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古代エジプト展 天地創造の神話

 2021年って『古代エジプト展』が2つ行われてる稀有な年ですね。世はまさに古代エジプトブーム!

 「『古代エジプト展』どうだった?」と聞かれたら「『遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』の解像度が上がった」と答える。まず『遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』を見てください。話はそれからです。

 これまでエジプト神話ってぼんやりとしか知らなかったんですが、大変面白かったです。死んだ後にも試練があって、死者の書(死後のHOWTOの書)の通りにあれこれすると安全に冥界につけるという。それってずるでは? みたいなのとか。でも死者の書めちゃくちゃ長くてややこしくて持たされても絶対とちるなと思いました。

 特に驚いたのが古代エジプト人って結構簡単に冥界から現世に帰ってくる点ですね。鳥になって現世に帰ってこれるの? 注釈の文章二度見しました。そして『遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』の海馬くんがフラッシュバックしました。軌道エレベーターを上がる海馬くん、墓荒らしする海馬くん、宇宙で千年パズルを組み立てる海馬くん、アテムはいないと言われて動揺する海馬くん、それでもなお「アテムを呼べ」と言う海馬くん、「それはどうかな」と笑う海馬くん、そしてエンディング後の…。

 いやアテム簡単に現世にもどってこれるんかい!!!!!

 あの海馬くんの努力は!?? そういやアテム、城之内くんはげましに現世(?)に来たもんな! 城之内くんに甘くて海馬くんに厳しいアテム、さすがだなと思いました。まあ遊戯王世界の古代エジプトなので、実際の古代エジプトとちょっと違うのかもしれない。

 古代エジプト人は、死後の世界でも現世と同じ生活ができると思っていたそうで、アテムのあのシーンはそういうことだったのかと思いました。死後の世界のはずなのに生活感あるなと思ってたんですよ。

 そんなこんなで『遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』の解像度が上がった『古代エジプト展』でした。エジプト神話知ってたら遊戯王ってアテムとセトがライバルでオシリスはモンスターでイシズは現代人でホルスは特に関係なくモンスターでってめちゃくちゃなんでしょうね。三幻神になんかただの記念碑入ってるもんな。

 今回リフォームされてからの京都市美術館に初めて行きました。きれいでした。奥の庭の方閉まってて残念だったのでまた今度行きたいです。

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