はじめての"オープンマイク"vol.1下見編
ギターやピアノの弾き語りがやりたくて、
楽器を買い、練習し、
そろそろライブに出演したくなってきた。
でも、何から手をつけたらよいのかわからない。
出演するにしても、初心者だし、
色々、不安に思われていることと思います。
私も全く同じで、、
ライブの出演方法なんて、全く知りませんでした。
身近に詳しい友人もいなかったので、
ネットやバンド初心者向けのハウツー本を読むなどして、
情報を収集しました。
すると、一般的な方法として、
ライブハウスが主催するライブイベントに出演するというのがあるらしい。
そして、初心者でも出演可能なライブハウスもある。
うん。よしよし。
いや、ちょっと待て。
チケットノルマ?
なんだそりゃ。。
調べてみると、
出演するのに、相場として1,500円のチケット10~20枚分の負担が発生し、
チケットを買ってもらえなかった分は、自腹という仕組みとのこと。
えーっ!
初心者である自分のライブを毎回見に来てくれる人は、
せいぜい片手に収まる程度しかいないよ。
ということは、出演料として、
毎回15,000円前後は必要になる。
ライブ出演、高っ!!
ちょっと無理かも、、と落胆しながら、
都内のライブハウスのホームページを見ていたら、
「オープンマイク」という言葉を見つけました。
オープンマイクって何だ?と思って、
調べてみると、
ライブハウスがステージを一般開放するイベントのことで、
参加者は参加費を払い、ステージ上で好きなパフォーマンスを行う。
多くは弾き語り、カラオケだが、
パフォーマンスは何でもよく、
まれにインスト・朗読・落語・コントなどをする人もいる。
出演料は、入店チャージ500円~2,000円+1drink程度。
これだ!
これだ、これ!
とは言え、いきなり申し込むのはさすがに不安だったので、
まずは下見をしようということで、
オープンマイクを主催しているライブハウス(というかライブ・バー&カフェ)のオープンマイクを見に行くことにしました。
ドキドキしながら行ってみると、
本当に、、色んな人がいました。
上手い人、そうでない人、
歌もギターもそれほど上手い訳ではないのに、
「シンガー・ソングライターの〇〇です!」と、
堂々と名乗る年配の男性、、
ギターを持って出てきて、
「今日は私のギターを披露する」と言って、
弾かずに、ギターを見せた(披露)だけだった人、、
※アカペラで歌は歌ってました。
上手い人のパフォーマンスにはもちろん惹きこまれたのですが、
上手くない人の演奏を聴いて、
聴きたくないとか、もうやめろとか、
そういう気持ちになったかというと全くそんなことはありませんでした。
むしろ一生懸命に演奏している姿には拍手を送りたくなりましたし、
更に、楽しそうに演奏している姿を見ると、
こちらも楽しい気分になりました。
それまで、
ライブでは上手に演奏することが全てで、
下手な演奏には価値がない位に考えていた私のステレオタイプな価値観が、
見事に打ち砕かれました。
結果、初めて見に行ったオープンマイクは、
予想をはるかに上回る楽しさで、
これは、初心者だから、下手だからとか言って、遠慮してる場合じゃない。
こんな楽しいこと、どんどんやらなきゃ勿体ないと思いました。
そして私は、オープンマイクに出演することを決意し、
実際に出演するのですが、、
この話はまた今度。。