マルカコマチ

競馬が好きだと言って、いきなり海外の馬を出してくるあたりが、本当に若手が1番嫌いそうな展開だなあと思いました。要は知ってることで、相手が知らなそうなことを言いたいんでしょう。ホントに迷惑な話です。
好きな馬と聞かれたら(誰も聞いてないことに答えるのも迷惑ですが)、迷います。迷って迷って挙げるとすれば、マルカコマチということになると思います。ここでG1馬を挙げない辺りが、これまた迷惑な話です。
マルカコマチを初めて認識したのがいつだったか、はっきり覚えていません。桜花賞、オークスには間に合わず、ようやく秋華賞には出られて、もうそれだけでうれしかったことを覚えています。ただ、その後の衣笠特別では、エルコンドルパサーが勝つ前に、最後、池添騎手のサンダルウッドに内から差されて勝たれました。福永騎手を追っかけている身ではありましたが、いまだにあの悔しさは忘れられません。失意のなか、年末の900万下に向かうわけですが、これがもったままの圧勝。勝ったうれしさよりも、なおのこと負けた2戦が悔やました。
当時の福永騎手はまだG1も勝っていなかったわけですが、若い騎手にマルカコマチが背中で競馬を教えてるんだななんて、勝手に想像してほのぼのしていた気がします。そして、この年に、その教育が見事に結実するわけですが、追っかける身としてはジェットコースターのような展開が待っていたわけで、いま思い出してもドキドキします。


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