綾辻行人『迷路館の殺人』
読みました! 以下犯人について触れます。
犯人は当たりませんでした! くやしい!!
騙されました。犯人は宮垣先生だと思ってました。人殺しをしてみたいって言ってたじゃん! でも血痕の偽装の必要性のところで犯人が女性である可能性については気づいてました!
見立て殺人のために小説を偽装してるのはわかってたんですけどね。編集者が読んでそれぞれの文体に違和感がないようだったので、文体のトレースができてるので宮垣先生だと思ったんですよね。評論家先生でもできるってことかな。
鮫島先生が女性だということは「ある作中の人物について、故意に誤解を招くような記述がなされている」のところまで気づきませんでした。つまり最後ってことですね。こういうの比較的気づく方なので悔しいですね。
“鹿谷門実”のアナグラムには気づいていたんですけどね! でもプロローグの島田が「著者からじきじきに送られてきた」だなんてまるで他人のように語っているしなあと思っていたら、まさか初登場の島田視点だったとは思わないだろ! 島田さん、作家デビューおめでとう。
ということで完敗でした。面白かった!