見出し画像

初心者こそマルチエフェクターなのでは

3月になりました。
4月から始まる新生活に向けて、

「ギターを始めようかな」、
「アコギもいいけど、エレキがいいな」、
「エレキギター、買っちゃおうかな」

と思っているそこのあなた!

ご存じかとは思いますが、
エレキギターはアンプを通して音を出す楽器ですので、
アンプも必要です。

知ってるよ。
でも、家で練習する時、
アンプに繋いで大きい音を出せないじゃん。
だから最初はアンプ買わなくていいよね?

と考えていませんか?

私もそう考えていました。

アンプに繋がず、
生音でペチペチ弾いて練習していました。

その結果、
一向に上達しませんでした。

しかし、その後、生音で練習することの弊害を知り、
必ずアンプを通して練習するようにしてから、
上達スピードが爆上がりしたのです。

悪いこと言わないので、
初めてエレキギターを買うなら
必ずアンプもセットで買いましょう。

そして今回の記事で最もお伝えしたいのは、

初めてアンプを買うなら、
マルチエフェクター!!

ってことなんです。

今回の記事では、
初めてエレキギターを買うなら、
マルチエフェクターもセットで買う必要があるということについて、
理由と共にお伝えしていきますので、

ぜひ最後まで読んでくださいね!

初めてエレキギターを買う時、マルチエフェクターもセットで買わなければならない理由

初めてエレキギターを買う時、
マルチエフェクターもセットで
買わなければならない理由について
説明していきます。

まず、ここでいう
「マルチエフェクター」の定義ですが、

狭い意味での「マルチエフェクター」、

つまり、

「いろいろな種類のエフェクター
(アンプで作った音を加工・味付けする機材)
の機能を集め再現できる機材」ではなく、

もっと広い意味での「マルチエフェクター」、

具体的には、

エフェクターの機能に加えて、
アンプシュミレーター
(アンプの音をデジタル処理で
リアルに再現できる機材)
の機能も持った機材、

とさせてください。

【理由その1】百害あって一利なし!生音で練習すると下手になる

初めてエレキギターを買う時、
マルチエフェクターもセットで
買わなければならない理由のその1は、

エレキギターの生音をペチペチ鳴らして、
練習していると下手になる、


です。

具体的には、次の2つの弊害があげられます。

1 必要以上に強くピッキングしてしまう
悪い癖がつく
2 ミュートの技術が身につかない


ひとつひとつ説明していきますね。

まず、
「必要以上に強くピッキング
してしまう悪い癖がつく」、
についてですが、

生音は、
スタジオやライブ等でアンプを通して
演奏する場合に比べて、
どうしても音量が小さくなります。

そのため、
音量の小ささを補うため、
強くピッキングするようになり、
結果、常にMAXの強さで
ピッキングする癖がついてしまうというものです。

これは私が受講している
オンライン・ギターレッスンの講師から教わったことですが、

ギターの演奏では、
ピッキングの強弱を調整したり、
ピックを弦へ当てる角度を変えたりすることで、
様々なニュアンスを表現する訳ですが、

生音で練習していると、
この技術を身につけることができず、

ピッキングの強弱を
コントロールできなくなってしまい、
その曲その曲のニュアンスの違いを
表現することができなくなってしまう、とのこと。

生音練習⇒"アンプ繋いで練習"に移行した私は
本当にこれを実感しました。

私の場合は、音量を出すため(当時は明確にそれを意図していた訳ではないですが、今から思えば)、
ピックを必要以上に深く弦に差し込んでピッキングする癖がついてしまい、
スムーズなピッキングができなくなってしまいました。

次に、
「ミュートの技術が身につかない」理由について説明します。

出す必要のない音を出さないために
弦に触れて、
意図しない音が鳴らないようにする技術がミュートですが、

生音で練習すると、
自分がしっかりミュートできているのか分からない、

もっと具体的に言うと、音量が小さいので、
出す必要のない音が鳴っていても気づかないため、
ミュートの技術が
いつまでたっても身につかないのです。

アンプを繋いでギターを弾いた時、
生音では聞こえていなかった”出す必要のない音”が
出まくっていて、実に耳障りな演奏になっていたことを思い出します。

【理由その2】「「いろいろな機種を試奏してみて♪」って言われても・・・」の悩みを解決!音作りの楽しさを手軽に体感できる。

理由その1を読んだあなたは、
「じゃ、アンプを買えば良いのでは?」
と思ったことでしょう。

その通りです。

実際、
「上手くなりたかったら
チューブ(真空管)アンプを
使うべし」と主張する
ギタリスト、ギター講師は多くいます。

どの方も理由として、反応の良さ
(ピッキングの強弱や
ニュアンスのつけ方が、
ダイレクトに出音に反映される)
を挙げています。

ということで、

初めてエレキギターを買うなら
チューブ(真空管)アンプも
セットで買うべし!!



