※個人の感想です

どうもBobです。

4/7(日)に行われました愛媛FC 対 ファジアーノ岡山の試合をニンジニアスタジアムで観戦してきたのですが、この試合後、前野選手とゴール裏で以下のようなやり取りがありました。

これに対し、X上では様々な意見が出ており、僕も色々と考えて、その時々で投稿をしてきましたが、今(4/12現在)の考えを改めてまとめてみたいと思います。

大前提として

・今シーズン2試合目の観戦
・DAZN未視聴
・当日はホーム自由席(ゴール裏)バックスタンド側で着席観戦
・キックオフ1時間前着
上記のような状態でしたので、サポーター団体とは何の関係もないどころか、所謂「いつもの2,000人」にも含まれないようなライト層、というのが僕の現在地です。

90分の感想

2対2というスコアで終わった試合ですが、端的に言って、とても満足度の高い試合でした。
退場者を出してATで追いつかれるという、愛媛側からすると悔しい結果とはなりましたが、美しいゴール、激しいゴール前の攻防、ストレスのないジャッジ、熱のあるスタンド、どれをとってもプロの試合として相応しい内容だったと思います。
クラブ、チーム、サポーター、それぞれを色んな目線で観察していましたが、総じてよく頑張ってるな!というのが感想です。
※ここのよく頑張ってるな!と感じた理由は長くなるので、今回は端折ります

試合後~冒頭にある問題のシーン

そして、試合後の問題のシーンへと続くわけですが、選手がゴール裏へ向かって歩いていく中、「ゴール裏はどういう反応をするのだろう?」が僕と隣で一緒に見ていた観戦者の興味の的でしたが、まさかの・・・

!!!前野ブチギレ!!!

いや、これは完全に想定外です。
上記のように、みんなよく頑張っているなと感じた試合だったので、本当に理由が分かりませんでした。
僕の座席からでは、きっかけはよく分からないが前野選手が怒っている、という風にしか見えなかった。
なので、ここの部分に関しては、もう少しフォローが欲しいよな・・・と帰宅後に思ってましたが、クラブからの迅速な神対応で、愛媛FC公式YouTubeで試合後のゴール裏でのやり取りの公開、続いて前野選手本人が想いを語る後日談の公開がありました。

公式YouTube視聴後

前野選手の意見は、
・ゴール裏の応援(声)は届いている
・メインやバックでの応援(旗振りなど)も力になっている
・ゴール裏への挨拶時の反応が静かだったのが許せなかった
要約すると、こういうことかなと思います。

上2つについては、僕も岡山戦を現地で観戦し、総じてよく頑張っていると感じたように、実際に今のスタジアムの雰囲気はとても良いです。
岡山と比べて・・・という意見もあるとは思いますが、他と比較するのではなく、愛媛のことだけを考えると以前よりも良くなっています。
だから、無理にゴール裏へ集まって応援しないといけない、なんてことはなくて、各々が各々のスタイルで自分の「好き」を表現し、スタジアム全体からピッチを包みこむような「愛」でサポートできたらいいんじゃないでしょうか。

問題は、下の1つ。
ゴール裏の反応が静かだったこと。
後日談のYouTubeを視聴後、X上で「お前のせいやないか」とコールリーダーへはツッコミましたが、確かにあの場面で何か積極的なアクションが欲しかったな、とは思います。
ただ、判断の難しい試合内容、試合展開ではありましたし、必死に最後まで応援してたので余力がなかった、なんてことも理由の1つにあるのかもしれません。
でも、それ以上にどういった反応をとるか判断するのを邪魔する、大きな原因があるんじゃないかと思っています。


目標

年明けに突然投げ込まれた感のある「J2優勝」という目標。

昨年は「J3優勝」という目標へ向かって、みんなが一丸となれていました。
ですが、今年はこの突然目の前に現れた「J2優勝」という目標に対する理解や捉え方が、サポーターを含めた愛媛FCという大きな枠の中で、1番乖離してしまっていると感じます。
特にゴール裏では完全に消化不良なんじゃないでしょうか。
その証拠に、一丸となれていた昨シーズンにはずっとゴール裏で掲示されていたような「優勝」を願うようなメッセージはありません。
ただ「J2優勝」という言葉だけが、頭の中でぷかぷか浮かんだまま、時々ちらっと顔を覗かせる、とても厄介な枷になっているような印象です。

何故か?

我々は、2015年に夢を見た。
2016年に夢を追った。
そして、泥沼にはまった・・・

なんとか好転させようと必死にもがくも、全く抜け出せる気のしない泥沼。
「J1昇格」という夢を追った果ての長く辛いシーズンの連続。
この傷は深く、そして塞がってからは、まだ日が浅いのです。
現状で、もう1度夢を見ようというのは、少々酷なことなのかもしれません。

その一方で

この泥沼からJ3優勝という結果で我々を救ってくれた選手達。
多くの選手が今シーズンも愛媛の選手として戦い、ここまで「J2優勝」という目標設定すら間違ってないんじゃないかと思わせてくれるほどの輝きをピッチ上で放っています。
彼らの大半は、我々と同じ痛みを共有していない若い選手達です。
純粋なサポーター感情なら、彼らと優勝を目指して戦いたいと思うはず、きっと昨年のJ3優勝からハマったサポーターなんかは、疑うことなくJ2優勝を目指していると思います。
昔の我々がそうだったように。

答え

つまりゴール裏は、「過去に見てきたもの」と「今見てるもの」の狭間で揺れているのではないでしょうか。
だからこそ、岡山戦での試合後の対応に迷った。
迷いがあるからこそ、対応が遅れた。
以上が、1週間考え抜いた僕の感想です。

過去~今~未来

それでは、YouTubeで前野選手が語っていた「良い景色」を見るために、その昔、我々が河原チャントに願いを込めた「まだ見ぬ世界へ」たどり着くために、クラブ、チーム、サポーターに何ができるのか。
多くのサポーターは、試合直後から色々と考えてました。
目に見える大きな変化はないかもしれませんが、確実にみんなのマインドは変化したと思います。
選手は、「J2優勝」という目標に対して、クラブやサポーターの立ち位置よりも少し先を走り、タフにJ2リーグを戦っています。
では、クラブは?
僕が岡山戦でクラブに対して、よく頑張っていると感じたのは、僕自身が「J2優勝」という目標を共有できていないからに他なりません。
あくまで「J2優勝」が目標だと言うのなら、まだまだ足りていないことだらけでしょう。
そんな現状で、今年の初めに「J2優勝」という目標を掲げたクラブ、改めて何をどう考えての目標設定なのか、悩めるサポーターの気持ちにもう少し寄り添って、ピッチで輝く選手の頑張りに報いるような、そんな言葉が必要なのではないでしょうか。
昨年一丸となって達成できたJ3優勝、その時よりも少しお互いの距離が離れたように感じる今こそ、何か発信して頂けないでしょうか。
もしも名指しで問わせて頂けるなら、敢えてこう問いたい、

『村上茉利江さん、今年の目標はJ2優勝なんですか?』

最後に前野選手へ

久しぶりにピッチで躍動する姿を生で見れて嬉しかったです。
試合後の叫びも含めて、前野貴徳ここに在り!と思わせてくれる存在感でした。
おかげさまで、必死に頭を働かせて、愛媛FCについて考えることができました。
ここまで書いたことは全くの見当違いかもしれませんが、前野選手がみんなに考えるきっかけを与えてくれたことは間違いないでしょう。
ありがとう!
そして、これからもよろしく!

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