Bobty - 対等 (動画生成AIツール Kaiber使ってみた)
今年夏にリリース予定の 6th album「ハートフル」より
先行楽曲として「対等」をYoutubeにリリースしました。
テーマについて
昨年色々と仕事だったり、生活の中で経験した中で
感じたり、思った事柄から歌詞をインスピレーションしました。
ざっくりテーマはサビの歌詞に詰まってますが
この世の中の人はみんな対等!
ビビってなんかいないで一歩踏み出そうという!
メッセージです。
ミクロ的な視点では、
仕事とか社会の中で立場や役職が上の人に対しても
ビビって接する必要はないし、
他の人と接するように対等な気持ちで
自分に誠実に行動するのが大事という内容です。
個人的にたまたま昨年、
かなり自分よりも立場が上(と一般的にされる)方と
密接に一定期間過ごす経験がありました。
元々、ビビったりして態度を変えたりとか
するタイプではなかったんですが、
社会に出てみると、よりそれぞれ違う背景やスケールの変わった組織
があるだけでやっぱり気構えたりする場面もあります。
それでも、人対人として接すると学ぶことも多くあるし、
全然立場の違う人でもやはり悩みはあるわけで
それを共有したり、議論したりして
分かり合えることもたくさんありました。
その経験を通して、
改めて最初のメッセージを世の中に伝えたいなと思いました。
例えば
・もう色々と膠着した組織に長くいて、
何かを変えるために一歩行動をしたいと思っている人
・春から新社会人になって、初めての経験や不安で
自分の魅力が出せずに萎縮したり、殻に閉じこもりそうになっている人
・入学や進級して新しい環境に戸惑っている人
(学生時代って一つ年上でもすごい差があるように感じますよね。
個人的にその時の年上の人に抱く感覚って
自分が歳取ると結構変わるように思います。)
そういった人の背中を押せる楽曲になっていると良いなと思います。
そして、マクロ的な視点では年齢や立場だけではなく、
人種や国境、性別を超えた人だって
対等と思って接するのが大事という
メッセージもあります。
自分はこれまで何回か海外や異なる文化圏で
過ごしたことがあるのですが、
言語がうまく操れなかったり文化の違いに悩んで
うまくいかないと感じることもありました。
ただ、振り返ると
その自分が置かれている現実や違いを受け入れたり
克服することも大事なんですが、
何よりそれを感じて萎縮してコミュニケーションしてしまったり、
自分に自信をなくしてしまうことが良くないなと思っています。
見た目の違いや話し方、雰囲気など
自分と違うところが多いとつい理解し得ないかなぁ。とか
自分とは住む世界が違う人だなぁ
とか感じてしまいますが、
自分が相手を理解しようとしたり、踏み出してみると
案外共通点があったり、同じ人間なんだなと
納得するようなことも多いです。
自己啓発みたいな言い回しになると嫌なんですが、
そういった立場の違う人や異なるバックグラウンドの人と
対峙する機会があった時に
諦めて自分の居やすい世界にこもったり、
自分からアクションするのをやめるのは簡単なんですよね。
ただそれだと自分は社会の中に溶けていって、
大勢多数の歯車の一つとなり
個がなくなっていく感覚がします。
それで自分の魅力が出せなくなるのは
勿体無いですよね。
勿論、常にポジティブに入られないし、
心折れて試行錯誤することもたくさんあります。
そういった葛藤も歌詞に入れたつもりです。
それらを乗り越えた上で
聴いている人に
「人類みんな対等!ビビってるほうがおかしいよね
僕には立場とかそんなの関係ないよ!」
といった力強いメッセージが伝われば幸いです。
楽曲について
次のアルバムは日本詞の内容になると決めていたので、
それを前提に曲のタネを色々と作り始めていました。
その中でJ-popやK-popを聴くと
かなり曲の展開が多い曲や場面が色々と変わる曲が
最近多いなぁと思い、
自分は結構シンプルにしたがる傾向があるので
敢えてそこらへんに挑戦してみた楽曲になります。
曲の構成も
