見出し画像

槍を思いっきりなげてみたい

槍を思いっきり投げてみたい。
ターゲットはなんでもいい。例えば10mm以上ある2m四方の鉄板とする。
それを10m先に垂直に立てる。

私は槍を準備する。競技用のカーボンでできたものではなく、先が尖ったただの鉄の棒である。
これを手の甲から下腕まで筋が浮き出るほど強く逆手で握りしめる。

10m先のターゲットを睨みながら、数歩下る。
大きく助走をつけず数歩ステップを刻んだのち、左足で地面を大きく抉るほど踏み込むのに合わせて、大きく引いた右腕をターゲットにむけて振り抜く。
槍は空気の壁を裂きながら地と平行に飛び、轟音とともにターゲットを貫く。

鉄板は槍が当たった瞬間、布のように吹き飛び、中心は衝突のエネルギーが熱となり赤色に発光している。

そんな投擲がしてみたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?