大隈講堂企画「ジブンエディット」ライナーノーツ

いつ始まったのかわからないまま終ったGW。翌日は大隈講堂でイベントやります。

「ジブンエディット」


富士川哲也さん(週間少年マガジン編集部)
平野遼太さん(モーニング編集部)
下山隆さん(グラフィックデザイナー)

このお三方をお呼びして、「編集」について考えます。
そして、人の才能を発掘する漫画編集や、形を光らすグラフィック編集の概念を、僕たちの人生に敷衍できないか?というかなりアクロバティックな試みです。
(もちろん、普通の漫画やデザインの話もします)

このイベントは僕の同期が発案者なのですが、企画内容は複数人で作り上げました。

「漫画にまつわるイベントをやりたい」ということを叩き台にあげ、3時間ほどアイデアを出しあって完成しました。

この複数人で「企画を作る」というのはなかなか新鮮でした。一人のアイデアを複数人で補完しあって膨らませてく、というのはやはり一人でパソコンをカタカタしながら作るより頭がグルグルと回ります。
全員の脳内で「新宝島」が流れてたのは言うまでもありません。(※来ていただくのはマガジン編集部)

まさに作家性の強い「ジャンプ」方式ではなく、チームで作る「マガジン」方式で出来た企画なのでマガジン編集部さんに来ていただけてありがたかったです。

今や「ストレンジャー・シングス」も3人で脚本を書き、ブルーノ・マーズの曲も6人体制で作る時代。これからはこの方式でガンガン製作するのもありかなぁと思いました。


さて、今回企画を考える上で重要になったのは、いかに「ただ漫画に関わる人がただ漫画の話をする」だけに留まらないか、ということです。

ぶっちゃけますと、学生主体のイベントは「ただ有名人を呼んだだけ」みたいなことに陥りがちですし、会場規模や活動規模が大きくなればなるほどそのような企画が多いです。

もちろん、その方が効率も手間もないしゲスト側もただ自分の宣伝をするだけで喜んでもらえるから超ハッピーです。
でもそれはただ大人にいいように使われて、自己承認欲求を満たすだけ、みたいなことになります。

端的に言って何も生まないですよね。

「ジブンエディット」は、そんな「何も生まない」イベントと対極に位置します。
自分たちも考え、ゲストのかたにも考えていただき、観客も考える。

その結果、ゲストのかたも観客のかたも自分たちも「あってよかった」と思えるイベントでありたいなぁと思います。

明日16時半から大隈講堂にて、無料です。
90分費やした以上の楽しみと発見があるので、ぜひ。
下から予約もできます。

https://jibun-edit.peatix.com/

ちなみに開演前BGM、バチバチにかっこいいのでそちらも注目を。

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