Rap -> サビ -> verse -> Aメロ -> Bメロ -> Rap -> サビ -> Aメロ -> Bメロ
Rap -> Cメロ -> サビ -> Rap
といった感じになってます。
でも最近だとこういった感じも一般的ですよね。
あと、こんなに展開があるのに秒数が短い
これはサブスクだったりの影響で
短く、聴いてて飽きないという観点が大事なんだと思います。
(音楽としてはその点だけが真意ではないし、シンプルでカチッとした構成も大切なものですね。)
リズム的にも結構変わりますね、
16分、4つ打ち、わかりやすく三連のリズムになったり
同じ部分でも、繰り返して出てくる際はアレンジが変わったり
今回の曲だとBメロとサビは
最初はトラップのビートとベースだけだったのが
2回目のBメロとラストサビは
コード感とベース感の強いシンセが入ってきて
印象が変わっています。
全体的はHipHop系のトラップのビート系が主体ですが
コードとか雰囲気はソウルファンクぽい雰囲気を混ぜています。
カッティングギターとかオルガンとかね
これまで自分が作ったことない雰囲気の曲ができたと
思っています!
映像について (動画生成AI)
今回は動画生成AI Kaiber を使用して
映像を作成してみました。
超有名アーティストの「LINKIN PARK」のMV制作
でも使用されたということで話題のAI
私は今までRunway ai は動画生成AIとして使用したことがありましたが、
Kaiber はより上記のトピックもあって音楽向けに話題になっていたので
前々から興味を持っていました。
ログイン後、このような感じで色々なメニューがありますが、
現在 音楽とリアクティブな映像を作るにはFlipbookというモードで
やるのが良いそうです。
(他モードは非対応ぽい?)
その後はプロンプト画面で4つを指定します。
1、ビデオの内容
2、ビデオのスタイル
3、アップロード画像
4、オーディオファイル
上の二つは画像や映像系の生成AIで定番のプロンプトですね。
今回は私の場合は SFとかそういった内容の文章で作成しました。
画像も指定可能ですが、今回はオーディオのみからで映像生成しました。
その後、ビデオ設定です。
Kaiber独自の設定としては以下ですね。
・Camera Movement
映像の動きの指定です。
ZoomとUpとか異なる種類のものは複数指定できます。
・Evolve
オーディオとカメラの同期具合、その派手さといったところでしょうか
今回は自分は6-8くらいで設定しました。
結構Rotateが派手にかかった感じはしますね。
あとはGenerate Previewsで候補がいくつか提示されるので
それを選んだら映像完成です!
出来上がりとしては
今回の曲で表現したかったビビらずに見知らぬ世界へ
一歩踏み出していく冒険や宇宙のワクワク感や
社会のカオス感を表現できていて
満足といったところです!
音との同期は
静かな場面では映像も落ち着いて
カメラの動きは主にkickの音がある一拍目に
ガンと入る感じの印象で
言われれば音と同期してると感じるくらいの
感覚だと思います。
いや動画生成の未来は明るいですね…
怖さもありますが、
OpenAIのSoraとかもリリースされたら
さらにクオリティも上がって
やばい領域に行ってしまいそうです。
生成AI独特のカオスな感じの良さもある一方で
プロの人が作成した映像の構成力や技術力も
より光るようになっているとも実感しています。
音楽もそうなんですが、
敵を知り己を知れば百戦危うからず
ということで、そもそも敵かはわかりませんが
これからも動向を監視しつつ
活動していきたいと思います。
長文読んでいただきありがとうございました。
最初にお話ししたように6th Album 誠意製作中です。
夏と言い切ったので、ある意味自分にプレッシャーをかけて
完成させようと思います。笑
リリースの際には各音楽配信サイト等でも
配信予定ですので
是非、聴いていただけると幸いです!
それでは!
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