痛みキャンセル界隈の私が、親知らずで全身麻酔した件
自分の歯は、抜かないに越したことはない。
それなのに私の親知らずは、抜かなければならない形で生えていた。
♦︎ ♢ 抜歯のきっかけ ♦︎ ♢
長い間歯茎に埋もれた状態だったので気にすることもなかったけど、最近になって右下の親知らずが少し顔を出していることに気づいた。痛みは無かったので今すぐ何かする必要はないかなーと思いながらも、かかりつけの歯医者さんに相談してみたら、「生え方を確認しましょう」とのことでレントゲンを撮ることになった。
レントゲンで見た私の顎には、下側左右2本の親知らずが横向きに寝っ転がっていた。
本来上を向いているはずの歯の凹凸面が奥歯の側面にぶつかった状態で生えてくると、その接触面はゴミが溜まりやすいのに磨けない、虫歯の巣窟となってしまう。そうなったときに一番リスクなのは、親知らずが虫歯になることよりも、健康な一個手前の奥歯に虫歯が移ってしまうことらしい。虫歯になってからでは痛みも出るし、急を要してバタバタするのも大変。奥歯が健康な今のうちに抜いた方がいいよと勧められたこともあり、思い切って抜くことにした。
それでは来週にでも、、と思っていたが、親知らずが顎を通る神経に近かったこともあり、神経への影響や大量出血等の万が一の事態になった場合でも融通が効くということで、大きい病院を紹介してもらえることになった。
♦︎ ♢ 総合病院での診断 ♦︎ ♢
後日改めて、紹介してもらった総合病院で主治医の先生の問診が始まった。下2本の親知らずを片方ずつ抜くとなると、1本目の手術の恐怖と術後の痛みで2本目を抜きたくなくなってしまうと思っていたので、できるなら一気に抜いて欲しいと伝えた。2本同時だと施術時間が長くなるので、局所麻酔と併用して、意識はあるけど若干眠くなって時間が半分くらいに感じる麻酔を併用するのがおすすめとのことで、ぜひその麻酔もお願いしようと考えていた。
とりあえず歯の状態を見てからの詳しい判断になるとのことで、改めて総合病院でもレントゲンを撮ってもらい診察室に戻ると、先程撮影した私のレントゲンを見ながら主治医の先生が一言。
「これは全身麻酔になるね。」
どうやら私や先生が想定していたよりも、私の親知らずはややこしい状態だった。
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