と、通常ならなるのですが、、


敢えて私は、
エレキギターをこれから始める
という人には、

マルチエフェクターをおすすめしたいです。

特に、

・都内の住宅密集地や、集合住宅など、
音を出しての練習に制限がある、
・機材の設置、収納スペースに制限がある、
・予算に制限がある、
・出したい音、好きな音がまだわからない、

という方にとって、

大音量で、

それなりにスペースをとり、

それなりに高価なチューブ(真空管)アンプは、

正直ハードルが高い。


まず、どの機種を買うか?の段階でも、

よくネットの紹介記事等で、
「楽器店でいろいろ試奏してみて」
とありますが、

初心者にとって、試奏はハードルが高い!
だって、これから始めるんだもん。

試奏っつったって、弾けませんから。

それに、
これから始めようって人の中で、
自分が好きな音、
出したい音が分かっている人って、
どのくらいいるんでしょうか?
ほとんどいません。

だから、
まずは、音作りが楽しめる環境を手に入れる、
ことが大切だと思います。

マルチエフェクターには、
有名メーカーの有名機種のサウンドを
モデルにしたものがたくさん入っていますので、
それらを、
自宅で、
誰の目も気にせず、
思う存分、

試しまくる、

そうやって、まずはとにかく、
音作りの楽しさを体感し、
自分の好きな音、出したい音が
ある程度分かってきた、
その次の段階として、

チューブ(真空管)アンプの購入、

というのが初心者の入りとして
望ましい形だと思います。

「楽しさ」は、初心者の最大の敵である
「三日坊主」や「挫折」を、
打ち負かす最強の武器です。

【理由その3】「チューブアンプ+エフェクター」より安い!

理由その2で少し触れましたが、
チューブアンプは、
コストパフォーマンスが高い
と言われるものでも、
中古で最低15,000円はします。

エフェクターも買うとなると
チューブアンプとエフェクター1台で、
20,000円は確実に超えます。

それが、マルチエフェクターなら、
例えば、私が中古で12,800円で購入した
ZOOM G3Xなら、
94種類のエフェクター、22種類のアンプの
サウンドを再現できます。

1台のチューブアンプ+1台のエフェクターを、
20,000円超で買うのと、

94種類のエフェクター、22種類のアンプを、
12,800円で買うのと、

チューブアンプには、
価格の差を超える魅力があることは
多くのギタリストが
主張しているところであり、
価格だけで判断すべきでないことは、
間違いないことではありますが、

予算に制限のある方にとっては、
一つの判断基準にはなるはずです。

「最初に言ってよ・・・」5年を無駄にした私の失敗談

初めてエレキギターを買う時、
マルチエフェクターもセットで
買わなければならない理由について
説明してきました。

・理由その1 生音で練習すると下手になる
・理由その2 音作りを手軽に楽しめる 

因みに私は、
社会人でエレキギターを
始めてからの5年間、
ずっと生音で練習していました。

アンプは中古のVOX Path Finder Bass10
(ベース用と気づかず購入…)を、
エフェクターは
BOSS SUPER OVER DRIVEを持って
いたのですが、生音練習の弊害を知らず、
全く使っていませんでした。

その結果、何が起こったかというと、
理由その1で書いたとおり、

・常に必要以上に強くピッキングしてしまう、
・ミュートをしない
(というか、必要性を感じない)、

という悪癖がつき、
それに加えて、

・左手の押弦が必要以上に強い

という悪癖までついてしまいました。

その後、たまたま幸運にも、
現在受講している
オンライン・ギタースクールに出会い、
自分の過ちに気づくことができたのですが、

この悪癖を直すのに、
1年近くかかってしまいました。

5年かけて悪い癖をつけた訳です。

しかも、せっかく買った
アンプもエフェクターも
全く使わないという始末。

現在は、中古購入(12,800円)した
ZOOM G3Xをで買い、
音作りとまではいきませんが、
各社・各機種をモデルにした
サウンドの違いを楽しんでいます。

やっぱり、初めてエレキギターを買うならマルチエフェクターもセットで買うべし!

いかがでしたでしょうか?

初めてエレキギターを買うとき、
マルチエフェクターを
一緒に買わないと、
どういうことになってしまうのか?
お分かりいただけたでしょうか?

あなたに私のような
苦い経験をして欲しくありませんので、

もう一度言います。

マルチエフェクターを一緒買わないと、

・ギターが下手になります!
・あなたの大切な時間が無駄になります!
・(エレキならではの)音作りが楽しめません!

最後まで読んでくださって
本当にありがとうございます。

この記事が皆様にとって何らかのプラスになることを願っています。

ではまた。

ぼぶ太朗のサポートをお願いします。 ぼぶ太朗は、ぼぶ太朗の活動を通して、皆様がより幸せになってもらえるよう、 いただいたサポートを、ぼぶ太朗の活動や研鑽のために使わせていただきます。