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★【読書録】エフェクチュエーション
不確実な世の中、取り組みに対して目的が明確でないこと、定めたゴールが変わることはとても多い。
そんな中、優れた起業家を研究した結果、とある共通点があった。それがこの本のタイトルであるエフェクチュエーション!
本のタイトルの5つの原則の内容は
1 手中の鳥の原則
・目的ではなく手段思考
・私は誰か?私は何を知っているか?私は誰を知っているか?
・これらの手持ちの手段(資産)をアイデアに変える。
2許容損失の原則
・どの程度のリスクなら負うことができるか
・やらないリスク(機会損失)含めて
・許容範囲内を見極め実行する
3レモネードの原則
・酸っぱいレモンをレモネードにすると甘くて美味しいように
起きた事象を悲観的にとらえるのではなく、何かしらのチャンスに変える
4クレイジーキルトの原則
・パートナーのつながりをジグソーパズルのように定められたゴールに基づいてとらえるのではなく、
・パッチワークのように偶発的なつながりを期待する
・ゴールに外れたとしても(資源を提供してくれなくても)悲観しない
・問いかけ=おねだりをする
5パイロットの原則
・コントロール可能なことに注力する
これら5つはそれぞれ補完をしながら実践する。
またこれは目的から逆算した手段立案(コーゼーション)を否定するものではなく、
使い分けが重要だ。
サイボウズの事例が記載されていた。
まさにエフェクチュエーションの賜物でできた取り組みらしい。
使い分けを意識しつつ、柔軟な発想が求められることを認識。ぜひ多くの人に読んでほしい。
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