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れいわ新選組　中村みかこ衆議院総選挙予定候補(東京5区)ワクチンデマを展開しコロナワクチンに反対

伊藤 広剛 Hirotake Ito

（2021年7月29日タイトル変更、画像を差し替えました）

デマ・陰謀論を基にコロナワクチンに反対する中村みかこさん

れいわ新選組の東京5区から来る総選挙に出馬予定の中村みかこ氏はコロナワクチンに反対しています。


【バカデマ陰謀論閲覧注意】

中村氏が引用しているツイートは以前取り上げたこのデマチラシと同じ理屈です。

新型コロナウイルスのワクチンではメッセンジャーRNAというものを使います。新型コロナウィルスは突起を使って直接細胞に侵入するというたちの悪いウイルスなので、突起の鍵の設計図にメッセンジャーRNAというものを使うのです。それを使って体内の免疫細胞等にウィルスの突起に対処してもらうために覚えてもらうためのものであって、体の細胞の遺伝子が組み変わるものではありません。

中村氏はこれを100回読みましょう。


残念ながら、ワクチンの治験で人が死ぬことはありますし、今回の世界的な接種では接種を完全に中止しなくてはいけない致命的な副反応は未だに報告されていません。


これもフェイクですね。

ワクチンで不妊になる　は典型的なワクチンデマ（陰謀論）です。

ワクチン接種で脳出血が起きる?不妊症になりやすくなる?陰謀論も飛び交うワクチン接種と“副反応”情報のウソ・ホント

河野ワクチン担当大臣もコロナワクチンで不妊になると言うのはデマであると発言していますし、厚生労働省も以下のようなツイートを発しています。

河野大臣がブログを出しました。ここまですると言う事は、少なくとも彼は陰謀論が社会の脅威であることを認知していることになります。

ワクチンを盲信するのはいけませんが(政府は強制的に打たせる方針ではなく打たない自由は保証されています)、このような感染状況で社会全体が苦しんでいるときに政治家が安易に反対するのは適切ではないと考えます。しかも、ワクチンデマ・反ワクチン陰謀論に乗っかっていますから、極めて不適切と言わざるを得ません。権力者＝「闇の勢力」に対する抵抗のつもりでしょうが、うだつの上がらない自分を慰めるためのものにしか過ぎません。陰謀論は責任を転嫁して現実から逃れるためのものでしかないのです。「闇の勢力」に特定人種の人たちが「はめこまれた」らそれは即差別に繋がり迫害の原資になります。これは古来からそうでした。上手く行かないことをなんとかするためには事実を深く検討し、冷静な感情を持って実践していくことが定石ですが、どうしても出来ない・どうしょうもない事を慰め、気持ちを繋ぎ止めるために陰謀論は使われてきたのでしょう。気持ちは楽になるでしょう。然しまともに思考は出来なくなります。そして、他人をイジメていくようになる。他人をイジメるのが人が安心するために一番ラクな方法の一つだから。嘘を使えば更にラクになります。端的に言って深刻なバカです。そして極めて有害です。こんな陰謀論が流行すれば、ワクチン接種の妨げになることは間違いありません。この陰謀論は社会そのものに対するイジメにつながるのです。社会をイジメ、金儲けをしたい、権力を掴みたいから嘘であることをわかっていながら、陰謀論を流している人もいると思います。

いまや、陰謀論を使った反ワクチンはヘイトスピーチとマジで一緒で社会を破壊しかねないものです。このような言説を許してはいけないと思います。

自然派→オーガニック→スピリチュアル→反科学→ワクチンデマ（陰謀論）という回路

中村氏はオーガニック給食を公約に掲げています。オーガニック食材にからむ運動はスピリチュアルや反ワクチン陰謀論ととても相性がいいのです。

自然食品を好み農薬を極端に嫌う→科学を極端に嫌う→スピリチュアルに傾倒・「科学の権化」ワクチンを極端に嫌う　という回路ですね。


代表はコロナワクチンに及び腰

山本太郎代表はコロナワクチン無料化をすることができるようにする予防接種法改正に反対の意思を示しています。舩後、木村議員が賛成に回ったため(山本太郎代表は最終的に了承)、改正案は全会一致で可決となりました。

両議員が賛成に回らなければ、れいわ新選組は完全な反ワクチン政党になってしまったでしょう。

総選挙予定候補者が20人余しかいないのに、2人も陰謀論者がいるし、代表も陰謀論者の友達が多いし、ツイッターやfacebookを見ると支持者に陰謀論が一杯いるし(真面目な支持者がいるのは承知しています)、れいわ新選組はおかしいですよ。

舩後議員はちゃんと、「どのような人が優先的にワクチン接種されるべきか」と言うことを政府と議論してますよ。中村さん、真面目にやってくださいよ。

こちら↑のnoteでは、反ワクチン運動をやめた人の手記が引用されています。科学を否定し自然のままに生きようとする極端な「自然派」という人々がいて、医学に関して極端に権力の陰謀を意識しすぎるのです。医学には「生きるか死ぬか」の権力が絡むことはありますが、極端に意識し過ぎると陰謀論イコールデマにはまります。ましてや、今回のコロナワクチン接種はどこの国も国家事業で国家権力もモロに絡みますから(それが誰の目にも明らかになっている)、警戒とともに陰謀論が世界各国で渦巻いています。しかし、陰謀論は差別に繋がるし、ワクチンの接種の妨げになります。引っ掛かからないようにしましょう。このnoteで引用されている文章によれば

「反ワクチン運動はカルトだと思う」

ということなので、皆さん絶対に陰謀論に引っ掛からないようにしましょう。様子見でいいですから、コロナワクチンは受けた方がいいと思います。私は自分の番が来たら、受けたいとおもっています。当たり前のことです。

反ワクチン陰謀論者がコロナで苦しむ医療従事者を選挙で応援というありえなさ

都議選(2021年6月25日公示、2021年7月4日に投開票)の世田谷区にはれいわ新選組から候補が出るんです。

この人は30年間看護師をしていて、都議選でコロナ対策・政策を一生懸命訴えています。しかし、世田谷区を含めた東京5区にはワクチンを否定する中村みかこさんがれいわ新選組からでます。がっつりふうさわさんを応援してます。はっきり言ってありえない組み合わせと思います。あってはいけないくみあわせです。ふうさわさんはまともな人だと思います。あんまりですよ、これ。

（医療従事者ふうさわ純子さんを応援する反ワクチン陰謀論者中村みかこさんと中村さんを公認した山本太郎さんというなかなか香ばしい図）

（2021年7月29日追記　今度はワクチンデマを信じる中村みかこさんを医療従事者ふうさわ純子さんが応援する香ばしい図）


なぜ、このような明白な反ワクチン陰謀論者がれいわから公認されるのでしょうか？山本太郎さんは陰謀論者に余りにも近づきすぎです。その影響を受けているフシがあります。

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