舞台監督のお仕事! その1 発注を受ける
どうも、ぼぶすきんと申します
最初の記事で舞台監督は何をしているのか、とりあえず現場を回すマンだよと書きました
そこに何にも偽りは無いのですが、詳しく書いてみようと思います
前回、全ての流れを7段階に分けました
とりあえず1の発注を受ける、を書いてみようと思います
1、発注を受ける
簡単な事です
お仕事をするには、予算があって、仕事をお願いする人がいて、仕事を受ける人がいて、実際にやって、報酬を受け取るになります
舞台監督といえど、アーティストのライブだったり催し物が無ければ無力な人間です。芸術家でもなんでも無いので、無から何かを生み出す能力はありません
舞台監督はその催し物を受けた制作会社から基本的に発注があります
発注は日頃から世話になっている人、会社、ひょんなつながりから発注がくる場合があります
発注は早いもので1年前から、直近でも1週間前ですかね
それより短いと緊急事態、それかやばい仕事ですので
発注の時点で基本的に本番日を伝えられ、空いているか聞かれます
最近の催し物は土日、祝日に集中しますので争奪戦になります
本番日に空いていればお話を聞きます
空いていなければ、発注主との関係にもよりますが、会社内で他の人間か、自分つながりで外注さんを発注します
まずは内容とお話を聞きます
どのぐらいの規模、期間で、本人は誰なのか
規模は会場自体とキャパでざっくり判断し、ライブハウス、ホール、アリーナ、ドームの4つに分かれます。それにより、ギャラも変動します
※あくまで目安
ライブハウス(0〜1000人)
ホール(1000人〜5000人)
アリーナ(5000人から2万人)
ドーム(2万〜それ以上)
その時点で、やばい空気を感じ取って断る場合もあります
それは規模がでかすぎて手に負えなかったり、本番までの期間が短すぎたり、本人がビッグネームすぎる場合があります
そこから本番に必要な人数を揃えます
舞台監督をいえど、一人で全ては成り立ちません。一人で成り立つのはホール規模までです。アリーナやドームは1人2人では絶対に無理です
ホールでも、転換ごととか、本人の人数が多いと無理です。それでやっている、やれていると言う人は他に無理を言っているだけです。予算次第で仕方ない場合もありますが
「転換」と書いていますが、「キッカケ」と言う物もあります
「キッカケ」とは何かが起こる事を意味しており、たとえばキャノンを打つ、火が出る、扉が開くだったり、幕をあげるだったり、セットにもよります
まだセットだったり、やりたい事が決まっていない場合がありますが、規模の時点でざっくり人数は予想できるので、会社の人間、外注さんを抑えます
そこから概要があれば概要を送ってもらって、無ければその時点での情報をもらって、タイムテーブルだったり、会場の図面等を用意、無ければ書きます
その情報の中でRHの日程等が出ていれば抑えます。行けない場合(他の本番がある)は、代打だったり、ごめんなさいします
こんな流れで発注を受けます
基本は制作会社からの発注ですが、仲のいいPAさんだったり、飲み仲間から発注もあります
舞台監督としての発注の他にも、他のテクニカルも同時に頼んで欲しいと言うお話もあります
要するにチームを作りたいと言われます
現場を回すマンの立場である舞台監督が発注すればいろんな事がスムーズになります
制作の方で他テクニカルを発注する場合が多いですが、その分、馬が合わなかったり、レスポンスが微妙だったりと、良いことばかりではありません
制作側で発注するメリットは使い慣れていたり、お金の面で相談できる等があります
こちらでまとめる場合でも、まとまる分金額は相談出来ますし、制作会社次第、発注する人次第ですかね
こんな感じですかね
あらかじめ予算が合わなくて断る場合もありますが、常識的な金額であれば基本受けます
あとはトラウマが無ければですね
次は2の資料を作るを書こうと思います
それでは、また