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年齢で

セビリアばっかり気にしていますが
終わったら他の本番の事も始まります。

もちろん今、同時進行でやってます。

でも、本当に初めてのものは少なく
確認して歌い直しのものが多めです。

30歳過ぎたころから
ソリストに挑戦して
ありがたいことにたくさんの役をやらせていただきました。

大きな舞台、小さな舞台関係なく
オペラの役を1本歌う経験で
よくやるものは一応思い出しが早いです。

セビリアの伯爵は初めての主役でした。
その時にめっちゃ練習して
その後もハイライトや1本やってきたので
やりますとなればすぐ思い出せる役です。

逆に若い時にやったのに
間に歌う機会がなかった役は
全然覚えてません。

映像に残ってたり
たまにYouTubeとかで聞いたりしますが
本当に歌ったのかもわからないくらい
覚えてません。

レパートリーない感じで何でもやってきましたが
日本でよくやる演目の役はやっぱり
よくやるだけあって覚えてます。

全然レパートリーではないですが
カルメンのホセは何度かやって
重唱やフィナーレは割と覚えてます。

リタのベッペ役はそんなに
有名ではないと感じますし
演奏機会も少ないと思ってますが
僕は何度もやったのでめっちゃ覚えてます。

テノールは役の年齢が若めのものが多いので
これからどれくらい僕がやれるかは分かりませんが
その人に見えるようにするのと
体力はやっぱり必要かなと思います。

そんな事を思いながら
練習とか本番をやってましたが
先日YouTubeでいろんなセビリアを
見てました。

すると

レオヌッチがフィガロをやってる動画を見つけて
結構な歳なのにテンポハマってるし
アリアはいきなりアンコールするし
そんな年齢に対する思いを全部
ひっくり返されました。

絶対努力はしてのあの感じなのは
わかってます。

最近、年齢とかでもう無理かもと
思う事が多かったですが
もう少し前向きに楽しもうと思います。

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