「出目の印象」の落とし穴~1-3-2の妙味ロジック~
「スジ」という曖昧な概念を覚えたのはいつのことだったでしょうか。
あなたは「競艇はインが強い」ということを最初に覚え、しかしインが負けるときの展開を的中させたくなり、いろいろな決め手を知っていったことと思います。差しの2-1、捲り差しの3-14、捲りの4-56……。
しかしながら、そうしたスジではない出目はいつも高配当で、そのたびに悔しい思いをしたことも多いでしょう。差したのに消えるイン、捲り差しなのになぜか残っている2コース、ずっぽし捲ったのに4-3-5……。
競艇の展開は、スジに単純化されるほど甘くはなく、またスジには「常に過剰人気」という心理的な欠点があります。
かといって、スジをまったく無視するのも不合理です。出やすい(と思われている)からスジなわけで、当然そういう決着が多いのも事実です。でなければ、そもそもこれほど浸透するわけがないです。
真に冷静な予想とは、人の心理的な過剰人気を的確に見抜き、印象論にとどまらない精緻なロジックで構築し、正しいと思える判断を積み重ねていくことです。
あなたは1-3-2を「スジじゃないから」「何か2コースは殺されそうだから」「出目的に居心地悪いから」という理由で切っていませんか?
3コースが捲り差しなら1=3-456と、機械的に買い目を決めていませんか?
その誤解と怠慢を、膨大な統計と実際のレースロジックにて覆し、真に冷静な予想を構築するための手解きとすべく、本論を書くに至りました。
まずは、もしかしたらあなたの予想を根本からひっくり返すかもしれない、衝撃のデータからお見せします。
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