてきな午後になりますように♬
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