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2023/05のヒットソング

最近また近年リリースのアルバムをよく聞くようになりました。
聞いてきた楽曲たちの中で個人的にとても良かった曲をまとめたプレイリストを月ごとに趣味で作っています。
作ってしまったのならと、良かった所や軽い解説をメモ的に残していきたいと思い、久しぶりに記事を作りました。
少しでも楽曲に興味を持って、聞いてみて何かしら思うことがあれば幸いです。


1.RAYHAN NOOR / Ragu?(Reprise)
インドネシアのシンガーソングライターRAYHAN NOORの22年リリースの同名シングルより。
一瞬で目の前の景色が切り替わるような切なさを大いに含んだピアノの音色がとても印象的な一曲。歌声とギターも風景を傍観するように響きます。

2.illuminati hotties / Pressed 2 Death
ロサンゼルスのインディバンドilluminati hottiesの18年リリース1stアルバム「Kiss Yr Frenemies」より。
めちゃくちゃ笑顔で元気になれるストレートなパワーポップサウンドと夕暮れ感の強いミドルテンポパートの対比が最高な一曲。仕事に疲れた夜でも体が揺れてしまう抜群のキラーチューンです。

3.高山燦基 / シャボン玉
京都の有機的な大所帯バンドバレーボウイズの元メンバー高山燦基さんのリリースされたばかりのミニアルバム「掬ぶ」より。
空に飛び立つ様な軽やかなバンドアンサンブルと歌声が心地のいい、河川敷で寝転びながら風を浴びながら聞きたい一曲。

4.Natalia Lafourcade / Canta la arena
メキシコのシンガーソングライターNatalia Lafourcadeの22年作「De Todas las Flores」より。
熱くなりすぎずクールな演奏と歌声で聞かせるラテンナンバー。海沿いの酒場で夕暮れを見ているようなアウトロがとても感傷的です。

5.Cancamusa / La ironia de las rosas
チリのシンガーソングライターCancamusaの23年2月リリースの最新作「AMOR MINIMAL」より。
空間系の残響に包まれながら突き抜けるようなサビのメロがとても印象的な一曲。こういったリバーブの強いとろけるようにメロウな曲はいつも恍惚な気持ちさせてくれます。

6.Amilli / SOAMI
ドイツ出身のR&BシンガーAmilliの23年5月リリースの1stフルアルバム「SOAMI」より。
イントロから天にも昇るようなコーラスで完全に鷲掴みにされます。甘くて憂いのある歌声と爪弾かれるギターのアルペジオの切なさが身に染みるような優しい一曲。

7.Larry June & The Alchemist / Orange Village
ラッパーのLarry JuneとプロデューサーのThe Alchemistの共作名義の23年作3月リリース「The Great  Escape」より。
広がりのあるサウンドスケープと日常的なリリックで進行していくムーディな一曲。LAのハイウェイからみる夕暮れに何を感じるか、それを表現したような哀愁を感じます。

8.ENNY / No More Ninja Man
ロンドンのラッパーENNYの23年4月リリースのEP「We Go Again」より。
硬い音色でトライバルなドラムとジャジーでメロウなフレーズが絡み合う、グルーヴィーな一曲。芯の強いリリックも込みでとてもかっこいいです。

9.Juniper & Sango / Love You
ブラジルのR&BシンガーJuniperとトラックメイカーSangoの22年リリース共作アルバム「97」より。
ハッとさせてくれるレフトフィールドなトラックがとてもカッコよく、訴えかけるように感情的に呟かれる歌声に胸が締め付けられるような一曲。

10.Summer Walker / To Summer, From Cole
アメリカのR&BシンガーSummer Walkerの23年5月リリースのEP「Clear 2 : Soft Life」より。フィーチャリングはJ Cole。
オープニングを飾る叙情的でジャジーなトラック。こういうシンプルだけど私書的なナンバーも大好きです。

11.Adja / To Be Naive
ブリュッセルのR&BシンガーのAdjaの23年2月リリースのデビューEP「Ironeye」より。
温かみのあるスムースな演奏と色気と共に高らかに歌い上げる彼女の歌声が見事にマッチした、染み入るようなジャズボーカルソング。デビュー作ながらものすごくクオリティが高く、次の作品が待ち遠しいアーティストです。

12.LA Priest / No More
ゼロ年代半ばに隆盛したディスコパンクムーブメントに活動していたLate of The PierのフロントマンSam DustによるソロプロジェクトLA Priestの23年5月リリース最新作「Fase Luna」より。
ネオサイケデリックなグルーヴの曲達の中で一際シンプルに演奏されるアルバムのラストトラック。ギターアルペジオの残響音とサビの盛り上がりに一発でやられてしまいました。

13.Charlotte Cornfield / In From The Rain
カナダのシンガーソングライターCharlotte Cornfieldの23年5月リリース最新作「Could Have Done Anything」より。
全ての音に温もりが篭っているような優しくてフォーキーな一曲。中性的でハスキーな歌声にKaren Daltonを感じてしまいました。

14.石川紅奈 / No One Knows
ジャズベーシスト/ボーカリストの石川紅奈さんの23年3月リリースメジャーデビューアルバム「Kurena」より。
一つ一つの語句を確かめるような歌と視界がじわじわと開いていくような展開を見せる演奏が見事に合わさったシンプルなナンバー。最後の「生きていく」という歌詞とともに露のように消えていくアレンジがとても感慨深いです。


以上14曲のプレイリストになりました。
また素晴らしい楽曲に出会える事を待ち遠しく思いながら、音楽に携われていければと思います。

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