"当たり前"って"当たり前"じゃないと教えてくれた、ワニくんとコロナさん。
こんにちは。
社会人になり、久々にサザエさん症候群になっているぼぶやまです。
note再開を宣言してから若干の時間が経ちましたが、最初の記事をUPしたいと思います。
さて、3月20日に最終回を迎えたきくちゆうきさん作の「100日後に死ぬワニ」が話題になったことは、皆さんの記憶にも新しいのではないでしょうか。
3月20日にアップされた、最終回(100日目)のツイートは約221万件のいいね(4/19現在)があったようです。
私は、「100日後に死ぬワニ」が完結し、メディアで話題になった頃にこの存在を知り、慌てて読み始めました・・・汗
読んだ方は分かるかと思いますが、「100日後に死ぬワニ」に描かれているのは日常の何気ないことばかり(それゆえ共感しやすかったとも思えますが…)なのですが、
死まであと○日
という文言が最後にあるだけで、日常の何気ない光景が違った見方に見えてくるというのは、不思議なものだな・・・
と思いながら、一気に100日全部読みました。
作者のきくちゆうきさんは、
twitterやインタビューにおいて、「終わり」について意識するきっかけにして欲しいという思いから、「100日後に死ぬワニ」を描いたと、話をされています。
最終回の後のドタバタはさておいて…
多くの人にとって、当たり前なこととか、命のこと、死のことについて考えるきっかけを与えた作品であったことは間違いないはずです。
そんな「100日後に死ぬワニ」が完結を迎えた頃にも新型コロナウイルスの影響はありましたが、それ以降、より猛威をふるうようになりました。
「100日後に死ぬワニ」が完結した3月20日ごろというのは、まだ心のどこかで
しばらくの辛抱でなんとかなるんじゃないか
と思っていた頃だったように思います。
しかしながら、3月下旬以降状況は悪化の一途を遂げることとなり、多くの人の日常が奪われてしまうこととなりました。
友だちや好きな人と会うこと
学校に行き授業を受けること
会社に行って仕事をすること
休みの日に外出や旅行をすること
…
といったことが、急にできなくなるなんて…
思いもしてなかった人のほうが多いんじゃないかと思います。
日常の"終わり"がこんなに早く来るなんて…
と思ったと同時に、やっぱり"当たり前"だと思ってしまうようなことも、実は"当たり前"じゃないんだな…と気づくことができたのも、ある意味コロナが大流行したからです。
「100日後に死ぬワニ」と、新型コロナウイルスが、"当たり前"が"当たり前"じゃないと教えてくれたんじゃないかと…
そう思えてきます。
そんな中で、全国に非常事態宣言が発令されることとなり、移動が制限され…人と人との接触も制限され…生きづらさを感じずにはいられない日々が続きますが、
あれができない、これができない…
と考えるよりも、
今できることはなんだろう
これができるかもしれない、あれができるかもしれない…
と考えてみると、今とこれからという時間をより良いものにできるのかな…と思う今日この頃です。
こういうときこそ、足を引っ張りあったり、誰かのせいにするのではなくて、
これができるんじゃないか!
あれもできそう!
という思考をしていきたいものだな…と。
そして、移動や交流の制限が解除された後も、今感じている、
"当たり前"なことって実は"当たり前"じゃないんだ
と思って、生活していきたいな…と思います。
(最後まで読んでくださりありがとうございました。ところで、ワニくん🐊は、コロナの襲来を知っていたのでしょうかね…。)